こんにちは、ブクログ通信です。
6月1日、「羽生選手に国民栄誉賞決定」(日本経済新聞)と報じられ、7月2日、首相官邸で表彰式が開かれました(「フィギュア変えた勝負師 羽生選手に国民栄誉賞」(日本経済新聞))。受賞理由は「世界の歴史に残る快挙を成し遂げ、多くの国民に夢と感動を、社会に明るい希望と勇気を与えた」こと。フィギュアファンのみならず、日本全体から注目を集めています。
2018年3月1日、羽生結弦さんインタビュー集『夢を生きる』が発売されていました。

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『夢を生きる』のインタビューは、韓国・平昌冬季五輪のフィギュアスケート男子における五輪2連覇の経緯を辿りなおすことができる一冊となっています。今回、そこから羽生さんの来歴を追ってみましょう。
(2018年7月3日最終更新)
2015年から2018年、来歴を振り返るインタビュー集
『夢を生きる』に収録されているインタビューの大部分は雑誌『Ice Jewels』に掲載されたもので、散逸しがちな雑誌インタビューがまとまったものとして非常に価値があります。

収録されているのは2015~2018年のインタビュー。ソチのフィギュアスケート競技・男子シングルで世界の頂点に立ってからも、さらなる最高の演技を模索する期間でした。裏側ではアクシデントや不調もあり、心技体のコントロールも試みています。その軌跡が、何より本人によって語りおろされているのが本書の大きな特徴です。とりわけ平昌五輪への思いを述べるインタビューは、この五輪が終わった今、読む人に大きな感動を与えてくれるものになっています。
なお、単行本オリジナルの最新コンテンツも収録されており、初公開写真、直筆でのメッセージ、そして試合中からオフショットのカラー写真も多数掲載されています。これまでの衣装をまとめたページもあり、インタビューとあわせて読めば感慨もひとしおです。
まだ購入していないファンの方は、ぜひとも書店にお急ぎくださいね。そして「サンデー毎日」臨時増刊号の『羽生結弦 国民栄誉賞への軌跡』も発売されており、未収録ショットが入っていることでファンの間で話題になっています。

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