先月・6月のジューンブライドに合わせて、「結婚するあの人に贈りたい本」を、Twitter上でみなさんから大募集したところ、想いのこもった本がたくさん集まりました。
ご協力くださったみなさん、本当にありがとうございます!
いったいどんな本が集まったのでしょうか…?
みなさんのコメントとともにご紹介いたします!
佐野洋子『100万回生きたねこ』
100万回生まれ変わるたびに、新しい飼い主のもとで死んでゆくねこ。でもある時野良猫となったねこは白いねこと出会って…。本当の愛とはと考えさせられる絵本です。
月並みですが私の世代はこの絵本を贈っています。 pic.twitter.com/v3gKdqYmF6
— もこ (@moco__823) 2017年6月24日
大切な人が出来たことにより愛を知り愛を注ぐ。とても愛に満ちあふれているところが好きです。
不謹慎ですが、主人公のねこが市川海老蔵氏に似てると思ってました。ヤンチャで破天荒な男が素敵な女性に出会い、家族を愛し愛され立派な男性になった姿!結婚って素敵だなと思わせてくれる一冊です。— もこ (@moco__823) 2017年6月27日
上橋菜穂子『獣の奏者 外伝 刹那』
『獣の奏者』シリーズの外伝である本作。政治的な運命を背負ったエリンは、一人の女性として、母親として、どう生きていたのか。時間の経過や環境の変化によって、立ち向かうべきものが変わり、もがき、いつくしみながら生きる様を描いた本作は、結婚という節目に立った女性の心に寄り添い励ます一冊となりそうです。
Presents/角田光代
獣の奏者 外伝 刹那/上橋菜穂子#結婚する君に贈る本— たがみー (@thirstysoul575) 2017年6月22日
ガース・ウイリアムズ『しろいうさぎとくろいうさぎ』
仲良しのしろいうさぎとくろいうさぎ。ある時、悲しそうな顔で考え込んでいるくろいうさぎを心配して、しろいうさぎが尋ねると…。しろいうさぎとずっと一緒にいたいというくろいうさぎの願いは叶うのでしょうか。『The Rabbits’ Wedding』という原題も、結婚する人に贈るプレゼントにはぴったりですね。
結婚ってこういうことだよなぁ…とシンプルに感じさせてくれる絵本。
結婚前の気持ちを思い出させてくれる。
ガース・ウイリアムズ『しろいうさぎとくろいうさぎ』#結婚する君に贈る本 pic.twitter.com/FeurdtKZRu— lmc (@muguet_165) 2017年6月26日
「しろいうさぎとくろいうさぎ」
大好きな絵本です。私自身が結婚する時に友人からプレゼントされた一冊でもあります。 pic.twitter.com/YykOyZFT7C
— もこ (@moco__823) 2017年6月26日
幸田文『台所のおと』
音を通して浮かび上がる、長年連れ添った一対の夫婦の姿。年月を重ねるにつれて、味わいの深まる結婚。幸田さんの、凛としてリズムのある文体に、夫婦でケンカしたあとのささくれだった気持ちも、読後には穏やかになっているのかもしれません。
幸田文『台所のおと』。特に「祝辞」かな #結婚する君に贈る本
— わをん (@shiga_you) 2017年6月20日
結婚する君に、一番に言いたいのは、「おめでとう」。
でも、贈りたいのはこの本です。
多分、手に取ってもらえるのは、結婚生活が少し落ち着いた頃。
ぼんやりすることや、悩みの種が、少し増えてくる頃だと思うのです。
そんな時、誰の日常にも訪れ得る夫婦生活の陰の部分が書かれたこの本は、→— わをん (@shiga_you) 2017年6月27日
→「夫婦とは何か」をつかむきっかけになるはずです。
幸せに水を差したくないけれど、長く連れ添ってほしいからこそ、知っていてほしいこと。
その時には直接話せなくても、気が向いた時に開いてもらえる「本」だからこそ伝えられるのではないかと思い、おすすめさせていただきました。— わをん (@shiga_you) 2017年6月27日
角田光代『Presents』
プレゼントを贈られたときの記憶はちょっとせつない。「名前」「初キス」「ウェディングヴェール」など、大切な人との記憶が綴られる、愛にあふれた12編です。
Presents/角田光代
