ブクログユーザーさんの「思わず声が出た」ベスト本!

こんにちは、ブクログ通信です。

ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!

今回は、10月に開催した「思わず声が出た(#驚き)」の上位10作です!みなさんが選んだベスト本を、ぜひ本棚登録してみてくださいね。

ブクログユーザーさんベスト本10選

杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』
綾辻行人『十角館の殺人』
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
湊かなえ『リバース』
我孫子武丸『殺戮にいたる病』
浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』
相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』
乾くるみ『イニシエーション・ラブ』
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』
藤崎翔『逆転美人』

1位 杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』

世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫)
杉井光『世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫)
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内容紹介

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。妻帯者ながら多くの女性と交際していた宮内は、その中の一人との間に子供まで作っていた。それが僕だ。父が遺した小説『世界でいちばん透きとおった物語』について知りたいという宮内長男からの連絡をきっかけに、遺稿探しが始まり——?

著者:杉井光(すぎい・ひかる)さんについて

第12回「電撃小説大賞」《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など。2023年に刊行した『世界でいちばん透きとおった物語』は、20万部以上のヒット作となる。

杉井光さんの作品一覧

2位 綾辻行人『十角館の殺人』

十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)
綾辻行人『十角館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)
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内容紹介

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!

著者:綾辻行人(あやつじ・ゆきと)さんについて

1960年京都市生まれ。京都大学教育学部卒業、同大学院博士後期課程修了。87年、大学院在学中に『十角館の殺人』でデビュー、新本格ミステリ・ムーヴメントの契機となる。92年、『時計館の殺人』で第45回「日本推理作家協会賞」を受賞。2009年発表の『Another』は本格ミステリとホラーを融合した傑作として絶賛を浴び、TVアニメーション、実写映画のW映像化も好評を博した。他に『Another エピソードS』『霧越邸殺人事件』『深泥丘奇談』など著書多数。18年度、第22回「日本ミステリー文学大賞」を受賞。

綾辻行人さんの作品一覧

3位 歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』(文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
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内容紹介

自称「何でもやってやろう屋」の成瀬将虎は、フィットネスクラブ仲間の久高愛子から相談を受けた。轢き逃げに遭った身内が、悪徳業者に保険金目的で殺害されたと疑う愛子は、その証拠を将虎に掴んでほしいというのだ。そんな折、地下鉄で飛び込み自殺を図った女性を助け、彼女と恋に落ちた将虎。だが、保険金殺人と偶然から始まった恋愛は思わぬ結末を呼ぶことに——。

著者:歌野晶午(うたの・しょうご)さんについて

1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回「推理作家協会賞」、第4回「本格ミステリ大賞」をダブル受賞。2010年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回「本格ミステリ大賞」をふたたび受賞。

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4位 湊かなえ『リバース』(講談社文庫)

リバース (講談社文庫)
湊かなえ『リバース (講談社文庫)
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内容紹介

平凡なサラリーマンの深瀬和久は、ある日近所の店「クローバーコーヒー」で越智美穂子という女性と出会う。店で顔を合わせるうち、2人は付き合うことになった。味気ない日々が急に鮮やかに色づき、未来のことも考え始めた。そんな矢先、美穂子にある告発文が届く。「深瀬和久は人殺しだ」——真相を問い詰める美穂子に、深瀬は真実を告げるべきが悩むのだった。

著者:湊かなえ(みなと・かなえ)さんについて

1973年、広島県生まれ。2007年『聖職者』で。「小説推理新人賞」を受賞(『告白』に収録)。その他著作に、『望郷、海の星』、『ユートピア』、『贖罪』などがある。

湊かなえさんの作品一覧

5位 我孫子武丸『殺戮にいたる病』(講談社文庫)

新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
我孫子武丸『新装版 殺戮にいたる病 (講談社文庫)
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内容紹介

永遠の愛をつかむため、東京の繁華街で殺人を繰り返した蒲生稔。その被害者となった島木敏子の妹・かおるは、元刑事・樋口とともに犯人捜しを始める。敏子とよく似た顔立ちをしていることから、姉に扮して犯人の囮となることを決意するかおるだったが……。

著者:我孫子武丸(あびこ・たけまる)さんについて

1962年、兵庫県生まれ。京都大学文学部中退。在学中は推理小説研究会に所属する。89年、『8の殺人』で作家デビュー。主な作品に、『人形はこたつで推理する』にはじまる「人形」シリーズほか、『殺戮にいたる病』『ディプロトドンティア・マクロプス』『弥勒の掌』『眠り姫とバンパイア』『警視庁特捜班ドットジェイピー』『さよならのためだけに』『狼と兎のゲーム』『裁く眼』『怪盗不思議紳士』『凜の弦音』『修羅の家』などがある。小説の枠を越えマルチに活躍し、ゲームソフト「かまいたちの夜」シリーズの制作でも知られる。

