こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログユーザーさんにおすすめしたい出版社別の作品紹介第15弾!
今回は、数多くのベストセラーを手掛けてきた実力派出版社「光文社」さんの作品選です。
ブクログユーザーさんがまだ目をつけていない作品を揃えましたので、これを機にどしどし本棚登録してみてくださいね。レビュー投稿もお待ちしております!
光文社おすすめ作10選
松嶋智左『ブラックキャット』
五十嵐貴久『PIT 特殊心理捜査班・蒼井俊』
片岡翔『その殺人、本格ミステリにさせません。』
浅倉秋成『まず良識をみじん切りにします』
ミヒャエル・エンデ『モモ』
知念実希人『死神と天使の円舞曲』
宇佐美まこと『月の光の届く距離』
町田そのこ『ドヴォルザークに染まるころ』
福田果歩『366日』
chemon.h『頭のネジ』
1.松嶋智左『ブラックキャット』
白と黒の間でもがく、緊迫のサスペンスミステリ!
内容紹介
刑事なのに。正しいことをしたいのに。どうしてこんなことをしているのだろう。追いつめられた女性刑事が重ねる、嘘と罪。残された道は、この事件を解決することだけ。
著者:松嶋智左(まつしま・ちさ)さんについて
大阪府出身。元警察官、女性白バイ隊員。退職後小説を書き始め、2005年に北日本文学賞、06年に織田作之助賞を受賞。17年、『虚の聖域 梓凪子の調査報告書』で「島田荘司選ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞。著書に『三星京香、警察辞めました』「女副署長」シリーズ他。
2.五十嵐貴久『PIT 特殊心理捜査班・蒼井俊』
瞠目の警察小説×サイコスリラー!
内容紹介
車椅子の刑事・蒼井俊が捜査する連続殺人事件。被害者はSNSなどで糾弾されながら司法に裁かれなかった者たちだった。彼らの悪行をなぞらえるかのような異常な死に様に、蒼井は犯人の自己顕示欲を見て取る。そして、残酷な手口にかつて警察組織を裏切った稀代の犯罪者の存在を感じた。その人間こそ、彼の四肢の自由を奪った元凶だった。
著者:五十嵐貴久(いがらし・たかひさ)さんについて
1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回「ホラーサスペンス大賞」を受賞し、2002年にデビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。
3.片岡翔『その殺人、本格ミステリにさせません。』
探偵×館×猟奇殺人!派手で過激な続編、完成!
内容紹介
探偵の音更風゛は、カルト的人気監督・鳳灾子から映画の監修を依頼された。風゛にとっても因縁のある本格ミステリ小説の映画化だ。灾子が起こした事件の顛末や、証言、原作のストーリーから、風゛は灾子が殺人を企てているのではという疑念を捨てきれない。死体発見後に推理する「本格ミステリ」の探偵ではなく、事件前に止められる名探偵になりたいと考える風゛だったが、無情にも殺人計画は動き出していた。
著者:片岡翔(かたおか・しょう)さんについて
1982年北海道生まれ。2014年に映画『1/11 じゅういちぶんのいち』で商業監督デビュー。脚本家として映画『きいろいゾウ』『町田くんの世界』『ノイズ』『線は、僕を描く』、ドラマ『ネメシス』『消しゴムをくれた女子を好きになった。』等に参加する他、小説も執筆。著作に『さよなら、ムッシュ』『あなたの右手は蜂蜜の香り』『ひとでちゃんに殺される』がある。
4.浅倉秋成『まず良識をみじん切りにします』
日々の違和感を増殖、暴走させてたどり着いた前人未到の5編。
内容紹介
「とにかくヘンな小説をお願いします」そんな型破りな依頼に応えるべく、炒めて煮込んで未知の旨味を引き出した傑作集。
著者:浅倉秋成(あさくら・あきなり)さんについて
1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。『教室が、ひとりになるまで』で推理作家協会賞の長編部門と本格ミステリ大賞の候補作に選出。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』『六人の嘘つきな大学生』など。
5.ミヒャエル・エンデ『モモ』(絵本版)
ミヒャエル・エンデの名作刊行50周年を記念して企画された絵本版!
内容紹介
町のはずれ、こわれかけた野外劇場に住んでいるという女の子。最初はあやしいと思われていたものの、たくさんの人たちがモモに会いにきました。それはモモが人の話を聞くことが得意だったからです。モモに話を聞いてもらうと、自分のしたいことがはっきりとわかったり、間違いに気づいたりします。やがて鳴かなくなったカナリアや、雨や風までがモモに話をし——。
著者:ミヒャエル・エンデについて
1929年〜1995年。ドイツの児童文学作家。父はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデ。1973年に代表作『モモ』を発表し、後世に残る不朽の名作として語り継がれる。日本と関わりが深く、1989年に『はてしない物語』の翻訳者佐藤真理子と結婚する。
6.知念実希人『死神と天使の円舞曲』(文庫)
シリーズ最大の謎と感動のラスト。大人気ハートフルミステリー第3弾!