獣の奏者 外伝 刹那/上橋菜穂子#結婚する君に贈る本— たがみー (@thirstysoul575) 2017年6月22日
奥田英朗『我が家のヒミツ』
どこにでもいる普通の家族のもとに訪れる、かけがえのない時間。「普通」って全然つまらないことじゃない。特別なことはなくても、ささやかでいとおしい瞬間に満ちた作品です。
奥田英朗さんの「我が家のヒミツ」。心の暖まる家族の物語を著した連作小説。将来、こんな家庭を作ってほしい。#結婚する君に贈る本
— miura1202 (@miura1202) 2017年6月25日
ジョン・グレイ『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』
男と女は違う星からやってきた…?男女の考え方の違いを知れば、もっともっと2人は仲良くなれるはずです。共同生活を始めたばかりの2人だけでなく、どうしてもケンカしちゃう…と悩む2人にもぴったりの一冊。
「ベスト・パートナーになるために」#結婚する君に贈る本
— */HRYK (@HRYKtbyk) 2017年6月23日
男性と女性がパートナーとしてより深く愛し合う為にはどうしたら良いのか、ということについて書かれた実用的な本です。相手の気持ちを理解し思い遣るコツが沢山載っているのがオススメのポイントです。
— */HRYK (@HRYKtbyk) 2017年6月27日
小説家の「ムコさん」と、生き物の声が聞こえる「ツマ」の物語。 西加奈子『きいろいゾウ』
ある夏の日、小説家の「ムコさん」と、生き物の声が聞こえる「ツマ」は、都会を離れ、2人で田舎暮らしを始める。その年の冬、ある出来事をきっかけに、ムコはツマを残して東京へ向かう。穏やかに見えていた2人の関係は、実際はどんなものだったのか?本当の愛を見つける物語です。
西加奈子「きいろいゾウ」
— ナツメ (@kafspri) 2017年6月22日
こんばんは。希望に満ちた作品なので、これから結婚される方に、夢を持ってほしいと思い、選ばせていただきました。
— ナツメ (@kafspri) 2017年6月27日
入江久江『結婚一年生』
今さら人には聞けないけど、知っておきたいことがこの一冊にぎゅぎゅっと凝縮…!お金、健康、マナー、家事などがマンガで学べる、新婚生活の教科書です。
『結婚一年生』(入江久江) -結婚したとき、書店で長時間悩んだ結果こちらを購入。ひとり親家庭で結婚生活についてほとんど知識のない私にとっていまでも大事なサポーターです。 https://t.co/7ZG3wMxBer #結婚する君に贈る本
— かせが すい (@kyoukarahatebu) 2017年6月23日
セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上がる2人の心。 江國香織『きらきらひかる』
10日前に結婚した笑子と睦月。お互いのすべてを許しあって結婚したはずだった。セックスレスで、奇妙な夫婦関係だけど、相手のことが大切で、だけどうまくいかなくて…。純度100%の恋愛小説です。
#結婚する君に贈る本
「きらきらひかる」江國香織— 雛川 聡 (@hinakawa3104) 2017年6月22日
この作品はアル中女性とゲイの男性が結婚をするのですが、家庭のカタチというのは一つではないということを教えてくれたことでしょうか。旦那さんの恋人の男の人と奥さんが仲良くしている描写を観ると世間一般からは、叩かれるのでしょうけど僕はこういう結婚も楽しそうだなと思えたところでしょうか。
— 雛川 聡 (@hinakawa3104) 2017年6月27日
おわりに
大切なあの人の結婚。祝う方も祝われる方も、ひとつの節目となる大きな出来事ですね。
言葉にすることがむずかしい気持ちを本に託して贈ることで、よりいっそう関係が深まるかもしれません。贈られた本は、お互いにとって大切な一冊になりそうですね。
第二弾もありますので、どうぞお楽しみに!
もっともっとおすすめの本を見たい!という方はモーメントに、みなさんのツイートをまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください!