ブクログユーザーさんの「旅する」ベスト本!

こんにちは、ブクログ通信です。

ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!

今回は、3月に開催した「#旅する本3選」からの上位作です!

これまで何度も上位入りした作品たちは、殿堂入りとして末尾にまとめさせておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

ブクログユーザーさんベスト本10選

沢木耕太郎『深夜特急』
若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』
近藤史恵『スーツケースの半分は』
原田マハ『旅屋おかえり』
星野道夫『旅をする木』
有川ひろ『旅猫リポート』
益田ミリ『47都道府県女ひとりで行ってみよう』
筒井康隆『旅のラゴス』
椹野道流『祖母姫、ロンドンへ行く!』
さくらももこ『ももこの世界あっちこっちめぐり』
殿堂入りの作品たち

沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)

深夜特急1 ー 香港・マカオ〈文字拡大増補新版〉 (新潮文庫)
沢木耕太郎『深夜特急1 ー 香港・マカオ〈文字拡大増補新版〉 (新潮文庫)
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内容紹介

「私」は、インドのデリーからイギリスのロンドンまで、バスだけを使い一人で旅すると決めて日本を飛び出した。旅の途中、2か所のストップオーバーが認められる航空券を得た「私」は、乗り継ぎ地を香港とバンコクに決める。各地でさまざまな人と出会い、事件に巻き込まれつつも一人旅を続ける「私」。果たして無事ロンドンにたどり着けるのか。

著者:沢木耕太郎(さわき・こうたろう)さんについて

1947年東京生まれ。横浜国立大学卒業。73年『若き実力者たち』で、ルポライターとしてデビュー。79年『テロルの決算』で「大宅壮一ノンフィクション賞」、82年『一瞬の夏』で「新田次郎文学賞」、85年『バーボン・ストリート』で「講談社エッセイ賞」を受賞する。86年から刊行する『深夜特急』3部作では、93年に「JTB紀行文学賞」を受賞する。2000年、初の書き下ろし長編小説『血の味』を刊行し、06年『凍』で「講談社ノンフィクション賞」、14年『キャパの十字架』で「司馬遼太郎賞」、23年『天路の旅人』で「読売文学賞」を受賞する。

沢木耕太郎さんの作品一覧

若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』(文春文庫)

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (文春文庫)
若林正恭『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬 (文春文庫)
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内容紹介

芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の国の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほぐされた頃、隠された旅の目的が明らかに。

著者:若林正恭(わかばやし・まさやす)さんについて

1978年9月20日生まれ。テレビ朝日『しくじり先生 俺みたいになるな!!』、日本テレビ『スクール革命!』、NHK『マサカメTV』、ニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』等テレビ、ラジオで活躍中。ダ・ヴィンチの好評連載を単行本化した『社会人大学人見知り学部卒業見込』を2013年に刊行。

若林正恭さんの作品一覧

近藤史恵『スーツケースの半分は』(祥伝社文庫)

スーツケースの半分は (祥伝社文庫)
近藤史恵『スーツケースの半分は (祥伝社文庫)
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内容紹介

あなたの旅に、幸多かれ——。青いスーツケースが運ぶ”新しい私”との出会い。心にふわっと風が吹く、温もりと幸せをつなぐ物語。

著者:近藤史恵(こんどう・ふみえ)さんについて

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

近藤史恵さんの作品一覧

原田マハ『旅屋おかえり』(集英社文庫)

旅屋おかえり (集英社文庫)
原田マハ『旅屋おかえり (集英社文庫)
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内容紹介

売れないアラサータレントの丘えりかは、周囲から「おかえり」と呼ばれている。スポンサーの名前を間違えて看板番組が打ち切りになり、32歳にして無職になった。そんな「おかえり」は、ひょんなことから難病の女性・真与の代わりに旅行に行くことになる。旅先では悪天候に見舞われ、目的達成が危ぶまれるが——。

著者:原田マハ(はらだ・まは)さんについて

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

原田マハさんの作品一覧

星野道夫『旅をする木』(文春文庫)

旅をする木 (文春文庫)
星野道夫『旅をする木 (文春文庫)
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内容紹介

広大な大地と海に囲まれ、正確に季節がめぐるアラスカ。1978年に初めて降り立った時から、その美しくも厳しい自然と動物たちの生き様を写真に撮る日々。その中で出会ったアラスカ先住民族の人々や開拓時代にやってきた白人たちの生と死が隣り合わせの生活を、静かでかつ味わい深い言葉で綴る33篇を収録。

著者:星野道夫(ほしの・みちお)について

1952-1996、千葉県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。大学卒業後、動物写真家・田中光常さんの助手を経てアラスカ大学野生動物管理学部に留学し、18年間をアラスカで暮らす。極北の自然と動物の生命の営み、人々の暮らしを写真と文章で記録し続けた。

