【小学館】ブクログユーザーさん注目のおすすめ作品10選!

こんにちは、ブクログ通信です。

ブクログユーザーさんにおすすめしたい出版社別の作品紹介第2弾!
今回は、年齢、性別、趣味など、読者の性質に合わせて年間数百の書籍を刊行する「小学館」さんの作品選です。

気になる作品がありましたら、ぜひ本棚登録してみてくださいね。レビュー投稿もお待ちしております!

 オフィシャルページはこちらから

小学館おすすめ作10選

古内一絵『鐘を鳴らす子供たち』
比嘉健二『特攻服少女と1825日』
井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿』
夏川草介『始まりの木』
南杏子『ヴァイタル・サイン』
錦見映理子『恋愛の発酵と腐敗について』
キム・ホヨン『不便なコンビニ』
四季大雅『バスタブで暮らす』
内田洋子『サルデーニャの蜜蜂』
こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』

1.古内一絵『鐘を鳴らす子供たち』(文庫)

鐘を鳴らす子供たち (小学館文庫)
古内一絵『鐘を鳴らす子供たち (小学館文庫)
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

ラジオが唯一の娯楽と言えた時代、作り手となった子供たちが見た世界とは。

内容紹介

高度成長期と呼ばれた昭和48年。『鐘の鳴る丘』に出演した当時小学生の良仁に、ある電話が。『鐘の鳴る丘』の脚本家・菊井一夫が逝去し、その葬儀の知らせだった。昭和22年。東京・練馬区の小学校に通う良仁は、親友の祐介と遊びまわる日々を送っていた。そんなある日、良仁と祐介、そして、隣のクラスの実秋を含めた数名が、NHKのラジオ放送劇『鐘の鳴る丘』に出演することになり……。

著者:古内一絵(ふるうち・かずえ)さんについて

1966年、東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。『銀色のマーメイド』で第5回「ポプラ社小説大賞」特別賞を受賞し、2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回「JBBY賞」(文学作品部門)受賞。他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』『鐘を鳴らす子供たち』『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』などがある。

古内一絵さんの作品一覧

2.比嘉健二『特攻服少女と1825日』

特攻服少女と1825日
比嘉健二『特攻服少女と1825日
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

「小学館ノンフィクション大賞」受賞作。辻村深月さん、ラランド・ニシダさんも絶賛!

内容紹介

レディースたちの生々しくもエネルギッシュな発言がちりばめられた本作。彼女たちの言葉や姿に惹きつけられて雑誌『ティーンズロード』を創刊し、雑誌編集者という立場で特攻服少女の背中を追い続けた著者の目線はどこまでも対等であり、そこには「正しい方に導いてやろう」という押しつけがましさもなければ、「不良になる理由は家庭にある」などのレッテル貼りも同情もない。

著者:比嘉健二(ひが・けんじ)さんについて

1956年、東京都足立区出身。1982年にミリオン出版に入社後、『SMスピリッツ』などの編集を経て、『ティーンズロード』『GON!』などを立ち上げる。現在は、編集プロダクション『V1パブリッシング』の代表を務める。『特攻服少女と1825日』で、第29回「小学館ノンフィクション大賞」を受賞する。

比嘉健二さんの作品一覧

3.井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編』

ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編: Brother編
井上真偽『ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編: Brother編
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

Sister編〉との「両面読み」がおすすめ!

内容紹介

「ぎんなみ商店街」近くに住む元太・福太・学太・良太の兄弟。母は早くに亡くなり父は海外赴任中だ。ある日、馴染みの商店に車が突っ込む事故が起きる。運転手は、衝撃で焼き鳥の串が喉に刺さり即死した。事故の目撃者は末っ子で小学生の良太。だが福太と学太は、良太の証言に違和感を覚えた。弟は何かを隠している?