内容紹介
死を前にした人間を「未練」から解き放つため、天から遣わされた死神、クロとレオ。クロが出会った、恋人を喪った青年の未練に向き合ううち、町で頻発する不審火の謎が浮かび上がる。2匹は力を合わせて謎に立ち向かうが、思いがけない強大な敵と向き合うことに。
著者:知念実希人(ちねん・みきと)さんについて
1978年沖縄県生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医師。2011年、第4回「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」を受賞し、12年、同作を改題した『誰がための刃 レゾンデートル』で作家デビューする。代表作に、「天久鷹央」シリーズがある。その他著書に、『ブラッドライン』『優しい死神の飼い方』『機械仕掛けの太陽』『祈りのカルテ』「放課後ミステリクラブ」シリーズ等がある。
7.宇佐美まこと『月の光の届く距離』(文庫)
家族のあり方を問う話題の長編ミステリー。
内容紹介
真面目な女子高生・美優は予期しない妊娠をしてしまう。堕胎するにはすでに遅く、福祉の手によって奥多摩にあるゲストハウス「グリーンゲイブルズ」に預けられる。そこでは明良と華南子という兄妹が、事情を抱えた子供たちの里親となって、高齢の母・類子と暮らしていた。貧困、虐待など厳しい背景を持つ里子たちを育てる彼らにもまた、絶望の淵に立たされた厳しい過去があった。
著者:宇佐美まこと(うさみ・まこと)さんについて
1957年愛媛県生まれ。2007年、『るんびにの子供』でデビュー。2017年に『愚者の毒』で第70回「日本推理作家協会賞」〈長編及び連作短編集部門〉を受賞。2020年、『ボニン浄土』で第23回「大藪春彦賞」候補に、『展望塔のラプンツェル』で第33回「山本周五郎賞」候補に選ばれる。2021年『黒鳥の湖』がWOWOWでテレビドラマ化。著書には他に『熟れた月』『骨を弔う』『羊は安らかに草を食み』『子供は怖い夢を見る』『月の光の届く距離』『夢伝い』『ドラゴンズ・タン』などがある。
8.町田そのこ『ドヴォルザークに染まるころ』
小さな町で、それぞれの人生を懸命に生きる女性たちを描いた感動作。
内容紹介
廃校が決まった柳垣小学校で最後の秋祭りが行われる。あの日、担任の先生と町の外からやってきた絵描きの男の姿を見てしまった類と玄。息子の母親会で祭りの準備をしていた類は、人気作家になった玄と再会するが——(『ドヴォルザークの檻より』)。
著者:町田そのこ(まちだ・そのこ)さんについて
1980年生まれ。福岡県在住。『カメルーンの青い魚』で、第15回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞。2017年に同作を含む『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』でデビュー。他の著作に「コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店―」シリーズ、『うつくしが丘の不幸の家』などがある。
9.福田果歩『366日』
赤楚衛二さん、上白石萌歌さん出演の映画「366日」の脚本家・福田果歩さんの書下ろし小説!
内容紹介
沖縄の高校で出会った美海と湊。母を失い絶望している湊を元気付けたのは、美海の笑顔だった。やがて恋に落ち、時を重ね、こんな日々がずっと続けばというふたりの願いを、一瞬で奪う悪夢が湊を襲う…。あなたは最後を誰と過ごしたいですか?本当の幸せとは何ですか?
著者:福田果歩(ふくだ・かほ)さんについて
1990年東京都生まれ。脚本家。日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。脚本の受賞歴に、「伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2012」(中編の部)審査員奨励賞、「日本大学芸術学部渡辺俊平記念賞」。小説の受賞歴に、第10回「深大寺短編恋愛小説「深大寺恋物語」最優秀賞」、第25回「ゆきのまち幻想文学賞」入選などがある。
10.chemon.h『頭のネジ』
シュールな柴犬のイラストでお馴染み!chemon.h 初のイラスト集!
内容紹介
「胸の奥がずっとチクチクして心地良い。ちょうどいい量の毒を盛られちゃいました。あ、かわいい、それだけでは済まされない何かを探しているあなたへ」。生きてゆく難しさがおかしみに感じられる、ちょっとアイロニカルで核心的なイラスト名言集。描かれる犬や猫、どうぶつたちのどうしようもない愛らしさよ……。
著者:chemon.hさんについて
イラストレーター。主にインスタグラムで作品を発表している。2024年11月に、初のイラスト集『頭のネジ』を刊行する。
今回は、ブクログがおすすめする作品10選【光文社編】をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね。