こんにちは、ブクログ編集部です。
12月16日公開映画の二作、「8年越しの花嫁 奇跡の実話」「彼女が目覚めるその日まで」はどちらも原因不明の病に苦しむ女性がヒロイン。その彼氏や家族の愛情によって、ヒロインが回復へと向かっていく感動の物語。
奇しくも、この両作は実話を元にしているだけでなく、両ヒロインともに難病「抗NMDA受容体抗体脳炎」にかかった女性なのです。
今回の「ブクログ通信」ではこの2作品をご紹介!映画を観るまえに、原作のストーリーと一緒に目を通してみてはいかがでしょうか?
12月16日公開 中原尚志さん・麻衣さん原作 映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」
婚約した尚志・麻衣のカップル。しかし麻衣は原因不明の病で昏睡状態に。入院を続ける麻衣のもとに、毎日通う尚志。時が経ち、麻衣は少しずつ意識を取り戻す。しかし、彼女は婚約者の記憶を失ってしまっていた─。
キャスト:佐藤健、土屋太鳳、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり
監督:瀬々敬久
原作『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』(主婦の友社)
この原作を書いた中原尚志さん・麻衣さんは、「抗NMDA受容体抗体脳炎」による困難を乗り越え、結婚に至ります。実話特別映像、ぜひご覧ください。
ノベライズ版も発売されています。
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映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」公式ページ
映画「8年越しの花嫁 奇跡の実話」Twitter
12月16日公開 スザンナ・キャハラン原作 映画「彼女が目覚めるその日まで」
ニューヨーク・ポスト紙で働くスザンナは、プライベートでもミュージシャンのスティーブンと交際を始め、充実した日常を送っていた。しかし突如として物忘れ、幻覚、幻聴の症状に悩まされる。そして全身が痙攣する発作を起こし入院。原因がわからず、医者から精神的な病が疑われる。しかし周囲の人間はあきらめず、別の理由を疑い始める─。実話をもとにした感動のドラマ。
キャスト:クロエ・グレース、トーマス・マン、リチャード・アーミテージ、、ジェニー・スレイト、 キャリー=アン・モス
監督:ジェラルド・バレット
原作『脳に棲む魔物』(KADOKAWA)
原作タイトルは映画と異なっています。内容も、著者スザンナ・キャハランさんによる、周囲の証言を集めるかたちで編まれたノンフィクション作。映画とは異なる面持ちの原作ですが、一読すれば、映画「彼女が目覚めるその日まで」を裏側から理解することができることでしょう。ブクログユーザーからも多くのコメントが寄せられています。
一気に読めるミステリーを超えた一冊。これがフィクションではないということも驚きだが、この病を乗り越えた彼女が偶然にも物書きであり、のちに情報を集めて本書にまとめられたことは奇跡のようなものだ。既存のミステリーに飽きた人にぜひおすすめしたい。
著者スザンナ・キャハランさんは、大学時代からニューヨーク・ポスト紙で記者として勤めており、病魔に打ち勝ち、職場に復帰しました。闘病記事「記憶から抜け落ちた謎と錯乱の一カ月」を書いて話題となり、シルリアン優秀賞を受賞。この記事をベースに執筆したのが『脳に棲む魔物』でした。いまは記者を続ける一方で、自らの病「抗NMDA受容体抗体脳炎」を広める活動を行っています。そして当時そばで寄りそってくれたパートナーと結婚したことも伝えられました。
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今回、くしくも同じ病を主題にした二つの映画が同時公開されました。この二つの映画を見比べるのいいかもしれませんね。
そして統合失調症と間違われやすい症状の「抗NMDA受容体抗体脳炎」という難病が一般に広まって、苦しむ人がひとりでも少なくなることを願います。
くわしくはブクログの「映画の原作本棚」にてごらんいただけますので、興味があるかたはぜひ登録してみてくださいね。
参考ページ
dmenu映画「共通点だらけ!『8年越しの花嫁』とそっくりなハリウッド映画まさかの同日公開!」