ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回、アンジェラ・ダックワース著/神崎朗子訳『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』につづき、人工知能、仮想現実、拡張現実、ロボット、ブロックチェーン、IoT、シンギュラリティ―これから30年の間に私たちの生活に破壊的変化をもたらすテクノロジーはすべて、12の不可避な潮流から読み解ける!ケヴィン・ケリー著/ 服部桂訳『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。
そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?
2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。
ブクログ大賞ビジネス書部門ノミネート作品 ケヴィン・ケリー著/服部桂訳『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』
ブクログの登録者数:985人 ★3.93
内容紹介
AIは電気のように日常を流れ、VRは現在のスマートフォンのような存在となる─『テクニウム』で、テクノロジー進化の普遍的原理を鮮やかに描き出した著者が、今後30年間でわたしたちが向かう未来を読み解く。
\ おすすめのレビュー!/
30年前と比較してコンピュータやインターネットは飛躍的な進歩を遂げている。30年前を思い起こせば、老若男女が電車の中でスマホをいじっている姿はとても想像できなかった。電車の中の風景だけを言えば、30年前の人々にとって現在は、明らかに未来の風景だと言える。
しかし、著者のケヴィン・ケリー氏はまだ始まりに過ぎないという。これからの30年で起きることは12の”不可避”な潮流から読み解けると説いている。
テクノロジーの進化に伴う負の側面には触れておらず、明るい未来像だけに誘導されてはいるが、既に起こっている未来として現在を見直すための良書と言える。
40年前にアラン・ケイ氏が描いていた未来通りになっていることを思えば、これらの30年でシンギュラリティは来るであろうし、ビットの世界へ我々が取り込まれていくのは進化の方向として正しいとさえ思える。
本書をベースに様々な議論が起こるであろう。楽しみだ。
次回は久賀谷亮さん
『世界のエリートがやっている 最高の休息法――「脳科学×瞑想」で集中力が高まる』をご紹介します!お楽しみに!