料理はある意味で「最前線」！Twitterで話題、亡命者として料理を考察した名著とは？本ランキング3月3日～9日

こんにちは、ブクログ通信です。

3月2週のランキングは先週とほとんどの作品が入れ替わり、人気作家のみなさんによる新刊が集まりました。1位となったのは辻村深月さんの新刊、『傲慢と善良』。婚約者が忽然と姿を消し、その居場所を探す男は、彼女の「過去」を知り、向き合うことになる。「生」や「幸せ」を読み手に問いかける一冊です。2位には『君の膵臓をたべたい』でおなじみの住野よるさん『麦本三歩の好きなもの』が、3位には朝井リョウさんの『死にがいを求めて生きているの』が入りました。

今回急上昇してきたのは、『亡命ロシア料理』。アメリカとロシア、二つの文化の狭間に身を置いた著者によるレシピ付料理エッセイ。料理はある意味で最前線、という表現は本書の箴言のひとつ。レシピ本でもあり、エッセイでもあり、文化論でもある一冊です。Twitterで話題になり、本棚登録が急上昇しました。これまでも度々Twitterでバズっており、多くの人から読まれ続けていることがよくわかる名著といえるでしょう。

それでは、ランキングを見てみましょう！