こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!
今回は、5月に開催した「#子どもが活躍する3選」からの上位作です!
これまで何度も上位入りした作品たちは、殿堂入りとして末尾にまとめさせておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ブクログユーザーさんベスト本10選
辻村深月『かがみの孤城』
伊坂幸太郎『逆ソクラテス』
森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』
宗田理『ぼくらの七日間戦争』
湯本香樹実『夏の庭―The Friends』
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』
ミヒャエル・エンデ『モモ』
筒井頼子『はじめてのおつかい』
藤岡陽子『金の角持つ子どもたち』
はやみねかおる『そして五人がいなくなる』
殿堂入りの作品たち
辻村深月『かがみの孤城』

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内容紹介
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の七人が集められていた。なぜこの彼らが、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
著者:辻村深月(つじむら・みづき)さんについて
1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。
伊坂幸太郎『逆ソクラテス』(集英社文庫)

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内容紹介
学力も運動もそこそこの小学6年生の僕は、転校生の安斎からある作戦を持ちかけられる。カンニングから始まったその計画は、クラスメイトや担任を巻き込み予想外の結末を迎える——。世界をひっくり返す無上の全5編。
著者:伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)さんについて
1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。
森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』(角川文庫)

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内容紹介
小学4年生の「ぼく」は、ごく普通の郊外の町に住んでいる。たくさん本を読み、毎日ノートを取るから、「ぼく」は大人に負けないくらいいろいろなことを知っている。ある日、町に突然ペンギンたちが現れた。どうやら、この事件には歯科医院のお姉さんが関わっているらしい。「ぼく」は、この事件の謎について研究することにした——。
著者:森見登美彦(もりみ・とみひこ)さんについて
1979年、奈良県生まれ。京都大学大学院農学研究科修士課程修了。2003年『太陽の塔』で「日本ファンタジーノベル大賞」を受賞しデビュー。07年『夜は短し歩けよ乙女』で「山本周五郎賞」を受賞。同作品は「本屋大賞」2位にも選ばれる。その他著書に、『きつねのはなし』『有頂天家族』等がある。
宗田理『ぼくらの七日間戦争』(角川文庫)

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内容紹介
1年2組の男子生徒が全員、姿を消した。河川敷にある工場跡に立てこもり、体面ばかりを気にする教師や親、大人たちへ“叛乱”を起こす!何世代にもわたり読み継がれてきた不朽のシリーズ最高傑作。
著者:宗田理(そうだ・おさむ)さんについて
1928年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業。シナリオ製作、編集者などを経て、1979年作家デビュー。85年に刊行された『ぼくらの七日間戦争』は映画化され、中高生を中心に圧倒的な人気を呼ぶ。『ぼくらの七日間戦争』をはじめとする「ぼくら」シリーズの他、「2A」シリーズ、「東京キャッツタウン」シリーズなど多数。2024年4月逝去。
湯本香樹実『夏の庭―The Friends』(新潮文庫)

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内容紹介
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが……。
著者:湯本香樹実(ゆもと・かずみ)さんについて
1959年東京都生まれ。作家。著書に、小説『夏の庭―The Friends』『岸辺の旅』、絵本『くまとやまねこ』(絵:酒井駒子)『あなたがおとなになったとき』(絵:はたこうしろう)等がある。
道尾秀介『向日葵の咲かない夏』(新潮文庫)

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内容紹介
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。
著者:道尾秀介(みちお・しゅうすけ)さんについて
1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。
ミヒャエル・エンデ『モモ』(岩波少年文庫)

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内容紹介
町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ、「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります……。「時間」とは何かを問う、エンデの名作。
著者:ミヒャエル・エンデについて
1929年〜1995年。ドイツの児童文学作家。父はシュールレアリスム画家のエドガー・エンデ。1973年に代表作『モモ』を発表し、後世に残る不朽の名作として語り継がれる。日本と関わりが深く、1989年に『はてしない物語』の翻訳者佐藤真理子と結婚する。
筒井頼子『はじめてのおつかい』(こどものとも傑作集)

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内容紹介
ママに頼まれて牛乳を買いに出かけるみいちゃん。自転車にベルを鳴らされてどきんとしたり、坂道で転んでしまったり、ひとりで歩く道は緊張の連続。坂の上のお店にはだれもいない。みいちゃんは「ぎゅうにゅうください」と声をかけるが小さな声しか出ず、お店の人は気がつかないみたい……?
著者:筒井頼子(つつい・よりこ)さんについて
1945年、東京に生まれる。埼玉県立浦和西高校卒業後、広告会社などに勤務。その後、絵本、童話などの創作をしている。主な絵本に『はじめてのおつかい』『あさえとちいさいいもうと』『いもうとのにゅういん』『とんことり』『おでかけのまえに』『おいていかないで』、童話に『ひさしの村』『いくこの町』『雨はこびの来る沼』などがある。1989年にアメリカの「エズラ・ジャック・キーツ賞」新人作家賞を受賞。宮城県在住。
藤岡陽子『金の角持つ子どもたち』(集英社文庫)

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内容紹介
突然、中学受験をすることを決意した小六の俊介。大人達は戸惑うが、やがてその頑張りに周囲も変化してゆき——。
著者:藤岡陽子(ふじおか・ようこ)さんについて
1971年、京都市生まれの小説家。同志社大学文学部卒業後、報知新聞社にスポーツ記者としての勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後に塾講師や法律事務所勤務をしつつ、大阪文学学校に通い、小説を書き始める。この時期、慈恵看護専門学校を卒業し、看護師資格も取得している。2006年「結い言」で第40回北日本文学賞選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。看護学校を舞台にした代表作、『いつまでも白い羽根』は2018年にテレビドラマ化された。
はやみねかおる『そして五人がいなくなる 名探偵夢水清志郎事件ノート』(講談社青い鳥文庫)

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内容紹介
夢水清志郎は名探偵。表札にも名刺にも、ちゃんとそう書いてある。だけど、ものわすれの名人で、自分がごはんを食べたかどうかさえわすれちゃう。おまけに、ものぐさでマイペース。こんな名(迷)探偵が、つぎつぎに子どもを消してしまう怪人「伯爵」事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決……するわけはない!
著者:はやみねかおるさんについて
1964年三重県生まれ。『怪盗道化師』で第30回「講談社児童文学新人賞」に入選し、同作品でデビュー。主な作品に「名探偵夢水清志郎」シリーズ、「怪盗クイーン」シリーズ、「虹北恭助」シリーズ、『ぼくと未来屋の夏』『ぼくらの先生!』『恐竜がくれた夏休み』『復活!! 虹北学園文芸部』『令夢の世界はスリップする 赤い夢へようこそー前奏曲ー』『めんどくさがりなきみのための文章教室』等がある。
殿堂入りの作品たち
ブクログユーザーさんが選ぶ「子どもが活躍する」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!