こんにちは、ブクログ通信です。
ブクログが毎月開催している「ブックリスト特別企画」から、ブクログユーザーのみなさんにお寄せいただいた素敵なブックリストの中で、特に人気の高かったベスト本をご紹介!
今回は、6月に開催した「#2024年上半期ベスト」からの上位作です!
これまで何度も上位入りした作品たちは、殿堂入りとして末尾にまとめさせておりますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
ブクログユーザーさんベスト本10選
宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』
凪良ゆう『星を編む』
杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』
塩田武士『存在のすべてを』
青崎有吾『地雷グリコ』
夏川草介『スピノザの診察室』
藤岡陽子『リラの花咲くけものみち』
加藤シゲアキ『なれのはて』
池井戸潤『俺たちの箱根駅伝』
米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』
殿堂入りの作品たち
宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』

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内容紹介
唯一無二の主人公、再び。その前途、誰にも予測不能!成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?
著者:宮島未奈(みやじま・みな)さんについて
1983年静岡県生まれ、滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2018年、宮島ムー名義の『二位の君』で、第196回「コバルト短編小説新人賞」を受賞する。2021年『ありがとう西武大津店』で第20回「女による女のためのR-18 文学賞」大賞、「読者賞」「友近賞」をトリプル受賞。同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』で、デビュー。
凪良ゆう『星を編む』

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内容紹介
『汝、星のごとく』の続編!花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった——。愛の果て、そして、その先を描く、新しい愛の物語。
著者:凪良ゆう(なぎら・ゆう)さんについて
1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。
杉井光『世界でいちばん透きとおった物語』(新潮文庫)

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内容紹介
大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。妻帯者ながら多くの女性と交際していた宮内は、その中の一人との間に子供まで作っていた。それが僕だ。父が遺した小説『世界でいちばん透きとおった物語』について知りたいという宮内長男からの連絡をきっかけに、遺稿探しが始まり——?
著者:杉井光(すぎい・ひかる)さんについて
第12回「電撃小説大賞」《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など。2023年に刊行した『世界でいちばん透きとおった物語』は、20万部以上のヒット作となる。
塩田武士『存在のすべてを』

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内容紹介
平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる——。
著者:塩田武士(しおた・たけし)さんについて
1979年兵庫県生まれ。神戸新聞社在職中の2011年、『盤上のアルファ』でデビュー。2016年『罪の声』で第7回「山田風太郎賞」を受賞し、“「週刊文春」ミステリーベスト10 2016”国内部門第1位、2017年「本屋大賞」3位に輝く。2018年には俳優・大泉洋をあてがきした小説『騙し絵の牙』が話題となり、本屋大賞6位と2年連続本屋大賞ランクイン。2019年、『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞受賞。2020年、21年には『罪の声』『騙し絵の牙』がそれぞれ映画化された。
青崎有吾『地雷グリコ』

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内容紹介
射守矢真兎、女子高生。勝負事にやたらと強いが、平穏を望む彼女が日常の中で風変わりなゲームに巻き込まれ……?ミステリ界の旗手が仕掛ける本格頭脳バトル小説、全5編!
著者:青崎有吾(あおさき・ゆうご)さんについて
1991年神奈川県生まれ。小説家、推理作家。“平成のエラリー・クイーン”の異名をとる、本格ミステリ界の若きエース。代表作に、『体育館の殺人』『図書館の殺人』『ノッキンオン・ロックドドア』等がある。
夏川草介『スピノザの診察室』

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内容紹介
京都の町中の地域病院で働く内科医の雄町哲郎は、30代後半に差し掛かった時に最愛の妹を亡くし、一人残された甥の龍之介と暮らすためにその職を得た。かつては大学病院で数々の難手術を成功させ、将来を嘱望された凄腕医師だった哲郎の医師としての力量に惚れ込んでいた大学准教授の花垣は、愛弟子の南茉莉を研修と称して哲郎のもとに送り込むが……。
著者:夏川草介(なつかわ・そうすけ)さんについて
1978年大阪府生まれ。信州大学医学部卒業。長野県にて地域医療に従事。2009年『神様のカルテ』で第10回「小学館文庫小説賞」を受賞しデビュー。同作は10年に「本屋大賞」第2位となり、11年には映画化もされた。著書に『神様のカルテ2』『神様のカルテ3』『神様のカルテ0』『新章 神様のカルテ』『本を守ろうとする猫の話』『始まりの木』『臨床の砦』『レッドゾーン』など。
藤岡陽子『リラの花咲くけものみち』

