こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!
今回は、11月に開催した「#小中高生に贈りたい本(#ブックサンタ)」からの10作品です!
みなさんが選んだベスト本を、ぜひ本棚登録してみてくださいね。
ブクログユーザーさんベスト本10選
森絵都『カラフル』
重松清『きみの友だち』
辻村深月『この夏の星を見る』
梨木香歩『西の魔女が死んだ』
古賀史健『さみしい夜にはペンを持て』
宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』
有川ひろ『図書館戦争』
はやみねかおる『そして五人がいなくなる』
J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』
ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』
1.森絵都『カラフル』(文春文庫)
内容紹介
生前の罪により輪廻のサイクルから外された主人公の魂は、自殺を図った少年の体にホームステイし、自分の罪を思い出すことになった。見知らぬ少年の体を通じて、次第に主人公は人の欠点や美点を目撃してゆき——。
著者:森絵都(もり・えと)さんについて
1968年生まれ。90年『リズム』で講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。95年『宇宙のみなしご』で野間児童文芸新人賞及び産経児童出版文化賞ニッポン放送賞、98年『つきのふね』で野間児童文芸賞、99年『カラフル』で産経児童出版文化賞、2003年『DIVE!!』で小学館児童出版文化賞、06年『風に舞いあがるビニールシート』で直木賞、17年『みかづき』で中央公論文芸賞等受賞。『この女』『クラスメイツ』『出会いなおし』『カザアナ』『あしたのことば』『生まれかわりのポオ』他著作多数。
2.重松清『きみの友だち』(新潮文庫)
内容紹介
事故で足が不自由になり、友だちがいなくなってしまった恵美と、腎臓が弱く病気がちで入退院を繰り返す由香。二人はお互い友情を深めていく。そして恵美の同級生、転校生たちが織り成す、さまざまな「友情」。
著者:重松清(しげまつ・きよし)さんについて
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。
3.辻村深月『この夏の星を見る』
内容紹介
天文部に所属する茨城県立砂浦第三高校の二年生・亜紗は、コロナ禍で部活も規制され、望遠鏡で星を捉えるスピードを競う「スターキャッチコンテスト」も開催できないと悩んでいた。複雑な思いを抱える中高生たちだが、リモート会議を駆使して、天文部は全国で繋がってゆく。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは?
著者:辻村深月(つじむら・みづき)さんについて
1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。
4.梨木香歩『西の魔女が死んだ』(新潮文庫)
内容紹介
祖母が危篤状態と聞き、まいは学校を早退した。2年前、中学生になったばかりのまいは、うまく学校に馴染めずにいた。傷ついたまいは、自分のことを「魔女」と呼ぶイギリス人の祖母のもとで暮らすことに。そして、魔女から魔女修業を受けることになり——?
著者:梨木香歩(なしき・かほ)さんについて
1959年生まれ。小説作品に『西の魔女が死んだ 梨木香歩作品集』『丹生都比売 梨木香歩作品集』『裏庭』『沼地のある森を抜けて』『家守綺譚』『冬虫夏草』『ピスタチオ』『海うそ』『f植物園の巣穴』『椿宿の辺りに』など。エッセイに『春になったら莓を摘みに』『水辺にて』『エストニア紀行』『鳥と雲と薬草袋』『やがて満ちてくる光の』など。他に『岸辺のヤービ』『ヤービの深い秋』がある。
5.古賀史健『さみしい夜にはペンを持て』
内容紹介
うみのなか中学校に通うタコジローは、学校にも居場所がなく、自分のことが大嫌い。ある日、不思議なヤドカリおじさんと出会ったタコジローはおじさんから「書くことは、自分と対話すること」だと教わり——?
著者:(こが・ふみたけ)さんについて
1973年、福岡県生まれ。ライター、株式会社バトンズ代表。『取材・執筆・推敲』『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(共著・岸見一郎)、『20歳の自分に受けさせたい文章講義』ほか著書多数。2014年「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞。構成に幡野広志さんの思いをまとめた『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』(ポプラ社)など。
6.宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』
内容紹介
中二の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、200歳まで生きると宣言。今日も我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!
著者・宮島未奈(みやじま・みな)さんについて
1983年静岡県生まれ、滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2018年、宮島ムー名義の『二位の君』で、第196回「コバルト短編小説新人賞」を受賞する。2021年『ありがとう西武大津店』で第20回「女による女のためのR-18 文学賞」大賞、「読者賞」、「友近賞」をトリプル受賞。同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』がデビュー作。
7.有川ひろ『図書館戦争』(角川文庫)
内容紹介
2019(正化31)年、公序良俗を乱す表現の規制を掲げる、「メディア良化法」と呼ばれる法律が成立して30年が経った。高校時代に理不尽な本の検閲を、図書隊員の”王子様”に守ってもらった憧れから図書隊に入隊した笠原郁は、メディアの自由を巡っての武力を伴う戦いに身を投じる。
著者:有川ひろ(ありかわ・ひろ)さんについて
高知県出身。2004年、第10回「電撃小説大賞」を受賞し、『塩の街 wish on my precious』でデビュー。2作目『空の中』が絶賛を浴び、『図書館戦争』シリーズで大ブレイク。『植物図鑑』『キケン』『県庁おもてなし課』『旅猫リポート』『三匹のおっさん』『阪急電車』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』『イマジン?』など。2019年「有川浩」から「有川ひろ」に改名。
8.はやみねかおる『そして五人がいなくなる』(講談社青い鳥文庫)
内容紹介
名探偵・夢水清志郎は、もの忘れの名人で、自分がご飯を食べたかどうかも忘れる始末。おまけに、ものぐさでマイペース屋。だけど表札にも名刺にも書いてある通り、正真正銘の名探偵だ。そんな名(迷)探偵だが、難事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決……するわけなかった!笑いに溢れる謎解きミステリー。
著者:はやみねかおるさんについて
三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回「講談社児童文学新人賞」に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』『めんどくさがりなきみのための文章教室』などがある。
9.J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石』
J.K.ローリング『ハリー・ポッターと賢者の石<新装版>』
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内容紹介
両親を幼い頃に亡くし、意地悪な親戚一家の元で育った少年ハリーは、11歳の誕生日に自分が魔法使いだと知る。キングズ・クロス駅の9と3/4番線から汽車に乗り、ハリーはホグワーツ魔法学校に入学した。魔法界の不思議に興味津々のハリーだが、親友のロン、ハーマイオニーとともに、賢者の石にまつわる秘密を探るうち、自分の両親を恐ろしい魔法で殺した「名前を言ってはいけないあの人」との対決へと導かれていく
著者:J.K.ローリングさんについて
記録的ベストセラーであり多数の賞を獲得した「ハリー・ポッター」シリーズの著者。世界中で愛読された本シリーズは、これまで累計5億部以上を売り上げ、80カ国語に翻訳された。8部作の映画は大ヒットを記録。著者は『幻の動物とその生息地』に着想を得て、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の脚本を執筆。この作品を皮切りとして、5部作の映画シリーズの公開が始まった。
10.ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』(エンデの傑作ファンタジー)
内容紹介
バスチアンは、銅(あかがね)色の本を読んでいた。「ファンタージエン国」は、正体不明の〈虚無〉により滅亡寸前となった。国を救うためには、人間界から子供が必要だった。あかがね色の本を読む10歳の少年……僕だ!その瞬間、本の中に吸い込まれたバスチアンは、国の滅亡と再生を体験することになる。
著者:ミヒャエル・エンデさんについて
1929年〜1995年。ドイツの児童文学作家。父はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデ。1973年に代表作『モモ』を発表し、後世に残る不朽の名作として語り継がれる。日本と関わりが深く、1989年に『はてしない物語』の翻訳者佐藤真理子と結婚する。
ブクログユーザーさんが選ぶ「小中高生に贈りたい」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!