ブクログ大賞人文書部門ノミネート作品をご紹介! 加藤陽子『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』

ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回は千葉雅也さん『勉強の哲学 来たるべきバカのために』をご紹介しました。お次は、紀伊國屋じんぶん大賞2017受賞作、加藤陽子さんの『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。

そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?

2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。

ブクログ大賞人文書部門ノミネート作品 加藤陽子さん『戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗』


ブクログの登録者数:417人 ★4.41評価

内容紹介

かつて日本は世界から「どちらを選ぶか」と三度、問われた。より良き道を選べなかったのはなぜか。多角的な史料から日本の近現代史を読み解き、現代に生きるわたしたちが選択をする上で大きなヒントになりうる一冊。

\ おすすめのレビュー!/

『それでも日本人は「戦争」を選んだ』が良かったのでこれも手に取った。
満州事変・三国同盟・日米交渉決裂、それぞれの選択の過程でなにがあったのか、別な選択はあり得なかったのかなど資料に当たりながら進める講義は歴史を真摯に見る姿勢を学ぶことが出来る。
謀略史観を撒き散らかしてきた人が保守の重鎮と言われてしまう日本の現状に警告を発する書。多くの人に読んでいただきたい。
それにしても、講義に参加している中高生のレベルの高さには驚くとともに、日本の未来は暗くはないかもしれないと思えてくる。

nakahisashiさんのレビュー

みなさんのレビューを見る!

ブクログ大賞人文書部門に投票!

次回は中野信子さんの『サイコパス』をご紹介いたします。どうかお楽しみに!