星野道夫の作品一覧

有川ひろ『旅猫リポート』(講談社文庫)

旅猫リポート (講談社文庫)
有川ひろ『旅猫リポート (講談社文庫)
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内容紹介

長く野良猫をしていたナナは、サトルの飼い猫になった。優しくて友達の多いサトルと、少し生意気でマイペースなナナは良いコンビだ。だがある日、サトルはナナを手放すことを決めた。新しい飼い主を探すため、サトルの旧友たちに会いに行くことになるナナは、サトルがこれまで過ごしてきた土地をめぐるたびに、ナナが知らなかったサトルの姿を知ってゆく。

著者:有川ひろ(ありかわ・ひろ)さんについて

高知県出身。第10回電撃小説大賞『塩の街 wish on my precious』で2004年デビュー。2作目『空の中』が絶賛を浴び、『図書館戦争』シリーズで大ブレイク。『植物図鑑』『キケン』『県庁おもてなし課』『旅猫リポート』『三匹のおっさん』『阪急電車』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』『イマジン?』など。2019年「有川浩」から「有川ひろ」に改名。

有川ひろさんの作品一覧

益田ミリ『47都道府県女ひとりで行ってみよう』(幻冬舎文庫)

47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)
益田ミリ『47都道府県女ひとりで行ってみよう (幻冬舎文庫)
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内容紹介

日本には47都道府県もあるのに、行ったことがない場所があるというのはもったいないなぁ。というわけで、全部行ってみることにした。33歳の終わりから37歳まで、毎月東京からフラッとひとり旅。名物料理を無理して食べるでもなく、観光スポットを制覇するでもなく。その時の自分にちょうどよいペースで、「ただ行ってみるだけ」の旅の記録。

著者:益田ミリ(ますだ・みり)さんについて

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

益田ミリさんの作品一覧

筒井康隆『旅のラゴス』(新潮文庫)

旅のラゴス (新潮文庫)
筒井康隆『旅のラゴス (新潮文庫)
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内容紹介

主人公・ラゴスは、「先祖の書物を読破する」ため旅に出た。「この世界」では、人々は高度な文明を失った代わりに超自然的な能力を得て暮らしている。ラゴスは世界を旅するうち、様々な土地で様々な民族と出会い、知恵と経験を蓄えてゆく。時に奴隷として働かされ、時に王と称えられることもあったが、それでもラゴスはただ旅を進める。

著者:筒井康隆(つつい・やすたか)さんについて

1934年大阪府出まれ。小説家、SF作家。同志社大学卒業。SF同人誌「NULL」を発刊し、江戸川乱歩に認められたことで作家活動を始める。1970年代になると、ジャンルにこだわらない様々なスタイルの作品を発表する。1989年刊行の『残像に口紅を』はTikTokで話題となり、たちまち若者たちに注目された。

筒井康隆さんの作品一覧

椹野道流『祖母姫、ロンドンへ行く!』

祖母姫、ロンドンへ行く!
椹野道流『祖母姫、ロンドンへ行く!
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内容紹介

正月の親戚の集まりで英国留学の思い出話を披露した孫娘(著者)に、祖母が「一度でいいからロンドンに行きたい、お姫様のような旅をしたい」と告げたことから、一族総出で支援する5泊7日の豪華イギリス旅行が決定!だが、著者が留学で培ったのは「行き当たりばったり体力勝負の低コスト海外滞在」ノウハウで、高齢の祖母をもてなす旅とは真逆のスキルで……?

著者:椹野道流(ふしの・みちる)さんについて

兵庫県生まれ。1996年『人買奇談』で講談社の「第3回ホワイトハート大賞」のエンタテインメント小説部門で佳作を受賞し、翌年に同作品でデビュー。「鬼籍通覧」シリーズや「貴族探偵エドワード」シリーズなど、多くのロングセラーを持つ。2014年にスタートした「最後の晩ごはん」シリーズは、2018年にドラマ化もされた。小説家として活躍する一方で医師としても活動し、医療系専門学校で教壇に立つ。

椹野道流さんの作品一覧

さくらももこ『ももこの世界あっちこっちめぐり』(集英社文庫)

ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫)
さくらももこ『ももこの世界あっちこっちめぐり (集英社文庫)
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内容紹介

ももこが帰ってきた!バルセロナ、バリ、サンフランシスコ、パリ。世界中を股にかけた珍道中の数々。抱腹絶倒の旅エッセイ!

著者:さくらももこさんについて

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

さくらももこさんの作品一覧

殿堂入りの作品たち

方舟

方舟

著者 : 夕木春央

講談社

発売日 : 2022年9月8日

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ブクログユーザーさんが選ぶ「旅する」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!