こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!
今回は、2月に開催した「#キュン3選」からの上位作です!
これまで何度も上位入りした作品たちは、殿堂入りとして末尾にまとめさせておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ブクログユーザーさんベスト本10選
有川ひろ『植物図鑑』
宇山佳佑『桜のような僕の恋人』
越谷オサム『陽だまりの彼女』
顎木あくみ『わたしの幸せな結婚』
原田マハ『カフーを待ちわびて』
島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』
平野啓一郎『マチネの終わりに』
住野よる『君の膵臓をたべたい』
砂村かいり『アパートたまゆら』
有川ひろ『クジラの彼』
殿堂入りの作品たち
有川ひろ『植物図鑑』(幻冬舎文庫)

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内容紹介
飲み会から帰宅したさやかは、自宅マンションの前で行き倒れているイケメン男から、「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか」と言われ、一晩の寝床とカップ麺を提供する。家事能力が高く異常に植物に詳しい男・イツキとのルームシェア。週末ごとの「狩り」などに、さやかはどんどんイツキに惹かれてゆくが——。
著者:有川ひろ(ありかわ・ひろ)さんについて
高知県出身。第10回電撃小説大賞『塩の街 wish on my precious』で2004年デビュー。2作目『空の中』が絶賛を浴び、『図書館戦争』シリーズで大ブレイク。『植物図鑑』『キケン』『県庁おもてなし課』『旅猫リポート』『三匹のおっさん』『阪急電車』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』『イマジン?』など。2019年「有川浩」から「有川ひろ」に改名。
宇山佳佑『桜のような僕の恋人』(集英社文庫)

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内容紹介
美容師の美咲に一目ぼれした晴人は、あるアクシデントをきっかけに、美咲をデートに誘った。デート中に投げかけられた美咲の言葉に背中を押され、一度は諦めた夢を再び追い始める晴人。その姿を見て、美咲の方も徐々に晴人に心惹かれてゆくのだった。やがて、晴れて恋人同士になった二人。しかし、幸せな時間を過ごす中、美咲はある病気を発症してしまう。
著者:宇山佳佑(うやま・けいすけ)さんについて
1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、小説家。ドラマ脚本に『信長協奏曲』『スイッチガール!!』『主に泣いてます』、映画脚本に『今夜、ロマンス劇場で』など。書き下ろし小説『桜のような僕の恋人』がヒット作となる。
越谷オサム『陽だまりの彼女』(新潮文庫)

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内容紹介
交通広告代理店で営業マンをしている奥田浩介は、新規クライアントとの打ち合わせで幼馴染み、渡来真緒と10年ぶりの再会を果たす。真緒は、「学年有数のバカ」と呼ばれイジメられていた頃の面影がない、モテ系キャリアウーマンに成長していた。とんとん拍子に交際へと発展し、幸せを感じる浩介だが、真緒の不遇な過去や不吉な影はいつまでも消えず……。
著者:越谷オサム(こしがや・おさむ)さんについて
1971年東京生まれ。2004年、『ボーナス・トラック』で第16回「日本ファンタジーノベル大賞」優秀賞を受賞し、デビュー。著書に『階段途中のビッグ・ノイズ』『いとみち』『陽だまりの彼女』等がある。
顎木あくみ『わたしの幸せな結婚』(富士見L文庫)

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内容紹介
古くから続く名家・斎森家の長女として生まれた美世。早くに実母を亡くした美世は継母と異母妹に虐げられ、父からも見捨てられ過ごしていた。ある日、美世に縁談話が持ち上がる。相手は、これまで数多くの花嫁候補が彼のもとを訪れたが、三日と持たずに逃げ出したという冷酷無慈悲の軍人・久堂清霞だった……。
著者:顎木あくみ(あぎとぎ・あくみ)さんについて
長野県在住。小説投稿サイトにて作品を発表し、2019年、『わたしの幸せな結婚』で作家デビュー。
原田マハ『カフーを待ちわびて』(宝島社文庫)

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内容紹介
沖縄の小さな島、与那喜島で雑貨屋を営みながら暮らしている明青。彼のに一通の手紙が届く。見知らぬ人からの手紙には「絵馬が本当なら、私をお嫁に貰って下さい」。彼は本土の神社で、絵馬に「嫁に来ないか。幸せにします」と書いていた。そして差出人の幸が、島にやってきた——。
著者:原田マハ(はらだ・まは)さんについて
1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。
島本理生『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』(幻冬舎文庫)

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内容紹介
仕事熱心なOLの知世の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月2のデート。椎名さんとは美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられて……?
著者:島本理生(しまもと・りお)さんについて
1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。
平野啓一郎『マチネの終わりに』(文春文庫)

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内容紹介
クラシックギタリストの蒔野聡史は、ある日、海外の通信社で働くジャーナリスト・小峰洋子と出会う。初めて会ったときから互いに強く惹かれあう二人だったが、実は洋子には婚約者がいた。東京・ニューヨーク・パリ・バグダッドを舞台に、出会ってはすれ違う二人の恋の行方は……。
著者:平野啓一郎(ひらの・けいいちろう)さんについて
1975年愛知県蒲郡市生。北九州市出身。京都大学法学部卒業。1999年、在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』で、第120回「芥川賞」を受賞する。主な著書に、『葬送』『透明な迷宮』『マチネの終わりに』『ある男』等がある。
住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉文庫)

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内容紹介
高校生の「僕」は、クラスでは目立たない地味な存在だ。誰もやりたがらない図書委員を1人でやっている。ある日、病院で忘れ物の本を拾った僕は、それがクラスメイトである桜良のものだと知る。本のタイトルは「共病文庫」。膵臓を患っている桜良の日記のようなものだった。その日から、学校の人気者である桜良と冴えない僕の交流が始まった……。
著者:住野よる(すみの・よる)さんについて
高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。
砂村かいり『アパートたまゆら』(創元文芸文庫)

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内容紹介
自室の鍵を紛失し途方に暮れていた紗子は、帰宅してきた隣人の男性から思いがけない提案をされる。「よかったら、うち泊めますけど」普段であれば潔癖症と真面目な性格ゆえに断るところだが、彼が話す雰囲気から、下心が無いことと清潔な人物であることを直感しこの申し出を受け入れる。これを機に始まった交流の中で、紗子は彼に恋心を抱くのだが——。
著者:砂村かいり(すなむら・かいり)さんについて
神奈川県在住。「炭酸水と犬」と「アパートたまゆら」にて 第5回「カクヨムWeb小説コンテスト〈恋愛部門〉特別賞」を2作同時受賞し、作家デビューを果たす。
有川ひろ『クジラの彼』(角川文庫)

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内容紹介
聡子のもとにメールが届いた。2か月ぶりの彼からのメールだ。「元気ですか?浮上したら漁火がきれいだったので送ります」——こんなそっけない文面を送ってきたのは、「クジラの彼」こと冬原だった。冬原は潜水艦乗りだから、いつ出かけていつ帰ってくるかはわからない。聡子と冬原の間には、いつも7つの海が横たわっている。
殿堂入りの作品たち
ブクログユーザーさんが選ぶ「キュン」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!