著者:井上真偽(いのうえ・まぎ)さんについて

神奈川県出身。東京大学卒業。『恋と禁忌の述語論理』で第51回「メフィスト賞」を受賞。第2作『その可能性はすでに考えた』は、各評論家諸氏などから大絶賛を受ける。同作は、2016年度第16回「本格ミステリ大賞」候補に選ばれた他、各ミステリ・ランキングを席捲。続編『聖女の毒杯 その可能性はすでに考えた』でも「2017本格ミステリ・ベスト10」第1位を獲得した他、「ミステリが読みたい!2017年版」『このミステリーがすごい!  2017年版』「週刊文春ミステリーベスト10 2016年」にランクイン。さらに2017年度第17回「本格ミステリ大賞」候補と「読者に勧める黄金の本格ミステリー」に選ばれる。また同年「言の葉の子ら」が第70回日本推理作家協会賞短編部門の候補作に。他の著書に『探偵が早すぎる』がある。

井上真偽さんの作品一覧

4.夏川草介『始まりの木』(文庫)

始まりの木 (小学館文庫)
夏川草介『始まりの木 (小学館文庫)
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

「旅の準備をしたまえ」。神様を探す不思議な冒険が始まる。

内容紹介

藤崎千佳は、東京にある国立東々大学の学生である。所属は文学部で、専攻は民俗学。指導教官である古屋神寺郎は、足が悪いことをものともせず日本国中にフィールドワークへ出かける、偏屈で優秀な民俗学者だ。古屋は北から南へ練り歩くフィールドワークを通して、“現代日本人の失ったもの”を藤崎に問いかけてゆく。学問と旅をめぐる、不思議な冒険が、始まる。

著者:夏川草介(なつかわ・そうすけ)さんについて

1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回「小学館文庫小説賞」を受賞しデビュー。同作は10年に「本屋大賞」第2位となり、11年には映画化もされた。著書に『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『神様のカルテ0』『新章 神様のカルテ』『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』『レッドゾーン』など。

夏川草介さんの作品一覧

5.南杏子『ヴァイタル・サイン』(文庫)

ヴァイタル・サイン (小学館文庫)
南杏子『ヴァイタル・サイン (小学館文庫)
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

女優・貫地谷しほりさんも絶賛!現役医師による医療現場エンタメ長編。

内容紹介

「二子玉川グレース病院」の看護師・堤素野子は、31歳になり今後のキャリアに悩みながら忙しく働いていた。患者に感謝されるより罵られることの方が多い職場で過酷なシフトをこなすが、整形外科医で恋人の翔平との時間を持つことで何とかやり過ごしていた。ある時素野子は、休憩室のPCで看護師と思われる「天使ダカラ」という名のツイッターアカウントを見つける。そこには看護師たちの本音が赤裸々に投稿されていて……。

著者:南杏子(みなみ・きょうこ)さんについて

1961年徳島県生まれ。日本女子大学卒。出版社勤務を経て、東海大学医学部に学士編入。卒業後、慶応大学病院老年内科などで勤務したのち、スイスへ転居。スイス医療福祉互助会顧問医などを務める。帰国後、都内の高齢者向け病院に内科医として勤務するかたわら『サイレント・ブレス』で作家デビュー。『いのちの停車場』は吉永小百合主演で映画化され話題となった。他の著書に『ヴァイタル・サイン』『ディア・ペイシェント』などがある。

南杏子さんの作品一覧

6.錦見映理子『恋愛の発酵と腐敗について』

恋愛の発酵と腐敗について (小学館文庫)
錦見映理子『恋愛の発酵と腐敗について (小学館文庫)
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

「太宰治賞」受賞作家が描く、大人の恋の群像劇。

内容紹介

不倫の恋に破れ、勤めていた会社を辞めた万里絵。二度と恋をしないと誓い、退職金と親の遺産を元手に、女ひとり知らない町で小さな喫茶店を始める。ある日、一人の奇妙な男が店に立ち寄る。怪しげなその男は、パン職人としてこの町にやってきた虎之介という。パン職人としては優秀だが、こと女に関してはだらしがない虎之介。自由奔放な虎之介に振り回される町の女たちは、ある事件をきっかけに、人生の大転換を迫られる。

著者:錦見映理子(にしきみ・えりこ)さんについて

1968年生まれ、東京都出身。フリー校閲者。また歌人として活動。未来短歌会所属、現代歌人協会会員。

錦見映理子さんの作品一覧

7.キム・ホヨン『不便なコンビニ』

不便なコンビニ
キム・ホヨン『不便なコンビニ
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

世界各国で出版され、舞台化、ドラマ化も進行中の大ベストセラー!