我孫子武丸さんの作品一覧

6位 浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』

六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生
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内容紹介

IT企業「スピラリンクス」の最終選考に残った六人が、内定者を議論する中、六通の封筒が見つかる。その封筒の中には、六人それぞれの「罪」が告発されていて——。

著者:浅倉秋成(あさくら・あきなり)さんについて

1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。『教室が、ひとりになるまで』で推理作家協会賞の長編部門と本格ミステリ大賞の候補作に選出。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』『六人の嘘つきな大学生』など。

浅倉秋成さんの作品一覧

7位 相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠』(講談社文庫)

medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫)
相沢沙呼『medium 霊媒探偵城塚翡翠 (講談社文庫)
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内容紹介

推理作家の香月史郎は、大学の後輩・倉持結花から奇妙な相談を受けた。霊媒師に会うから、付いてきてほしいと言うのだ。霊媒師の名前は城塚翡翠。死者の言葉を伝えることができるという。心霊現象で悩む結花は、翡翠に原因究明を依頼した。翌週、翡翠の提案で結花の家を訪れた香月は、頭から血を流した結花の遺体を発見するのだった……。

著者:相沢沙呼(あいざわ・さこ)さんについて

1983年埼玉県生まれ。2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回「鮎川哲也賞」を受賞しデビュー。繊細な筆致で、登場人物たちの心情を描き、ミステリ、青春小説、ライトノベルなど、ジャンルをまたいだ活躍を見せている。『小説の神様』は、読書家たちの心を震わせる青春小説として絶大な支持を受け、実写映画化された。本作で第20回「本格ミステリ大賞」受賞、「このミステリーがすごい!」2020年版国内編第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位、「2019年ベストブック」(Apple Books)2019ベストミステリー、2019年「SRの会ミステリーベスト10」第1位、の5冠を獲得。さらに2020年「本屋大賞」ノミネート、第41回「吉川英治文学新人賞」候補となった。本作の続編となる『invert 城塚翡翠倒叙集』も発売中。

相沢沙呼さんの作品一覧

8位 乾くるみ『イニシエーション・ラブ』(文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)
乾くるみ『イニシエーション・ラブ (文春文庫)
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内容紹介

代打で合コンに呼ばれた鈴木は、そこでマユという女性に出会いそして恋に落ちた……。甘美でほろ苦い青春のひとときを描いた青春小説と思いきや、最後の最後に思わぬ展開が……!?「必ず二回読みたくなる」と言わしめた傑作ミステリー。

著者:乾くるみ(いぬい・くるみ)さんについて

静岡県大学理学部卒業。1998年『Jの神話』で第4回「メフィスト賞」を受賞し作家デビュー。著者に『イニシエーション・ラブ』、『スリープ』など。

乾くるみさんの作品一覧

9位 道尾秀介『向日葵の咲かない夏』(新潮文庫)

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾秀介『向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
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内容紹介

夏休み前の終業式。先生に頼まれた僕は、欠席した級友のS君宅を訪れた。するとS君は、首を吊って死んでいた。衝撃も束の間、その死体は忽然と無くなったのだ。それから一週間後、あるものに姿を変えたS君が、「僕は殺されたんだ」と訴えながら現れた。妹のミカと、S君の無念を晴らすため、僕は事件を追いはじめた。

著者:道尾秀介(みちお・しゅうすけ)さんについて

2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』がベストセラーとなり、以後、『シャドウ』で本格ミステリー大賞、『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、『光媒の花』で山本周五郎賞、『月と蟹』で「直木賞」を受賞。累計部数は700万部に迫る。

道尾秀介さんの作品一覧

10位 藤崎翔『逆転美人』(双葉文庫)

逆転美人 (双葉文庫)
藤崎翔『逆転美人 (双葉文庫)
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内容紹介

飛び抜けた美人のせいで、不幸ばかりの人生を歩むシングルマザーの香織(仮名)は、娘の学校の教師に襲われた事件を、手記『逆転美人』にしたため出版した。だがそれは、社会を震撼させる大事件の幕開けだった——?

著者:藤崎翔(ふじさき・しょう)さんについて

1985年、茨城県生まれ。茨城県立竜ヶ崎第一高等学校卒業。高校卒業後、お笑いコンビ「セーフティ番頭」を結成。ネタ作りを担当。2010年にコンビを解消し、小説を執筆。、2014年、初めて書いた長編ミステリー『神様のもう一つの顔』(のちに『神様の裏の顔』に改題)で第34回「横溝正史ミステリ大賞」を受賞し、小説家デビューする。著書に『私情対談』(のちに『殺意の対談』に改題)『こんにちは刑事ちゃん』『おしい刑事』『恋するおしい刑事』『お隣さんが殺し屋さん』がある。

藤崎翔さんの作品一覧


ブクログユーザーさんが選ぶ「思わず声が出た」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!