\ブクログ Best User Award 2022/受賞ユーザーさんのおすすめ本をご紹介!【後編】

こんにちは、ブクログ通信です。

ブクログでは、2022年に特にブクログをご利用いただいたユーザーさんを「ブクログ Best User Award 2022」に表彰させていただきました。

前編】に引き続き、受賞したユーザーさんに教えていただいた「2022年に読んで良かった作品」をご紹介いたします!みなさんからのコメントと併せてご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。

ご紹介したユーザーさんへの「いいね」やフォローを、ぜひお願いいたします!

凪良ゆう『汝、星のごとく』
司馬遼太郎『北方の原形 ロシアについて』
河添房江『源氏物語と東アジア世界』
川上未映子『夏物語』
長田弘『読書からはじまる』
劉慈欣『三体』
梶龍雄『梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション』
ラドヤード・キプリング『祈願の御堂』
ヨシタケシンスケ『それしか ないわけ ないでしょう』
倉橋燿子『倉橋惣三物語』

湖永さん:凪良ゆう『汝、星のごとく』

汝、星のごとく
凪良ゆう『汝、星のごとく
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あらすじ

瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長する——。まともな人間なんてものは幻想だ。俺たちは自らを生きるしかない。

2人の生き様が、とても丁寧に描かれていてそれが哀しくもあり、美しいと感じた。恋愛小説だけではない命の重みも感じた。

湖永さんの本棚

ダイちゃんさん:司馬遼太郎『北方の原形 ロシアについて』(文春文庫)

北方の原形 ロシアについて (文春文庫)
司馬遼太郎『北方の原形 ロシアについて (文春文庫)
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あらすじ

巨大な隣国・ロシアを、いかに理解するか。歴史をつぶさに検証してロシアの本質に迫り、両国の未来を模索した評論集。

ウクライナ侵攻が深刻化する中で、ロシア史を知る事が出来る。加えて、司馬史観を学べる。

ダイちゃんさんの本棚

地球っこさん:河添房江『源氏物語と東アジア世界』(NHKブックス)

源氏物語と東アジア世界 (NHKブックス)
河添房江『源氏物語と東アジア世界 (NHKブックス)
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あらすじ

「あなかしこ、このわたりに若紫やさぶらふ」と『紫式部日記』に記されて千年。以来、日本固有の美意識の源流として称揚されてきた『源氏物語』だが、果たして、本当に和の文学の極致と言えるのか。七歳で異国人である高麗人と出会い、その予言を起点に権力への道を歩みはじめた光源氏の物語を、東アジア世界からの”モノ・ヒト・情報”を手がかりに捉え直す。『源氏物語』を古代東アジア世界に屹立するヒーローの物語として読み直す、気鋭の野心的試み。

『源氏物語』を「国風文化」という枠組みから取り外し、東アジア世界からの〈モノ・ヒト・情報〉を手がかりに捉えなおしていくという〈読み〉がとても刺激的でした。

地球っこさんの本棚

Macomi55さん:川上未映子『夏物語』(文春文庫)

夏物語 (文春文庫)
川上未映子『夏物語 (文春文庫)
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あらすじ

大阪の下町で生まれ小説家を目指し上京した夏子。38歳の頃、自分の子どもに会いたいと思い始める。子どもを産むこと、持つことへの周囲の様々な声。そんな中、精子提供で生まれ、本当の父を探す逢沢と出会い心を寄せていく。生命の意味をめぐる真摯な問いを切ない詩情と泣き笑いの筆致で描く、全世界が認める至高の物語。

子どもを持つってどういうこと?愛って何?血の繋がりって何?目を背けたいことをまっすぐに見て、「それでも子どもを持ちたい」と自分だけの選択する、強くて脆くてキュートで新しい女性たちを描いているところ。

Macomi55さんの本棚

まことさん:長田弘『読書からはじまる』(ちくま文庫)

読書からはじまる (ちくま文庫)
長田弘『読書からはじまる (ちくま文庫)
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あらすじ

自分のために、次世代のために——。「本を読む」意味をいまだからこそ考えたい。ひとの世界への愛に溢れた珠玉の読書エッセイ!

