こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログユーザーさんにおすすめしたい出版社別の作品紹介第16弾!
今回は、多分野にわたる出版活動をし、趣深い作品を輩出する「河出書房新社」さんの作品選です。
ブクログユーザーさんがまだ目をつけていない作品を揃えましたので、これを機にどしどし本棚登録してみてくださいね。レビュー投稿もお待ちしております!
河出書房新社おすすめ作10選
斜線堂有紀『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』
櫻井とりお『虹いろ図書館 司書のぼくと運命の一年』
待川匙『光のそこで白くねむる』
松田いりの『ハイパーたいくつ』
源孝志『わたしだけのアイリス』
高原英理『愛らしい未来』
若竹千佐子『台所で考えた』
りんたろう『1秒24コマのぼくの人生』
ジーン・シェパード『ワンダ・ヒッキーの最高にステキな思い出の夜』
皆川博子『影を買う店』
1.斜線堂有紀『さよならに取られた傷だらけ 不純文学』(文庫)
斜線堂有紀さんが贈る、不可思議で不条理な掌編小説集。
内容紹介
私と「先輩」はあらゆる世界、あらゆる形で出会い、あらゆる物語になる。
著者:斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆうき)さんについて
2016年、『キネマ探偵カレイドミステリー』で第23回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞してデビュー。楽園とは探偵の不在なり』『恋に至る病』『コールミー・バイ・ノーネーム』ほか著書多数。
2.櫻井とりお『虹いろ図書館 司書のぼくと運命の一年』
運命を切り拓くのは、たくさんの出会いと想い。大人気シリーズ、グランド・フィナーレ!
内容紹介
図書館外への異動が決まった司書の犬上さん。かつてのぼくみたいな子どもを見つけたい、その子がさびしいなら、そばに立っていたい。最後の1年の間、ほのか、スタビンズ、ひな、ゆん、かおりたちに向き合う中、ピッピみたいな研究者・河野さんと再会し……。
著者:櫻井とりお(さくらい・とりお)さんについて
京都市生まれ。放送大学卒。2018年氷室冴子青春文学賞大賞を受賞、19年『虹いろ図書館のへびおとこ』でデビュー。作品に「虹いろ図書館」「図書室の奥」シリーズ、『あたしとひぐっちゃんの探偵日記』など。
3.待川匙『光のそこで白くねむる』
圧倒的異才が放つ、衝撃のデビュー作!
内容紹介
10年ぶりに、坂と崖に囲まれた故郷の田舎町をおとずれた「わたし」。墓地へと続く道を進むと、死んだはずの幼馴染「キイちゃん」の声が語りかけてくる。行方不明の母、蒙昧な神のごとき父、汚言機械と化した祖母……不確かな記憶が流れ込み、平凡な田舎に呪われた異界が立ち上がる。
著者:待川匙(まちかわ・さじ)さんについて
1993年徳島県生まれ。会社員。2024年『光のそこで白くねむる』で第61回「文藝賞」を受賞し、デビューする。
4.松田いりの『ハイパーたいくつ』
リリカル系日常破壊小説、爆誕!
内容紹介
迷惑系給金泥棒として職場で疎まれている「ペンペン」。鬱屈した毎日がついに限界を迎えたとき、壊れた言葉が壊れた風景を呼び起こす——!
著者:松田いりの(まつだ・いりの)さんについて
1991年静岡県生まれ。2024年『ハイパーたいくつ』で第61回「文藝賞」を受賞し、デビューする。
5.源孝志『わたしだけのアイリス』(文庫)
作家・映画監督の著者が贈る、感動の物語。
内容紹介
色覚異常に見舞われた気鋭のカメラマン海咲は、父の死の真相をつかみ、立ち直れるのか?
著者:源孝志(みなもと・たかし)さんについて
1961年生まれ。ホリプロに入社し、映像制作を経てフリーの演出家・脚本家に。主な映画に『東京タワー』『大停電の夜に』、ドラマに『京都人の密かな愉しみ』シリーズ、著作に『星をつかむ料理人』などがある。
6.高原英理『愛らしい未来』
声優の斉藤壮馬さん、作家・歌人の川野芽生さん、推薦!
内容紹介
そのとき、世界中から美しい悲鳴があがるだろう——愛らしいものを逃さない眼を持った「わたし」が出会った黒い人……。「夢の通路」「れいめい」が響き合う傑作作品集!
著者:高原英理(たかはら・えいり)さんについて
1959年生まれ。小説家・文芸評論家。立教大学文学部卒業、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。85年、第1回「幻想文学新人賞」を受賞。96年、第39回「群像新人文学賞」評論部門優秀作を受賞。編纂書に『リテラリーゴシック・イン・ジャパン 文学的ゴシック作品選』『ファイン/ キュート 素敵かわいい作品選』、著書に『 ゴシックスピリット』『少女領域』『高原英理恐怖譚集成』『エイリア綺譚集』『観念結晶大系』『日々のきのこ』ほか多数。
7.若竹千佐子『台所で考えた』
何歳になっても面白い!若竹千佐子さん初のエッセイ集。
内容紹介
身近な人の死、孤独と自由、新しい老い、自分を知る楽しさ、家族の形、ひとりで生きること、みんなで生きること——。書いて考えて辿りついた、台所目線の哲学。
著者:若竹千佐子(わかたけ・ちさこ)さんについて
1954年岩手県遠野市生まれ。岩手大学卒業。2017年『おらおらでひとりいぐも』で第54回「文藝賞」を史上最年長の63歳で受賞しデビュー。翌年、第158回「芥川賞」受賞。
8.りんたろう『1秒24コマのぼくの人生』
世界的に評価の高いアニメーション監督の自伝的漫画!
内容紹介
『銀河鉄道999』『幻魔大戦』ほか、世界的に評価の高いアニメ監督がフランスの出版社で描き下ろした自伝的マンガ、待望の日本語版!
著者:りんたろうさんについて
1941年生まれ。アニメーション監督。日本映画監督協会会員。京都精華大学マンガ学部客員教授。代表作は、『銀河鉄道999』『メトロポリス』など。
9.ジーン・シェパード『ワンダ・ヒッキーの最高にステキな思い出の夜』
ノスタルジアあふれるたユーモア小説の鬼才、本邦初の作品集!
内容紹介
先生への初恋、喧嘩ゴマの決闘、プロムの夜のステキな思い出……。
著者:ジーン・シェパードについて
1921年〜1999年。シカゴ生まれ。作家。
10.皆川博子『影を買う店』
幻想不思議世界観が発揮される至極の短編集、新装版発売!
内容紹介
作家M・Mが常連の喫茶店に通う私が気付いた、この店の密やかな性戯とは?皆川博子さんの真骨頂が堪能できる至極の21編!
著者:皆川博子(みながわ・ひろこ)について
1930年旧朝鮮京城生まれ。72年『海と十字架』でデビュー。73年「アルカディアの夏」で小説現代新人賞受賞。86年『恋紅』で直木賞、90年『薔薇忌』で柴田錬三郎賞、98年『死の泉』で吉川英治文学賞、ほか多数の文学賞を受賞。著書に『聖餐城』『海賊女王』『風配図 WIND ROSE』『天涯図書館』など。
今回は、ブクログがおすすめする作品10選【河出書房新社編】をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね。