内容紹介

ソウルの下町。亡き夫の遺産で建てたコンビニ「Always」を細々と営む元教師のヨムさんは、ホームレスの男「独孤(トッコ)」と知り合う。記憶を失い言葉はたどたどしいが、誠実そうな独孤を見込んだヨムさんは、彼を深夜シフトの店員として雇う。近隣のコンビニに押され気味で品揃えが悪く、近所住人からは「不便なコンビニ」と呼ばれている「Always」の店員や客たちは、謎だらけで怪しげな独孤を警戒しつつ、一方でそれぞれに問題を抱えていた。

著者:キム・ホヨンさんについて

1974年生まれ。高麗大学国語国文学科卒業。2005年に第1回「富川マンガストーリーコンテスト大賞」を受賞。2013年に長編小説『望遠洞ブラザーズ』で、「世界文学賞優秀賞」を受賞する。2021年に『不便なコンビニ』を発表し、ベストセラーとなる。

キム・ホヨンさんの作品一覧

8.四季大雅『バスタブで暮らす』(ガガガ文庫)

バスタブで暮らす (ガガガ文庫)
四季大雅『バスタブで暮らす (ガガガ文庫)
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

四季大雅さん×柳すえさんが贈る、笑って泣ける、新しい家族の物語。

内容紹介

磯原めだかは、人とはちょっと違う感性を持つ女の子。小さく生まれて小さく育ち、欲望らしい欲望もほとんどない。ゆかいな家族に支えられて、それなりに楽しく暮らしてきたけれど、就職のために実家を離れると、事件は起こった。上司のパワハラに耐えかね、たった一ヶ月で実家にとんぼ返り。逃げ込むように、心落ち着くバスタブの中で暮らし始めることに。けれど、磯原家もずっとそのままというわけにはいかなくて……。

著者:四季大雅(しき・たいが)さんについて

第29回「電撃小説大賞」《金賞》を受賞。でデビュー。第16回「小学館ライトノベル大賞」《大賞》を受賞し、『わたしはあなたの涙になりたい』でデビュー。

四季大雅さんの作品一覧

9.内田洋子『サルデーニャの蜜蜂』

サルデーニャの蜜蜂
内田洋子『サルデーニャの蜜蜂
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

イタリア在住40余年の著者が描く、あまりにドラマチックな15話。

内容紹介

ルネサンス時代から続く港町で、ペストの時代の感染との戦いに思いを馳せる『リヴォルノの幻』、サルディーニャ島でローマ時代から続く養蜂家一族の知られざる生を描く『香草』。代々本を行商してきた村人と、素朴で味わい深い食生活を描く『旨味』、極東で宣教する老牧師との対話を描く『聖痕』ほか、深い人間模様を味わえる15編を収録。

著者:内田洋子(うちだ・ようこ)さんについて

1959年、神戸市生まれ。イタリア在住の日本人ジャーナリスト。東京外国語大学イタリア語学科卒業後、単身イタリアに渡る。その後、ミラノで通信社「UNO Associates Inc.」を立ち上げ、代表に就任する。 2011年『ジーノの家 イタリア10景』で、「日本エッセイスト・クラブ賞」「講談社エッセイ賞」を受賞。2020年には、イタリアの三大文学賞の一つである第68回「露天商賞」(Premio Bancarella)で、金の籠賞(GERLA D’ORO)を受賞。イタリア人以外での、史上初となる「金の籠賞」受賞となった。現在、イタリアに関する著作を主に執筆する。

内田洋子さんの作品一覧

10.こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン』

教室のゴルディロックスゾーン
こざわたまこ『教室のゴルディロックスゾーン
ブクログでレビューを見る

本棚に追加する!

「自分の、自分だけの孤独を大切にしてください」。心に刺さる全6編。

内容紹介

中学校のクラスに馴染めず、現実から妄想の世界に逃げがちな依子。彼女の頼みは、父と愛犬のトト、唯一の友人・さきだけだった。しかしクラス替えを機に、依子はさきに避けられるように。一方、クラスメイトの伊藤さんは、クラスで目立つグループに所属しながらも、誰にでも分け隔てなく接してくれる。そんな彼女を好ましく思う依子だったが、自分から話しかけることはできなかった。その後、事態は伊藤さんが怪我をしたことで思わぬ展開を見せる。

著者:こざわたまこさんについて

1986年、福島県生まれ。2012年「僕の災い」で第11回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。同作を収録した『負け逃げ』でデビュー。著書に、『仕事は2番』がある。本作は、結婚を考えていた元恋人へ、自分とは正反対の親友へ、母の再婚相手へ……大切な人に伝えられなかった本音や秘密を、瑞々しく綴った短編集である。

こざわたまこさんの作品一覧


今回は、ブクログがおすすめする作品10選【小学館編】をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね。

その他の出版社別特集はこちら