バスケがテーマの作品10選!~王道から人間ドラマが光る作品選~

こんにちは、ブクログ通信です。

世界中で多くの人々にプレーされているバスケットボールは、子供から大人まで楽しめるスポーツです。バスケの本場・NBAでは八村塁選手や渡邊雄太選手といった日本人選手が活躍しており、日本国内でもプロバスケットボール・リーグ「Bリーグ」が大きな盛り上がりを見せています。

今回はそんな「バスケ」をテーマにした小説・漫画の中から、ブクログおすすめの作品を10選紹介いたします。文字やイラストから伝わる大迫力の試合シーンに、思わずテンションが上がる名作を取り揃えましたので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

小説編

松崎洋『走れ!T校バスケット部』(幻冬舎文庫)
藤岡陽子『跳べ、暁!』
木崎菜菜恵『バスケの神様』(集英社オレンジ文庫)
五十嵐貴久『ぼくたちのアリウープ』
エリック・ウォルターズ『リバウンド』

1.松崎洋『走れ!T校バスケット部』弱小バスケ部が巻き起こす青春ドラマ

走れ! T校バスケット部 (幻冬舎文庫)
松崎洋『走れ! T校バスケット部 (幻冬舎文庫)
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あらすじ

中学時代、バスケ部のキャプテンを務めていた陽一は、関東大会2位の実績を買われて強豪私立H校に特待生入学を果たす。しかし、そんな陽一を待っていたのは部内での激しいイジメだった。H校を自主退学し都立T校に編入した陽一は、個性的なクラスメイトに出会い、弱小バスケ部を引っ張ってゆくことになる。連戦連敗の雑草集団と陽一の行く末は––––?

おすすめのポイント!

バスケ強豪校からやってきた陽一と、彼が出会う個性の強すぎるメンバーたちが、弱小バスケ部で驚異の成長を遂げてゆく青春サクセスストーリーです。テンポよく話が進んでゆくので、本を読むのが苦手な小中学生でも楽しく読める一冊となっています。もちろん、大人も楽しめる作品です。高校部活特有の複雑な人間関係や弱小部活の雰囲気、目的に向かって一致団結してゆく登場人物たち……と、青春要素がたっぷり味わえます。2018年に公開された志尊淳さん主演の映画も必見の価値ありです。

松崎洋さんの作品一覧

高校バスケットボール部を舞台に人と人の関係性の大切さを教えてくれる一冊。読んでいると優しい気持ちを持てるようになりそうだし、『本気で楽しむ』ということをしたくなる。物語はかなりトントン拍子で物事が上手くいくので、現実はそんなに簡単にはいかないだろうけど、フィクションだからこれでいいのだと思う。ものすごく綺麗な世界でよかった。また、この本は文字数や表現の仕方などの観点から非常に読みやすい。誰でも気軽に手に取れる。

OTさんのレビュー

2.藤岡陽子『跳べ、暁!』迫力の試合シーンは必読!爽やかな感動を味わえる部活小説

跳べ、暁!
藤岡陽子『跳べ、暁!
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あらすじ

14歳の春野暁(あかつき)は、田舎町へ引っ越してきた。母親を病で失い、気力を無くした父親は会社を辞めてしまったばかりだ。バスケットに情熱を注いできた暁だが、転校先の平川中には女子バスケット部はないらしい。ならば、と暁は女子バスケット部を立ち上げることにした。しかし、周りはみんな初心者でルールもよくわからず、練習場所にも困る始末で……。

おすすめのポイント!

家庭の事情で田舎町に引っ越してきた暁を中心に、個性豊かなキャラクターが繰り広げる青春女子バスケット小説です。作者の藤岡陽子さんは元スポーツライターということで、バスケットシーンの臨場感溢れる描写はさすがと唸らされます。新設女子バスケ部の面々は、それぞれに家庭の事情や問題を抱えており、思春期の子どもたちの揺れる心にも丁寧にスポットを当てた作品です。時にぶつかり合い、時に支え合い、一歩ずつ成長してゆく暁たちの姿が胸を打ちます。ヤングアダルト小説ではありますが、大人が読んでも読みごたえのある一冊です。

藤岡陽子さんの作品一覧

中学2年生の女の子たちが、家の問題を抱えながらも友達とバスケを一生懸命頑張ることで少しずつ成長していく。回りの大人たちもいろんな人がいるけど、助けてくれる人もたくさんいて素直に嬉しい。バスケはなぜ得点が2点なのかという理由も、納得できるものだった。

