こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログユーザーさんにおすすめしたい出版社別の作品紹介第13弾!
今回は、パナソニックの松下幸之助さんが創設した出版社「PHP研究所」さんの作品選です。
ブクログユーザーさんがまだ目をつけていない作品を揃えましたので、これを機にどしどし本棚登録してみてくださいね。レビュー投稿もお待ちしております!
PHP研究所おすすめ作10選
泉ゆたか『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』
青山美智子『赤と青とエスキース』
佐野広実『サブ・ウェイ』
鳥谷敬『ミスをしない選手』
ヨシタケシンスケ『しばらくあかちゃんになりますので』
カモシダせぶん『探偵はパシられる』
藤岡陽子『森にあかりが灯るとき』
今尾恵介『地名の魔力 惹きつけ、惑わす、不思議な力』
砂村かいり『マリアージュ・ブラン』
青山美智子『人魚が逃げた』
1.泉ゆたか『蔦屋の息子 耕書堂商売日誌』(文庫)
2025年大河ドラマでも話題の「江戸のメディア王」と青年の熱きお仕事小説!
内容紹介
父を亡くした19歳の勇助は、母と妹を養うため、蔦屋重三郎が営む書店「耕書堂」で奉公することに。勇助を気に入った蔦屋は、勇助をいずれ自分の養子(二代目蔦屋)にすると言い出す。豪快な蔦屋とともに働きながら勇助は、一癖も二癖もある江戸のクリエイターたちに、物語を書いてもらえるよう奔走する。
著者:泉ゆたか(いずみ・ゆたか)さんについて
2016年、『お師匠さま、整いました!』で第11回「小説現代長編新人賞」を受賞し、デビューする。2019年、『髪結百花』で第8回「日本歴史時代作家協会賞」新人賞、第2回「細谷正充賞」を受賞する。
2.青山美智子『赤と青とエスキース』(文庫)
2022年「本屋大賞」第2位!二度読み必至の感動連作短編集。
内容紹介
メルボルンに留学中の女子大生・レイは、現地に住む日系人・ブーと恋に落ちる。彼らは「期間限定の恋人」として付き合い始めるが……(『金魚とカワセミ』)。額縁工房に勤める空知は、仕事を淡々とこなす毎日に迷いを感じていた。そんな時、「エスキース」というタイトルの絵に出会い……?(『東京タワーとアーツセンター』)。一枚の絵画をめぐる、五つの愛の物語。
著者:青山美智子(あおやま・みちこ)さんについて
1970年愛知県生まれ。横浜市在住。大学卒業後、シドニーの日系新聞社で記者として勤務。2年間のオーストラリア生活ののち帰国し、上京。出版社で雑誌編集者を経て、執筆活動に入る。第28回「パレットノベル大賞」佳作を受賞。デビュー作『木曜日にはココアを』が、第1回「宮崎本大賞」を受賞する。『お探し物は図書室まで』で2021年「本屋大賞」2位に、『赤と青とエスキース』で2022年「本屋大賞」2位に選ばれる。他の著書に、『鎌倉うずまき案内所』『ただいま神様当番』『月曜日の抹茶カフェ』『マイ・プレゼント』(U-ku氏との共著)『月の立つ林で』『リカバリー・カバヒコ』等がある。
3.佐野広実『サブ・ウェイ』
「江戸川乱歩賞」受賞作家が紡ぐ、心震えるヒューマンサスペンス!
内容紹介
地下鉄内での防犯のため試験導入された「地下鉄私服警備員」として働く穂村明美は、二年前に恋人の要一を地下鉄駅構内の暴行事件で亡くし、事件の真相を探るべく警備の職に就いた。明美は、乗客たちの様々な事情に触れてゆく中で、要一の事件の手がかりを掴むが……?
著者:佐野広実(さの・ひろみ)さんについて
1961年横浜生まれ。99年、島村匠名義で第6回「松本清張賞」を受賞。2020年『わたしが消える』で第66回「江戸川乱歩賞」を受賞。22年、同調圧力がテーマの『誰かがこの町で』が大きな話題に。本書は第二次世界大戦中のものと思われる血塗られたシャネルスーツを巡り、祖母が誰にも語らなかった秘密を解く歴史ミステリー。
4.鳥谷敬『ミスをしない選手』(新書)
ミスは「マニュアル」では防げない!鳥谷敬さんが到達したノーエラーの哲学。
内容紹介
ミスをなくすために、元野球選手の著者が取り組んできた考え方や練習法とは!?そして、春季キャンプの臨時コーチを務めている阪神タイガースの守備陣について、現在のプロ野球を彩る名手について語る!
著者:鳥谷敬(とりたに・たかし)さんについて
1981年6月26日生まれ。東京都出身。聖望学園高校、早稲田大学を経て、2003年の自由獲得枠で阪神タイガースに入団。内野手。右投げ左打ち。ベストナイン選出6回、ゴールデングラブ賞選出5回。阪神時代は精神的支柱としてチームに貢献。選手会長、野手キャプテン、チームキャプテンも務めた。2020年、前年シーズンオフに阪神を退団し、千葉ロッテマリーンズ入り。2021年、遊撃手として史上最高齢となる39歳9カ月での開幕スタメン。2021年10月31日、現役引退を表明。現在は野球解説者や野球評論家を務める。
5.ヨシタケシンスケ『しばらくあかちゃんになりますので』(PHPわたしのえほん)
これが本当のあかちゃん絵本!?さぁ、あなたもあかちゃんに!
内容紹介
みーちゃんがママに声をかけても、ママはあかちゃんのお世話でいそがしく、「おねえちゃんだから、ちょっとまってて」と断られました。するとみーちゃんは、自分もあかちゃんになることに決めましたが、あかちゃんはお菓子が食べられないことに気づき、あかちゃんタイムは終わり。みーちゃんがお友達の家に遊びに行くと、あかちゃんのお世話と家事にへとへとになったママが、「よし!きめた!ママもしばらくあかちゃんになるわ!」と言って……。
著者:ヨシタケシンスケさんについて
1973年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了。日常のさりげないひとコマを独特の角度で切り取ったスケッチ集や、児童書の挿絵、装画、イラストエッセイなど、多岐にわたり作品を発表している。『りんごかもしれない』で第6回「MOE絵本屋さん大賞」第1位、第61回「産経児童出版文化賞」美術賞などを受賞。『もう ぬげない』『おしっこちょっぴりもれたろう』で第26回、第29回「けんぶち絵本の里大賞」を受賞。その他著書に、『結局できずじまい』『せまいぞドキドキ』『ころべばいいのに』『ねぐせのしくみ』『りゆうがあります』『あきらがあけてあげるから』等がある。
6.カモシダせぶん『探偵はパシられる』
「パシリ」の知識と経験で謎を解け!書店員芸人の小説家デビュー作!
内容紹介
神奈川県立N高校の番長・丸木のパシリである岡部太朗は、「お使い先」で数々の事件に巻き込まれる。丸木のもとに早く戻らなければならないと、太朗は最速で事件を解決する!?
著者:カモシダせぶんさんについて
1988年神奈川県生まれ。神奈川県立生田高等学校卒業。お笑い芸人。お笑いコンビ「ウルトラトウフ」のメンバー。松竹芸能所属。現役の書店員であり、書店員芸人としてYouTubeで活動している。2024年9月『探偵はパシられる』で、小説家デビューを果たす。
7.藤岡陽子『森にあかりが灯るとき』
彼らが“ここ”で働く理由とは?藤岡陽子さんが贈る、感動長編作。
内容紹介
お笑い芸人の夢に挫折し、特別養護老人ホーム「森あかり」の介護士となった星矢は、初めての夜勤で、利用者の鼻に酸素を投与するチューブが人為的に切断されている場面に遭遇し、さらにその原因が自分であると施設長に疑われてしまう。介護士としての将来に自信を失くした星矢は、ある日、施設で厄介者扱いされている医師・葉山彩子を街で見かけて、意外な場所に連れていかれる。
著者:藤岡陽子(ふじおか・ようこ)さんについて
1971年京都市生まれ。同志社大学文学部卒業後、報知新聞社にスポーツ記者としての勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後に塾講師や法律事務所勤務をしつつ、大阪文学学校に通い、小説を書き始める。この時期、慈恵看護専門学校を卒業し、看護師資格も取得している。2006年『結い言』で第40回「北日本文学賞」選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。看護学校を舞台にした代表作『いつまでも白い羽根』は、2018年にテレビドラマ化された。
8.今尾恵介『地名の魔力 惹きつけ、惑わす、不思議な力』
なぜ人は「地名」に翻弄されるのか!?
内容紹介
「田舎臭い」ので変えられた地名。「墓地前」「蛇」ではアレなので変えられた地名。「マツザカギュウ」の読みにイラっとする松阪市民?消えた東京の地名……。「地名」にまつわる、40の摩訶不思議なエピソードをご紹介!
著者:今尾恵介(いまお・けいすけ)さんについて
1959年横浜市生まれ。地図研究家、エッセイスト、フリーライター。中学生の頃から国土地理院の地形図に親しみ、時刻表を愛読する。音楽出版社勤務を経てフリーライターとして独立、イラストマップ作成や地図・鉄道関連の著作に携わってきた。著書に『日本の地名おもしろ探訪記』『日本地図のたのしみ』『ふしぎ地名巡り』『地名の楽しみ』ほか著書多数。
9.砂村かいり『マリアージュ・ブラン』
“友情結婚”という夫婦の在り方を描いた長編小説。
内容紹介
夫婦として暮らしている31歳の奈穂と尊。恋愛感情はない。手を繋いだこともない。世界でいちばん気の合う大切な友人と結婚したはずの二人だが、少しずつその関係に綻びが生じて——。
著者:砂村かいり(すなむら・かいり)さんについて
2020年、第5回「カクヨムWeb小説コンテスト」恋愛部門“特別賞”で『炭酸水と犬』『アパートたまゆら』の二作同時受賞し、21年にデビューする。
10.青山美智子『人魚が逃げた』
青山美智子さんが踏み出す、新たなる一歩とは?幸福度最高値の傑作小説!
内容紹介
ある3月の週末、SNS上には「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。「王子」と名乗る謎の青年が、銀座の街をさまよいながら、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始める。そんな騒動の裏で、五人の男女が「人生の節目」を迎えていた——。銀座を訪れた五人と「王子」の運命とは。
今回は、ブクログがおすすめする作品10選【PHP研究所編】をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね。