こんにちは、ブクログ編集部です。
『地図と拳』で第168回「直木賞」を受賞。ブクログ内でも注目の作家・小川哲さんの最新刊『君が手にするはずだった黄金について』が、新潮社HPにて試し読み公開中です!
読み始めたら止まらない本作を、ぜひチェックしてみてくださいね。
小川哲『君が手にするはずだった黄金について』
才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは、「承認欲求のなれの果て」
著者自身を彷彿とさせる「僕」が、承認欲求に囚われた人々と遭遇する連作短編集。
青山の占い師や、80億円を動かす金融トレーダー。彼らはどこまで嘘をついているのか?いや、嘘を物語にする「僕」は、彼らと一体何が違うというのか?
認められたくて必死だったあいつを、お前は笑えるの?
大注目の直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々を描き切る。
著者紹介
著者:小川哲(おがわ・さとし)さんについて
1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2015年、「ユートロニカのこちら側」で第3回ハヤカワSFコンテスト大賞を受賞しデビュー。『ゲームの王国』で第31回山本周五郎賞、第38回日本SF大賞を受賞。2023年、『地図と拳』で第168回直木三十五賞を受賞。『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門を受賞。
小川哲さんのコメント
「何者かになりたい」と思って生きてきました。でも、具体的に何になりたいのか、自分でもよくわかっていませんでした。
僕は今、何かになったのでしょうか。それもわかりません。
この小説は、何かになりたかった人々の話であり、そして僕の話でもあります。
そんなちょっぴり恥ずかしい話を、楽しんでいただければ幸いです。
おわりに
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!ぜひ、下記からチェックしてみてくださいね。