ブクログユーザーさんの「映像化してほしい作品」ベスト本!

こんにちは、ブクログ通信です。

ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!

今回は、8月に開催した「#映像化してほしい作品3選」の上位10作です!みなさんが選んだベスト本を、ぜひ本棚登録してみてくださいね。

安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』
呉勝浩『爆弾』
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』
古内一絵『マカン・マラン』
凪良ゆう『汝、星のごとく』
太田愛『犯罪者』
辻村深月『傲慢と善良』
辻村深月『この夏の星を見る』
米澤穂信『本と鍵の季節』
夕木春央『方舟』

1位 安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ』

ラブカは静かに弓を持つ
安壇美緒『ラブカは静かに弓を持つ
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内容紹介

全日本音楽著作権連盟(通称:全著連)に勤める橘樹は、ある日「演奏権」侵害の証拠を掴むため、音楽教室への潜入調査を命じられた。チェロの経験を持つ橘は身分を偽り、一般生徒として「ミカサ音楽教室」でチェロを習うこととなり……?

著者:安壇美緒(あだん・みお)さんについて

1986年、北海道函館市生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年、初めて執筆した長編小説『天龍院亜希子の日記』で第30回「小説すばる新人賞」を受賞。2018年、同作で小説家デビューを果たす。2023年、『ラブカは静かに弓を持つ』で第25回「大藪春彦賞」、第6回「未来屋小説大賞」、「2023年本屋大賞」第2位を受賞する。

安壇美緒さんの作品一覧

2位 呉勝浩『爆弾』

爆弾
呉勝浩『爆弾
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内容紹介

ある傷害事件で「タゴサク」という中年男が逮捕された。住所不定で、酔っ払いにしか見えないタゴサクは、取り調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言。その直後、秋葉原の廃ビルが爆発した。動揺する警察をよそに、続けて「ここから三度、次は一時間後に爆発します」と予言して——?

著者:呉勝浩(ご・かつひろ)さんについて

1981年青森県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。現在、大阪府大阪市在住。2015年、『道徳の時間』で、第61回「江戸川乱歩賞」を受賞し、デビュー。18年『白い衝動』で第20回「大藪春彦賞」受賞、同年『ライオン・ブルー』で第31回「山本周五郎賞」候補、19年『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』で第72回「日本推理作家協会賞」(長編および連作短編集部門)候補、20年『スワン』で第41回「吉川英治文学新人賞」受賞、同作は第73回「日本推理作家協会賞」(長編および連作短編集部門)も受賞し、第162回「直木賞」候補ともなった。21年『おれたちの歌をうたえ』で第165回「直木賞」候補。他に『ロスト』『蜃気楼の犬』『マトリョーシカ・ブラッド』などがある。

呉勝浩さんの作品一覧

3位 宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』

成瀬は天下を取りにいく
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく
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内容紹介

中二の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、200歳まで生きると宣言。今日も我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!

著者:宮島未奈(みやじま・みな)さんについて

1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2018年、宮島ムー名義の『二位の君』で、第196回「コバルト短編小説新人賞」を受賞。2021年、「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18 文学賞」大賞、「読者賞」「友近賞」をトリプル受賞。同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』で小説家デビューする。

宮島未奈さんの作品一覧

4位 古内一絵『マカン・マラン – 二十三時の夜食カフェ』

マカン・マラン - 二十三時の夜食カフェ
古内一絵『マカン・マラン – 二十三時の夜食カフェ
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内容紹介

夜にだけ開店する隠れ家的カフェ「マカン・マラン」。オーナーは、濃いめの化粧とピンクのウィッグを身に着けた大柄なドラァグクイーンのシャール。マカン・マランには、今日も様々な悩みをもつ人が集まってきて……!?

著者:古内一絵(ふるうち・かずえ)さんについて

1966年、東京都生まれ。映画会社勤務を経て、中国語翻訳者に。『銀色のマーメイド』で第5回「ポプラ社小説大賞特別賞」を受賞し、2011年にデビュー。17年、『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回「JBBY賞」(文学作品部門)受賞。他の著書に「マカン・マラン」シリーズ、「キネマトグラフィカ」シリーズ、『風の向こうへ駆け抜けろ』『蒼のファンファーレ』『鐘を鳴らす子供たち』『お誕生会クロニクル』『最高のアフタヌーンティーの作り方』『星影さやかに』などがある。

古内一絵さんの作品一覧

5位 凪良ゆう『汝、星のごとく』

汝、星のごとく
凪良ゆう『汝、星のごとく
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内容紹介

その愛は、あまりにも切ない。正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きてゆく。瀬戸内の島で育った高校生の暁海と、自由奔放な母に振り回され島に転校してきた櫂。互いに心に孤独と欠落を抱える二人は、惹かれ合い、すれ違い、成長してゆく——。

著者:凪良ゆう(なぎら・ゆう)さんについて

京都市在住。2007年に初著書が刊行されデビュー。BLジャンルでの代表作に21年に連続TVドラマ化された『美しい彼』シリーズなど多数。17年に『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を刊行し高い支持を得る。19年に『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞。同作は22年5月に実写映画が公開された。20年刊行の『滅びの前のシャングリラ』で2年連続「本屋大賞」ノミネート。最新作の『汝、星のごとく』は約2年ぶりの長編となり、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」、「キノベス!2023」第1位などに選ばれている。

凪良ゆうさんの作品一覧

6位 太田愛『犯罪者』(角川文庫)

犯罪者 上 (角川文庫)
太田愛『犯罪者 上 (角川文庫)
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内容紹介

白昼の駅前広場で、四人が殺害される通り魔事件が発生。犯人は逮捕されたが、ただ一人助かった青年・修司は再び襲撃を受ける。修司は刑事の相馬と、その友人・鑓水と暗殺者に追われながら事件の真相を追う。ドラマ「相棒」の人気脚本家が放つ、ノンストップクライム小説!

著者:太田愛(おおた・あい)さんについて

香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

太田愛さんの作品一覧

7位 辻村深月『傲慢と善良』(朝日文庫)

傲慢と善良 (朝日文庫)
辻村深月『傲慢と善良 (朝日文庫)
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内容紹介

婚活アプリで出会った30代の西澤架と坂庭真実は、結婚も約束していた。だがある夜、突如として真実が失踪してしまう。真実の居場所を探しに出る架だったが、次第に真実が秘密にしていた過去や、ある事実が明らかになり……?

著者:辻村深月(つじむら・みづき)さんについて

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回「メフィスト賞」を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回「吉川英治文学新人賞」、12年『鍵のない夢を見る』で第147回「直木三十五賞」、18年『かがみの孤城』で第15回「本屋大賞」を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

辻村深月さんの作品一覧

8位 辻村深月『この夏の星を見る』

この夏の星を見る
辻村深月『この夏の星を見る
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内容紹介

茨城県立砂浦第三高校の二年生・亜紗は、顧問の綿引先生のもと天文部で活動している。コロナ禍で部活動が次々と制限される中、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も開催できないと悩んでいた——。コロナ禍による未曾有の事態に、複雑な思いを抱える中高生たち。だがリモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは?

9位 米澤穂信『本と鍵の季節』(集英社文庫)

本と鍵の季節 (集英社文庫)
米澤穂信『本と鍵の季節 (集英社文庫)
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内容紹介

堀川次郎は高校二年の図書委員。利用者のほとんどいない放課後の図書室で、同じく図書委員の松倉詩門と当番を務めている。背が高く顔もいい松倉は目立つ存在で、快活でよく笑う一方、ほどよく皮肉屋ないいやつだ。そんなある日、図書委員を引退した先輩女子が訪ねてきた。亡くなった祖父が遺した開かずの金庫、その鍵の番号を探り当ててほしいというのだが……。

著者:米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さんについて

1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」を受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。『満願』は同年の年間ミステリランキングで三冠をとるなど、話題を呼んだ。近著に『王とサーカス』『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『Iの悲劇』『本と鍵の季節』『巴里マカロンの謎』などがある。

米澤穂信さんの作品一覧

10位 夕木春央『方舟』

方舟
夕木春央『方舟
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内容紹介

大学時代の友達と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築で夜を越す。だが翌朝、地震の発生で扉がふさがれ、さらに流水が。その矢先で起きた殺人。誰かを犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまで1週間、生贄にすべき殺人犯は見つかるのか?

著者:夕木春央(ゆうき・はるお)さんについて

2019年、「絞首商会の後継人」で第60回「メフィスト賞」を受賞。同年、改題した『絞首商會』でデビュー。近著に『サーカスから来た執達吏』がある。『方舟』で「週刊文春ミステリーベスト10 国内部門」「MRC大賞2022」を受賞。

夕木春央さんの作品一覧


ブクログユーザーさんが選ぶ「映像化してほしい作品」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!