すごく栄養価の高い食品を少量頂いたかのような気持ちになり、詩人長田弘の他なる一面を改めて知り得たこと。一文だけ引用すると「友人としての本という感覚。感じ方が本の文化というものをつくってきた」。

まことさんの本棚

kakaneさん:劉慈欣『三体』

三体
劉慈欣『三体
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あらすじ

物理学者の父を文化大革命で亡くし、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。彼女が宇宙に向けて秘密裏に発信した電波は、惑星〈三体〉の異星人に届き、地球を揺るがす大災厄を招くことに……!

豊富なアイデアが奇想天外

kakaneさんの本棚

くるたんさん:梶龍雄『梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体』(徳間文庫)

梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体 (徳間文庫)
梶龍雄『梶龍雄 驚愕ミステリ大発掘コレクション1 龍神池の小さな死体 (徳間文庫)
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あらすじ

「お前の弟は殺されたのだよ」死期迫る母の告白を受け、疎開先で亡くなった弟の死の真相を追い大学教授・仲城智一は千葉の寒村・山蔵を訪ねる。村一番の旧家妙見家の裏、弟の亡くなった龍神池に赤い槍で突かれた惨殺体が浮かぶ。龍神の呪いか?座敷牢に封じられた狂人の霊の仕業か?

昭和の古き良き作品を堪能できました。前半から後半、ガラッと変わる展開に驚愕です。

くるたんさんの本棚

yoshiki_mash1さん:ラドヤード・キプリング『祈願の御堂』(バベルの図書館)

祈願の御堂 (バベルの図書館)
ラドヤード・キプリング『祈願の御堂 (バベルの図書館)
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あらすじ

ミセス・アシュクロフトがミセス・フェットレイに、ある謎にみちた悲しい物語をしてきかせる「祈願の御堂」ほか4篇の短篇を収録。

ボルヘスやキローガを始めとした、南米作家が私淑するキプリングの卓越した力量を感じさせる作品集であった。

yoshiki_mash1さんの本棚

ちゃんの絵本さん:ヨシタケシンスケ『それしか ないわけ ないでしょう』(MOEのえほん)

それしか ないわけ ないでしょう (MOEのえほん)
ヨシタケ・シンスケ『それしか ないわけ ないでしょう (MOEのえほん)
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あらすじ

大人になったときに未来に待っているのは、大変なことばかり。おにいちゃんはそう言うけど、それって本当!?それしかないわけないでしょう!考え方ひとつで楽しい未来がたくさん見えてくるはず。未来に不安を抱えるすべての人に読んでほしい、ヨシタケ式「かんがえる絵本」登場!

世界がまだ狭く「好きか嫌いか」「良いか悪いか」のように0か100になりがちな子どもたちに寄り添ってくれる。そして子育てを頑張って頑張って頑張っている完璧主義になりがちなママにも。『大丈夫。それしかないわけないでしょう』と言われているようで救われる。

ちゃんの絵本さんの本棚

翠さん:倉橋燿子『倉橋惣三物語 上皇さまの教育係』

倉橋惣三物語 上皇さまの教育係
倉橋燿子『倉橋惣三物語 上皇さまの教育係
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あらすじ

子供は自ら育つ——自発性を大切にし、子供たちの中に眠る可能性を信じた倉橋惣三の教育が、今の時代にこそ求められている。

2022年に読んだ本の中で唯一映像化してほしいと思った本です。笑いあり、涙あり激動の時代を子ども達の為に駆け抜けた倉橋惣三さんの物語です。少子化が問題になっている今、とても大切な原点を知れる一冊だと思います。

翠さんの本棚


今回は、「ブクログBest User Award 2022」受賞ユーザーさんのおすすめ本をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?【前編】も併せてチェックしてみてくださいね。