ブクログスタッフの出身地が舞台のおすすめ小説5選!

こんにちは、ブクログ通信です。

数ある小説の中、「地方」をテーマにした人気作もたくさんありますよね。そこでブクログでは、ブクログスタッフの出身地を舞台にしたおすすめ小説を集めてみました!

今回は、千葉県埼玉県神奈川県静岡県岡山県を舞台にした人気小説を5選ご紹介いたします!どの作品も、ブクログのみなさんにピッタリの心温まるヒューマンストーリーばかりですので、ぜひ本棚登録してみてくださいね。

1.森絵都『みかづき』(集英社文庫)

みかづき (集英社文庫)
森絵都『みかづき (集英社文庫)
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あらすじ

昭和36年。小学校の用務員・大島吾郎は、勉強についていけない子供たちに独自の「補修」を行っていた。教員免許を所持してないにもかかわらず、吾郎の教え方は分かりやすいと評判を呼んだ。そんなある時、吾郎の才能を見込んだ生徒の蕗子の母・千明が、共同で塾を立ち上げようと吾郎に持ちかけて——?

おすすめのポイント!

2017年「本屋大賞」にノミネートした本作は、2019年に高橋一生さん、永作博美さん主演でドラマ化されました。本作は千葉県の八千代台を舞台に、子供の「塾教育」に力を注ぐ人々の姿が描かれています。戦後の日本の教育に鋭く切り込む本作ですが、森絵都さんの軽妙な筆致と個性的な登場人物により、小難しくない躍動感あふれた人間ドラマに仕上がっています。時代によって変化してゆく「教育」の理想を追い求めながら、家族の在り方についても考えさせられる作品です。

森絵都さんの作品一覧

面白かった。600ページにおける大長編だったけれど、中弛みすることなく最後まで読むことができた。塾小説の金字塔。利益をとるか、教育理念を貫くかで袂を分かった主人公夫妻の話や、それぞれ性格の違う娘たちの教育への向き合い方など、登場人物それぞれがそれぞれの考え方や生き方をして、悩み、自分たちの活躍の場を見つけていく過程が面白かった。

たかとしさんのレビュー

2.岡田麿里『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(MF文庫ダ・ヴィンチ)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
岡田麿里『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上) (MF文庫ダ・ヴィンチ)
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あらすじ

仲の良かった幼馴染6人組「超平和バスターズ」は、幼馴染・めんまの死をきっかけに、高校生になった今バラバラになってしまった。だがある時、唯一あの頃から変わらないめんまの出現により、「超平和バスターズ」は再び集結することとなった。

おすすめのポイント!

大人気アニメ『あの花』の脚本家・岡田麿里さん自らが手がけたノベライズ版です。舞台の埼玉県秩父市は、今や多くファンが聖地巡礼に訪れる観光スポットとなりました。涙腺崩壊作としても名高い本作は、幼馴染の死に罪悪感を抱えていた主人公たちが、互いの弱みを見せながらかつての絆を修復してゆく姿が描かれています。「死」を扱いながらも決して悲観的すぎず、繊細でノスタルジックな青春群像劇が人気を博しました。アニメ本編ともに、ぜひチェックしてみてくださいね。

岡田麿里さんの作品一覧

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(上)」夏の終わり、少女は現れた。本作は、去年だろうか、テレビアニメとして大ヒットしたものを脚本家自身が小説化したものである。小説オリジナルエピソードもあるので、アニメを忠実に再現しているのではないが、とにかく涙腺に時に心地よく、時に容赦無く訴えかけ、そしてとにかく心と胸を打つ仕上がりになっている。(中略)ノスタルジーと罪の意識が混じり合った物語は、悲しくもあり、切なくもありで、とにかく、歳のせいか涙腺が刺激されて、ダメでしたねw罪の意識をどこかに持っている彼らは、高校生になっても、どこか前に進んでいない。そんな彼らを助ける為、めんまは舞い降りたのだ。お願いごとを携えて。

kansasさんのレビュー

3.青山美智子『鎌倉うずまき案内所』(宝島社文庫)

鎌倉うずまき案内所 (宝島社文庫)
青山美智子『鎌倉うずまき案内所 (宝島社文庫)
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あらすじ

主婦向け雑誌の編集者・早坂瞬は、取材先の鎌倉で「鎌倉うずまき案内所」という不思議な案内所に迷いこんだ。そこにいたのは、双子のおじいさんとアンモナイト?YouTuberを目指す息子を持った母、結婚に悩む女性司書、クラスでの孤立を恐れる中学生、40過ぎの売れない劇団の脚本家、ひっそりと暮らす古書店の店主……。悩める人々を通して語られる、心ほぐされる優しい物語。

おすすめのポイント!

鎌倉を舞台に描く本作は、平成の終わりから始まりまでの30年を遡る連作短編集です。不思議な案内所の個性豊かなキャラクターたちに導かれ、悩みに直面する人々が自分の道を切り開いてゆく姿が描かれています。各章は微妙に繋がっており、登場人物たちの関係性や物語の背景など、読むたびに新たな発見が見つけられます。青山さんの巧みな文章構成と心温まる物語は、螺旋のごとく何度も読みたくなってしまいます。巻末の「平成史特別年表」でより作品の理解を深められますよ。

青山美智子さんの作品一覧

全編通して面白かったですが特にソフトクリームの巻は切なさと感動も相まって泣いてしまいました。案内所の様子がユニークでやりとりを思い浮かべながら楽しく読めました。

ななさんのレビュー

4.よしもとばなな『海のふた』(中公文庫)

海のふた (中公文庫)
よしもとばなな『海のふた (中公文庫)
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あらすじ

ふるさとの西伊豆の小さな町は、海も山も人も寂れてしまった。ささやかな希望を胸に、西伊豆でかき氷屋をはじめた「私」。そんな「私」のもとに母の親友の娘・はじめちゃんがやって来た。大切な人の死で傷ついたはじめちゃんと、故郷への想いを募らせる「私」の、一夏の日々。

おすすめのポイント!

本作は、ミュージシャンの原マスミさんの楽曲に着想を得たよしもとさんが、毎年夏に家族で訪れるという西伊豆を舞台に執筆されました。小さな島でかき氷屋を始めた主人公と、醜い相続争いに心痛めた少女との心の触れ合いが描かれ、ゆったりとした夏の一時と人々の優しさが心に染み渡る一作です。繊細な風景描写とクリエーター・名嘉睦稔さんの幻想的な挿絵により、美しくも儚い島の情景がありありと目に浮かんできます。2014年に菊池亜希子さん主演で映画化もされました。

よしもとばななさんの作品一覧

じんわりあったかい。読みやすいけどちゃんと大人の読書という感じがする。リアリティとか現実を突きつけて来る台詞もあるけどこの人の才能なのか、それを悪いことと捉えず読む人に前を向かせる、読み終わった後の悲しくもなく特別な爽快感もあまりないところが心地いい。彼女の作品の中で初めて読んだ作品です。

アヤネさんのレビュー

5.原田マハ『でーれーガールズ』(祥伝社文庫)

でーれーガールズ (祥伝社文庫)
原田マハ『でーれーガールズ (祥伝社文庫)
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あらすじ

1980年、東京から岡山に転校してきた佐々岡鮎子は、標準語をからかわれクラスに馴染めずにいた。そんなある日、憧れの大学生をモデルにした自作の恋愛漫画を、活発で美人のクラスメイト・秋本武美に見られた鮎子。それをきっかけに二人は親友となるのだが、ある出来事により喧嘩別れをしてしまう。30年後、売れっ子漫画家となり、講演会のため母校へとやって来た鮎子は……?

おすすめのポイント!

岡山を舞台に二つの時代を行き来する、原田マハさんの青春感動小説です。「でーれー」とは、岡山弁で「ものすごい」を意味するそうです。作中には、岡山県民お馴染みの実在スポットも数々登場しています。喧嘩別れから数十年ぶりに再会した親友二人の回想をもとに、かけがえのない友との時間を思い起こさせてくれる作品です。些細な事で拗れてしまう人間関係、甘酸っぱい恋模様、未熟さゆえの尊い青春時代に誰もが共感することでしょう。切なさを伴うラストにも注目です。

原田マハさんの作品一覧

青春時代のあの頃と、それぞれの人生を歩んできた今が交差する。青春も、人生も永遠ではない。あやうく電車のなかで泣くと思った…油断してた…

AkikoSuginoharaさんのレビュー


今回は、ブクログスタッフの出身地がテーマのおすすめ小説5選をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね。