ブクログ大賞が始まりました!
みなさんの投票で決まるブクログ大賞ですが、「ノミネートされている作品、読んだことないし投票しづらいなあ」と思われている方がいらっしゃるかもしれません。
前回、新海誠『小説 君の名は。』に続き、本屋大賞、直木賞にもノミネートされた森見登美彦『夜行』をご紹介します!ぜひ内容紹介とユーザーレビューなどを見て参考にしてください。
そもそも、ブクログ大賞のノミネート作品って、どうやって選んでいるの?
2016年5月1日から2017年4月30日の期間に発売された日本語刊行書籍の中から、ブクログでの登録数・評価数をもとに各部門のノミネート作品を選出しています。
ブクログ大賞小説部門ノミネート作品 森見登美彦『夜行』
ブクログの登録者数:2291人 ★3.47
内容紹介
僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。
私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」
\ おすすめのレビュー!/
永遠の夜と一度きりの朝、を描いた作品。
最終章にたどり着くまでに語られる夜の世界は、不気味で恐ろしくて、かつ作品の全貌が見えないことから、不安感を煽られた。
そこから朝が語られることで、ようやく腑に落ちて、それまでの恐怖心も和らいでいった。それにしても、他の森見さんの作品とはまた違った雰囲気があって、新鮮で楽しかった。
次回は森絵都『みかづき』をご紹介します!お楽しみに!