小春さんのレビュー

3.木崎菜菜恵『バスケの神様 揉めない部活のはじめ方』部活の楽しさとほろ苦さを味わえるライトノベル

バスケの神様 揉めない部活のはじめ方 (集英社オレンジ文庫)
木崎菜菜恵『バスケの神様 揉めない部活のはじめ方 (集英社オレンジ文庫)
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あらすじ

中学の部活で孤立した過去を持つ郁は、もう部活には入らないことを心に決め、知り合いのいない高校へと進学先を変更した。バスケから離れ平和な高校生活を送っていた矢先、バスケ部の部長から勧誘を受ける。部長は郁の中学時代のプレイを知っていたのだった。しつこい勧誘と熱意に負け、「もう一度バスケをやりたい」と言ってしまった郁。弱小バスケ部に入部し、全国大会を目指すことになるが……。

おすすめのポイント!

「誰よりも一所懸命だったせいで疎まれる」––––中高生の部活ではよくある現象だと言えるでしょう。本作の主人公・郁は一生懸命だったが故に人間関係のつまずきを経験し、大好きなバスケから距離を置くほどトラウマになっています。そんな郁がどんな成長を遂げるのか、ぜひ確かめてみてください。高校生ならではの人間関係の悩み、部活の悩み、そして心の成長がみずみずしく描かれ、思わず感情移入してしまうはずです。スポーツの楽しさ、部活動ならではのアオハルな雰囲気もたっぷりと味わえます。

木崎菜菜恵さんの作品一覧

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4.五十嵐貴久『ぼくたちのアリウープ』好きなことに情熱を注いだ日々を思い出させる秀逸作

ぼくたちのアリウープ
五十嵐貴久『ぼくたちのアリウープ
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あらすじ

文武両道の超名門私立校・国分学園に奇跡的に合格したジュンペー。憧れのバスケ部に入部する気満々だったものの、3年生が不祥事を起こしたため1年間対外試合が禁止になっていた。とばっちりを食った2年生から「入部は認めるが、何もするな」と1年生の練習参加を拒否されてしまう。残った1年は、バスケ推薦で入学したツルとジュンペーの二人だけ。何とか練習に加えてもらうため、ジュンペーはある賭けに出るのだった。

おすすめのポイント!

バスケに熱い情熱を注ぐ高校生たちの姿を描いた爽やかな作品です。逆境に負けず、バスケへの熱い想いを抱き続ける主人公・ジュンペーをついつい応援したくなります。時に理不尽な目に遭ったり、気持ちが折れそうになったりもしますが、最終的には「バスケをやりたい!」という一心で前へ進んでゆくジュンペーに、誰もが勇気をもらえることでしょう。好きなことをする楽しさ、好きという気持ちの強さを丁寧な心理描写で描き出しています。高校時代の熱い気持ちを思い出したい人におすすめです。

五十嵐貴久さんの作品一覧

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5.エリック・ウォルターズ『リバウンド』正反対な少年2人のバスケ愛と友情を描いた感動作

リバウンド (福音館の単行本)
エリック・ウォルターズ『リバウンド (福音館の単行本)
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あらすじ

カナダのとある町に暮らす少年・ショーンは、不良グループに属してトラブルを起こしてばかりいた。しかし、今年度はグループから足を洗い、一からやり直してバスケットボールチームに入るつもりだ。やる気に満ちた登校初日、ショーンは車いすに乗った転校生・デーヴィッドに殴られケンカになってしまう。初対面での印象は最悪な2人だったが、車いすで見事にバスケットをするデーヴィッドの姿に、ショーンは徐々に魅せられてゆく。

おすすめのポイント!

事故で両足の自由を失ったデーヴィッドと、人間関係に恵まれずトラブルばかり起こしていたショーンの友情と絆を描いた作品です。正反対に見える二人ですが、「バスケが好き」という共通点で少しずつ心通わせてゆきます。本作はバスケットを中心にした友情物語である一方、障碍者との向き合い方についても丁寧に描いているのが特徴です。障碍を持つ人への本当の「思いやり」とはどういうものか、車いすユーザーの本音とは……といった点にも切り込んでいます。心に深い余韻を残す味わい深い物語です。

エリック・ウォルターズさんの作品一覧

8年生(中学2年生)のショーンは、トラブル起こさないようにしようと思いながら新学期を迎えた。しかし、その矢先、車椅子の転校生、ディービットとやり合ってしまう。そしてディービットの学校案内役を引き受けることに。バスケットボール好きの二人はやがてお互いに心を開くようになるが、ディービットは時々激しい怒りにとらわれる。二人はぶつかりながらもお互いを理解する事で、前進していく。タイトルの「リバウンド」に込められたメッセージは読者に勇気を与えてくれるであろう。

ティガーさんのレビュー

マンガ編

井上雄彦『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』(愛蔵版コミックス)
日向武史『あひるの空』(少年マガジンKC)
藤巻忠俊『黒子のバスケ』(ジャンプコミックス)
浅田弘幸『I’ll 〜アイル〜』(ジャンプコミックス)
藤井五成『DRAGON JAM』(ビッグコミックス)

1.井上雄彦『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE』バスケマンガの金字塔!一生に一度は読むべき傑作

THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE (愛蔵版コミックス)
井上雄彦『THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE (愛蔵版コミックス)
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あらすじ

神奈川県立湘北高校に入学した桜木花道は、好意を寄せていた女子がバスケ部男子を好きだと言ったことから、バスケが大嫌いになった。ある日、廊下で声をかけてきた赤木晴子にバスケ部を勧められ、下心から入部を決意する。少しずつバスケの面白さに目覚め、才能を開花させてゆく花道。晴子の兄で主将の赤木剛憲や副主将の木暮公延、スーパールーキー・流川楓らと共に、バスケに情熱を注ぐ日々が始まる。

おすすめのポイント!

バスケブームを巻き起こしたバスケマンガの金字塔であり、世界中に熱狂的なファンを持つ伝説的作品です。赤髪の不良少年・花道の成長を軸に、湘北高校バスケ部の熱い青春の日々を描いています。1996年に「週刊少年ジャンプ」での連載が完結して以降も根強い人気が続き、未だにバスケマンガの代名詞とも呼べる名作です。2022年末には、原作者の井上雄彦さんが監督・脚本を務める劇場アニメが公開され、国内外で大ヒットとなりました。バスケの面白さと青春と淡い恋模様、そして胸を高鳴らせる感動を味わえる作品です。

井上雄彦さんの作品一覧

こんな細かな修正を重ねていたからこそ、あのクオリティの映画になったんだと改めて感動。井上雄彦先生、素晴らしい映画を作ってくれて、本当にありがとうございますという気持ち。

elasticaさんのレビュー

2.日向武史『あひるの空』逆境に負けずひたむきに努力する姿が心に迫る名作

あひるの空 (1) (少年マガジンKC)
日向武史『あひるの空 (1) (少年マガジンKC)
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あらすじ

バスケ少年・車谷空は149cmと小柄な高校生だが、天性の才能を持っている。入学したクズ高でもバスケをやる気満々でいたが、バスケ部で出会ったのは学校を仕切る凶悪な双子とその仲間たちだった。空の熱意に影響を受け、個性豊かなメンバーが揃ったバスケ部だが、挫折や事件に相次いで見舞われて……。果たして、空は大好きなバスケを続けることができるのか––––。

おすすめのポイント!

身長は、バスケットボールにおいて最も重視されるポイントだと言われています。バスケットボールプレーヤーにとって身長の低さはかなりのハンデであり、それは高校の部活においても変わりません。本作では、そんな逆境に身を置きながらもバスケを愛してやまない小柄な少年・空の活躍を描いています。努力を続ける空の姿と、その努力が報われるとは限らない残酷さの対比がとてもリアルで胸に迫る作品です。バスケ部メンバーの挫折や苦しみ、バスケにかける情熱が丁寧に描かれ、『SLAM DUNK』に並ぶ名作としても知られています。

日向武史さんの作品一覧

かなりリアルを追求したバスケットボール漫画です。3Pシュートのスペシャリストがヤンキーと共にインターハイを目指す、といった内容です。スラムダンクや黒子のバスケと比較して人間ドラマをメインに描写しているように思えます。バスケットボールが好きな方、そうではない方共に楽しめる作品です。

たくーまさんのレビュー

3.藤巻忠俊『黒子のバスケ』斬新な「特異能力」が面白い新感覚バスケマンガ

黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス)
藤巻忠俊『黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス)
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あらすじ

アメリカ帰りの男子高校生・火神大我は、入学先の誠凛高校バスケ部で地味で存在感のない少年・黒子テツヤと出会う。実は黒子は、「キセキの世代」と呼ばれ中学最強だった帝光中学の出身で、「幻のシックスマン」と呼ばれる存在だった。バスケ部監督を務める2年生・相田リコの指導の下、実力派揃いの先輩たちと共に、火神と黒子は「打倒・キセキの世代」を掲げる。

おすすめのポイント!

「週刊少年ジャンプ」連載時から大人気となり、テレビアニメもヒットした人気作です。アメリカ帰りで1on1に自信を持つ火神と、影が薄く、とある特技を秘めた黒子が相棒となり、絶対的な強さを持つかつての仲間に挑みます。本作の特徴は、バトルマンガのような個性豊かな「特異能力」の数々です。黒子が持つ「ミスディレクション」に始まり、「キセキの世代」のメンバーが秘めている様々な能力は、これまでのバスケマンガになかったユニークな設定だと言えるでしょう。迫力の試合シーンは必読です。

藤岡陽子さんの作品一覧

読んだ。ハマった…!!バスケが大好きな黒子がいとしいです。登場人物それぞれがもってる、ほかのキャラクターへの羨望や憧れ、尊敬、期待、失望…といったコンプレックスが魅力的。必要とされなくなってチームを離れた黒子、弟分に同情されたのが悔しくて距離を置いてしまう氷室君、オレに勝てるのはオレだけだとか言っちゃう青峰君(笑)、強くて恰好良いけれど、実はまだ幼くて精一杯強がってるだけだったりするような。そのへんが大人としては、かわいいです。

icaさんのレビュー

4.浅田弘幸『I’ll 〜アイル〜』不器用な少年たちを繊細に描くスタイリッシュなバスケマンガ

I'll 〜アイル〜 1 (ジャンプコミックス)
浅田弘幸『I’ll 〜アイル〜 1 (ジャンプコミックス)
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あらすじ

自分勝手で型破りな立花茜は、中学のバスケ部に所属していたが退屈さを感じていた。バスケ一家の次男に生まれ将来を期待されて育ってきた柊仁成は、高校ではバスケから離れる決意をしていた。そんな二人は、中学最後のバスケ部練習試合で出会い、トラブルを起こしてしまう。やがて、偶然にも同じ高校に進学した茜と仁成は、思いがけずバスケ部に入部することになるが……。

おすすめのポイント!

細部まで見入ってしまうくらい美しいイラストと、繊細な心理描写が魅力の本作は、バスケマンガであり青春群像劇でもあります。バスケに対して屈折した思いを抱える茜と仁成をメインに、悩み葛藤し、不器用に生きる高校生たちの姿が描かれている作品です。ぶつかりあいながらも徐々に絆を深めてゆく茜と仁成の姿と、二人を取り巻く人間模様に引き込まれます。スポ根マンガとは一線を画す繊細な魅力を秘めた作品なので、人間ドラマや青春ものを読みたいときにもおすすめです。

浅田弘幸さんの作品一覧

バスケマンガだけど、スラダンとは違うおもしろさ。茜と柊くんの不器用さがもどかしくもあり、でも友情ってすごいなーって心から思える。バスケっていうスポーツの観点から見てもおもしろいのではないかと!

みなとさんのレビュー

5.藤井五成『DRAGON JAM』ストリートバスケの魅力を存分に味わえる密かな名作

DRAGON JAM (1) (ビッグコミックス)
藤井五成『DRAGON JAM (1) (ビッグコミックス)
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あらすじ

16歳の立花龍也は家庭の事情から高校へ進学できず、お金も未来への希望もない中卒のフリーターだ。持っているのは直径24.5cmのバスケットボールのみ–––。腕に自信のあるバスケで、「賭けバスケ」によって何とか生活費を稼いでいた。ある日、“ストリートボーラー”のTJと出会ったことで、龍也の人生は大きく変わるのだった……。

おすすめのポイント!

部活動などの、いわゆる「競技バスケ」とはルールも雰囲気も異なる「ストリートバスケ」を描いた作品です。屋外のバスケット場で、年齢も職種も異なる様々な人々が競い合うストリートバスケの面白さを、本作を通じてぜひ体験してみてください。いくつになっても好きなことを極めようとする「バスケ馬鹿」がたくさん登場する点も見どころです。個性豊かな登場人物たちに魅了され、躍動感あふれるイラストとテンポの良いストーリーでぐいぐい読まされてしまいます。これまでになかったバスケの世界を垣間見ることができる意欲作です。

藤井五成さんの作品一覧

ルールの中で勝敗を競う競技バスケとは違う ルールに縛られず自由に楽しむバスケ・ストリートボール。今までのバスケ漫画とは、違う。明らかに違う(笑)けど、行き着く場所はバスケなんだな、と。久し振りに胸熱。

トラPウサギさんのレビュー


今回は、バスケがテーマのおすすめ作品10選をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね。