こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!
今回は、4月に開催した「#春を感じる作品3選」からの上位作です!
これまで何度も上位入りした作品たちは、殿堂入りとして末尾にまとめさせておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ブクログユーザーさんベスト本10選
宇山佳佑『桜のような僕の恋人』
住野よる『君の膵臓をたべたい』
瀬尾まいこ『春、戻る』
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』
辻村深月『サクラ咲く』
新海誠『秒速5センチメートル』
二宮敦人『最後の医者は桜を見上げて君を想う』
米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』
村山早紀『桜風堂ものがたり』
伊坂幸太郎『重力ピエロ』
殿堂入りの作品たち
宇山佳佑『桜のような僕の恋人』(集英社文庫)

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内容紹介
美容師の美咲に一目ぼれした晴人は、あるアクシデントをきっかけに、美咲をデートに誘った。デート中に投げかけられた美咲の言葉に背中を押され、一度は諦めた夢を再び追い始める晴人。その姿を見て、美咲の方も徐々に晴人に心惹かれてゆくのだった。やがて、晴れて恋人同士になった二人。しかし、幸せな時間を過ごす中、美咲はある病気を発症してしまう。
著者:宇山佳佑(うやま・けいすけ)さんについて
1983年生まれ。神奈川県出身。脚本家、小説家。ドラマ脚本に『信長協奏曲』『スイッチガール!!』『主に泣いてます』、映画脚本に『今夜、ロマンス劇場で』など。書き下ろし小説『桜のような僕の恋人』がヒット作となる。
住野よる『君の膵臓をたべたい』(双葉文庫)

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内容紹介
高校生の「僕」は、クラスでは目立たない地味な存在だ。誰もやりたがらない図書委員を一人でやっている。ある日、病院で忘れ物の本を拾った僕は、それがクラスメイトである桜良のものだと知る。本のタイトルは「共病文庫」。膵臓を患っている桜良の日記のようだ。その日から、学校の人気者の桜良と冴えない僕の交流が始まった……。
著者:住野よる(すみの・よる)さんについて
高校時代より執筆活動を開始。デビュー作『君の膵臓をたべたい』がベストセラーとなり、2016年の本屋大賞第二位にランクイン。他の著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』『この気持ちもいつか忘れる』『腹を割ったら血が出るだけさ』がある。カニカマが好き。
瀬尾まいこ『春、戻る』(集英社文庫)

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内容紹介
結婚を控えたさくらのもとに、自称「お兄さん」が現れる。12歳も年下の「兄」の出現に戸惑うさくらだが、「兄」はさくらのことを気遣い、会いに来たり、料理を教えたりと甲斐甲斐しい。結婚目前となったある日、「兄」の料理教室も最終回を迎え、そこでさくらはようやく「兄」が何者かを思い出す——。
著者:瀬尾まいこ(せお・まいこ)さんについて
1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。
歌野晶午『葉桜の季節に君を想うということ』(文春文庫)

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内容紹介
自称「何でもやってやろう屋」の成瀬将虎は、フィットネスクラブ仲間の久高愛子から相談を受けた。轢き逃げに遭った身内が、悪徳業者に保険金目的で殺害されたと疑う愛子は、その証拠を将虎に掴んでほしいという。そんな折、地下鉄で飛び込み自殺を図った女性を助け、彼女と恋に落ちた将虎。だが、保険金殺人と偶然から始まった恋愛は思わぬ結末を呼ぶことに——。
著者:歌野晶午(うたの・しょうご)さんについて
1988年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回「推理作家協会賞」、第4回「本格ミステリ大賞」をダブル受賞。10年『密室殺人ゲーム2.0』で第10回「本格ミステリ大賞」をふたたび受賞。
辻村深月『サクラ咲く』(光文社文庫)

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内容紹介
読書家のマチが図書室で借りた本には一枚の紙が挟まっていて——(『サクラ咲く』)。偶然が人生を変える瞬間に立ち会う、珠玉の短編集。
著者:辻村深月(つじむら・みづき)さんについて
1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回「メフィスト賞」を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回「吉川英治文学新人賞」、12年『鍵のない夢を見る』で第147回「直木賞」、18年『かがみの孤城』で第15回「本屋大賞」を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。
新海誠『秒速5センチメートル』(角川文庫)

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内容紹介
同じ中学に通いたいと思っていた貴樹と明里は、明里の引越しという「大人の事情」によって東京と栃木に離ればなれになってしまう。文通を重ねていた二人だが、およそ1年後、今度は貴樹の家族が鹿児島の離島へ引っ越すことに。貴樹は明里に会いに栃木へと向かうが、雪のために列車は長時間の停車を余儀なくされ——?
著者:新海誠(しんかい・まこと)さんについて
1973年生まれ、長野県出身。2002年、ほとんど個人で制作した短編作品『ほしのこえ』でデビュー。16年『君の名は。』、2019年『天気の子』、22年『すずめの戸締まり』公開、監督として国内外で高い評価と支持を受けている。
二宮敦人『最後の医者は桜を見上げて君を想う』(TO文庫)

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内容紹介
武蔵野七十字病院の医師である桐子は、「死神」と呼ばれている。死期が近い患者に対して、無駄な延命治療をすすめないからだ。一方で、桐子の同期であり、病院の副院長を務める福原は、患者を助けるため最後の最後まで全力を尽くす医師である。対照的な桐子と福原は、それぞれの信念のもと、患者の生死に向き合っているのだが……。
著者:二宮敦人(にのみや・あつと)さんについて
1985年東京生まれ。一橋大学経済学部卒業。その他著書に、『!』『!!』『!!!』『!!!!』『暗黒学校』『最悪彼氏』『占い処・陽仙堂の統計科学』『一番線に謎が到着します 若き鉄道員・夏目壮太の日常』などがある。
米澤穂信『春期限定いちごタルト事件』(創元推理文庫)

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内容紹介
船戸高校に入学した小鳩常悟朗と小山内ゆきは、互いに「小市民を目指す」という目的のため、互恵関係にある。そんな二人の前にはなぜかいくつもの謎が飛び出し、常悟郎はそのたびに謎解きの誘惑に駆られてしまう。清く慎ましい小市民として生活を送る二人だが、ある日、小山内の自転車が盗まれたことから、大きな事件の渦に巻きこまれてゆく。
著者:米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さんについて
1978年岐阜県生まれ。2001年『氷菓』で「角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞」(ヤングミステリー&ホラー部門)を受賞し、デビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」(長編及び連作短編集部門)、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。21年『黒牢城』で「山田風太郎賞」、22年に「直木賞」を受賞する。23年『可燃物』で、「ミステリが読みたい!」「週刊文春ミステリーベスト10」「このミステリーがすごい!」でそれぞれ国内部門1位を獲得し、ミステリーランキング三冠を達成する。
村山早紀『桜風堂ものがたり』

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内容紹介
物静かな青年・月原一整は、銀河堂書店の店員だ。人付き合いは上手くないが、埋もれた名作を見つける目を持ち、店長からは「宝探しの月原」と呼ばれている。しかし、ある日起こった万引き事件をきっかけに店を辞めることになった一整は、傷心のまま旅に出て、ネット上の知人を訪ねに桜野町を訪れた。そこには、思いがけない出会いが待っていて……。
著者:村山早紀(むらやま・さき)さんについて
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で「毎日童話新人賞」最優秀賞、第4回「椋鳩十児童文学賞」を受賞。著書に『シェーラ姫の冒険』、『コンビニたそがれ堂』『百貨の魔法』、『アカネヒメ物語』『花咲家の人々』『竜宮ホテル』、『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』『かなりや荘浪漫』、げみ氏との共著に『春の旅人』『トロイメライ』、エッセイ『心にいつも猫をかかえて』などがある。
伊坂幸太郎『重力ピエロ』(新潮文庫)

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内容紹介
泉水と春の兄弟は、優しい父と美しい母と共に暮らしている。一見、普通の幸せな家族だが、春の出生には悲しい秘密があった——。やがて兄弟が大人になったとき、身の回りで連続放火事件が起こる。兄の泉水はある決意のもと、春と一緒に事件の謎解きに乗り出すのだった。
著者:伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)さんについて
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。
殿堂入りの作品たち
ブクログユーザーさんが選ぶ「春を感じる」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!