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内容紹介
家庭環境に悩み心に傷を負った聡里は、祖母とペットに支えられて獣医師を目指し、北海道の獣医学大学へ進学する。動物たちに「生きること」を教えられながら、聡里は自らの「居場所」を見つけてゆくのだった。
著者:藤岡陽子(ふじおか・ようこ)さんについて
1971年京都市生まれの小説家。同志社大学文学部卒業後、報知新聞社にスポーツ記者としての勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。帰国後に塾講師や法律事務所勤務をしつつ、大阪文学学校に通い、小説を書き始める。この時期、慈恵看護専門学校を卒業し、看護師資格も取得している。2006年『結い言』で第40回「北日本文学賞」選奨を受賞。2009年『いつまでも白い羽根』でデビュー。看護学校を舞台にした代表作、『いつまでも白い羽根』は2018年にテレビドラマ化された。
加藤シゲアキ『なれのはて』

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内容紹介
テレビ局員の守谷京斗は、ある事件をきっかけに報道局からイベント事業部に異動してきた。ある日、同僚の吾妻李久美から「たった一枚の展覧会」を企画したいと相談を受ける。吾妻が惚れ込んでいるその作品について探り始めた二人は、秋田のとある一族にたどり着いた。現在の当主に絵の詳細を訪ねると、破格の値段で買い取ると言い始めて……。
著者:加藤シゲアキ(かとう・しげあき)さんについて
1987年生まれ大阪府出身。青山学院大学法学部卒。NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。以降『閃光スクランブル』『Burn.-バーン-』『傘をもたない蟻たちは』『チュベローズで待ってる(AGE22・AGE32)』 とヒット作を生み出し続ける。2020年刊行の『オルタネート』で、21年に第164回「直木三十五賞」候補、第42回「吉川英治文学新人賞」受賞、第18回「本屋大賞」第8位、第8回「高校生直木賞」を受賞。アイドルと作家の両立が話題を呼んでいる。
池井戸潤『俺たちの箱根駅伝 上』

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内容紹介
古豪・明誠学院大学陸上競技部。箱根駅伝で連覇したこともある名門の名も、今は昔。本選出場を2年連続で逃したチーム、卒業を控えた主将・青葉隼斗にとって、10月の予選会が箱根へのラストチャンスだ。故障を克服し、渾身の走りを見せる隼斗に襲い掛かるのは、「箱根の魔物」……。果たして隼斗は、箱根路を走ることが出来るのか!?
著者:池井戸潤(いけいど・じゅん)さんについて
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒。98年『果つる底なき』で第44回「江戸川乱歩賞」を受賞し作家デビュー。2010年『鉄の骨』で第31回「吉川英治文学新人賞」を、11年『下町ロケット』で第145回「直木賞」を、20年に第2回「野間出版文化賞」を受賞。主な作品に、「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズ、『空飛ぶタイヤ』『陸王』『民王』『花咲舞が黙ってない』『シャイロックの子供たち』『ハヤブサ消防団』等がある。
米澤穂信『冬期限定ボンボンショコラ事件』(創元推理文庫)

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内容紹介
小市民を志す小鳩君はある日轢き逃げに遭い、病院に搬送された。目を覚ました彼は、右足の骨が折れていることを聞かされる。翌日、小鳩君の枕元には、同じく小市民を志す小佐内さんからの「犯人をゆるさない」というメッセージが。小佐内さんは、犯人捜しをしているらしい……。
著者:米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)さんについて
1978年岐阜県生まれ。2001年、『氷菓』で第5回「角川学園小説大賞」ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞しデビュー。11年『折れた竜骨』で「日本推理作家協会賞」、14年『満願』で「山本周五郎賞」を受賞。『満願』は同年の年間ミステリランキングで三冠をとるなど、話題を呼んだ。近著に『王とサーカス』『真実の10メートル手前』『いまさら翼といわれても』『Iの悲劇』『本と鍵の季節』『巴里マカロンの謎』などがある。
殿堂入りの作品たち
ブクログユーザーさんが選ぶ「2024年上半期」ベスト本、どれも素敵な作品ばかりでしたね。
ぜひ、みなさんの読書生活の参考にしてくださいね!