ほのぼのマンガ5選~リラックスタイムのお供におすすめ!~

こんにちは、ブクログ通信です。

ヘビーで読み応えのある漫画の中にも面白いものは沢山ありますが、雨の日や休日など、のんびりとおうち時間を過ごしたい時におすすめなのは、ほのぼの系の漫画です。ゆったりとした作中の時の流れにホッとしたり、登場人物に「萌え」を感じたり、中身が重すぎないからこそ良い、というものもありますよね。

今回はそんな、ほのぼの漫画を5作品集めました!ちょっと気が抜け、心がほぐれる。そんな読後感のものばかりですので、ぜひチェックしてみてください。

1.あfろ『ゆるキャン△』JKたちの”身の丈”キャンプ

ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
あfろ『ゆるキャン△ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
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あらすじ

本栖高校に通う志摩リンは、オフシーズンのソロキャンプを趣味としている。ある冬の日、リンが富士山の麓で一人キャンプを楽しんでいたところ、遭難しかけていた女子を助ける。それは同じ高校に通う各務原なでしこであった。日帰りのつもりで来ていた彼女は、何と日没まで居眠りをしてしまったのだという。リンとの出会いをきっかけに、なでしこはキャンプに興味を持つようになり、二人はゆるやかにキャンプ沼にハマってゆく。

おすすめのポイント!

キャンプ用品が少しずつ揃っていったり、絶景を見たり、キャンプ飯を食べたりする描写を読みながら、一緒にキャンプをしているみたい!とユーザーさんの人気も高い本作。時折、紹介される豆知識も面白く、「キャンプに行きたい!」「やってみたい!」という気持ちが高まります。親しみやすく可愛らしいキャラ画も相まって、一日の終わりや休日のリラックスタイムにピッタリの作品になっています。アニメ・実写ドラマ化に留まらず、2022年には劇場アニメも公開。キャンプに興味のある方は、ぜひ読んでみてほしい話題作です。

あfろさんの作品一覧

ソロキャンプがしたくなる!アニメからゆるキャンは出会ったのですが、コミックもゆるっとしていて可愛らしくてほんわかしていてスローライフみたいでとても良かったです。

カエルっ子さんのレビュー

2.青桐ナツ『flat』マイペース男子×我慢強すぎる保育園児の子守りマンガ

flat (1) (BLADE COMICS)
青桐ナツ『flat (1) (BLADE COMICS)
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あらすじ

高校二年生の平介は、「超」が付くマイペース人間だ。興味のないことにはとことん無頓着を貫き、楽しみにしていた授業が中止になると早退してしまうほどの自由人である。そんな平介だが、ある日、いとこの保育園児・秋の面倒を見るように頼まれる。これまで「面倒くさい」の一言で自分本位に世渡りしてきた平介にとっては厄介な事案だ。が、しかし、実際に世話をし始めると、秋はつくづく我慢強く、自制心と気遣いにあふれた保育園児で……。

おすすめのポイント!

「子供らしくない子供」などと書かれやすい秋君ですが、コロコロと変わる表情がとっても可愛らしいです。他の登場人物達も個性がしっかりと描きこまれており、それぞれのゆるさ、マイペースさ、実在しそうなリアル感があります。本作は既刊の8巻で完結。長すぎず短すぎない、程よい巻数のため、気軽に手を出しやすいのも魅力です。連載を待ちたくない方にもおすすめ。「全国書店員が選んだおすすめコミック2010」では1位に輝きました。平介が秋に影響されながら気付きを得てゆくところも見逃せません。

青桐ナツさんの作品一覧

秋くんと平助の不器用なやり取りが可愛い。1話時点での秋くんが「聞き分けのいい良い子」すぎて、もしかして家庭環境が……ってそわっとしたけど、そんなつらい展開じゃなくて一安心。子供の成長を見守る物語に見せかけて、実は平助の成長がメインかな?このほのぼのをずっと見ていたい……!

仲村椿さんのレビュー

3.久米田康治『かくしごと』娘LOVEな父が暴走する!ドタバタハートフルコメディ

かくしごと(1) (KCデラックス)
久米田康治『かくしごと(1) (KCデラックス)
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あらすじ

後藤可久士は、溺愛する娘・姫ちゃんに一つ、大きな隠し事をしている。それは自分が、ちょっと下品な作品を描く漫画家であるということだ。娘に嫌われたらどうしよう、娘が学校で虐めに遭ったらどうしようと、可久士は毎日スーツを着て出勤する。しかし、姫ちゃんの友達に「パパはどんなお仕事をしているの?」と聞かれたり、自宅に担当が来てしまったりと、日常は「身バレ」の危険でいっぱいだ!可久士は秘密を隠し通す事が出来るのか……!

おすすめのポイント!

隠し事=描く仕事というダブルミーニングのタイトルに加え、実は主人公の名前も名字と名前を入れ替えると「kakushigoto」となる細かい仕掛け。他の登場人物もダジャレが利いたネーミングになっており、楽しませてくれます。各エピソードは、そのほとんどが実話に基づいているそうで、自虐や下ネタを加えつつも下品ではなく、ストーリーテリングの巧みさも見事です。ギャグやパロディで笑わせるだけでなく、涙腺が緩むようなシーンまである力作。2020年にはテレビアニメ化、2021年には劇場編集版も公開されました。

久米田康治さんの作品一覧

久米田康治の自叙伝!?娘愛に溢れた自虐コメディ・・・かと思いきや、二人の日常のなかにシレッと謎な要素を放り込み「そもそも何でお母さんがいないんだろう」ということを暗に思わせるとこで、 涙腺を緩ませる仕掛けがちょいちょいでてくる。

sudakosさんのレビュー

4.ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』コミック化に歓喜の声も!WEB配信からスタートし、話題沸騰中!

作りたい女と食べたい女 1 (it COMICS)
ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女 1 (it COMICS)
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あらすじ

野本ユキは、料理が好きなのに少食であった。そのため、日頃から「もっと作りたい!」という欲求はあったものの、「食べるまでが料理」と自制している。しかし、ある日とうとう、職場でのストレスをきっかけに、食べきれないほどの料理を作ってしまう。野本は同じマンションの隣の隣に住んでいる春日十々子を思い出し、勇気を出して夕食に誘ってみることに。料理を通じて対話する二人の姿にほんわかした気分になる飯テロ漫画。

おすすめのポイント!

料理が上手い=女子力が高いとジャッジされる野本さんと、女性なら少食だろうとご飯を少なめに盛られてしまう春日さん。二人の日常の中には、多くの女性が感じたことのあるモヤモヤが切り取られています。「食べて嬉しい」「食べてもらって嬉しい」というストレートな感情表現の心地良さが魅力。物語は二人の境遇にも触れ、次第に野本さんが自分の中に芽生えた新しい感情に気付いてゆく……という展開。ジェンダーについても描かれた新時代の料理漫画です。2022年11月よりテレビドラマ化。

ゆざきさかおみさんの作品一覧

作中に出てくる野本さんの感情のモヤつきにとても共感する。そのモヤつきの発散方法や気持ちの切り替え方が読んでいてとても好きだし、春日さんとのやり取りが読んでいてこちらも穏やかになれるお話。

みなまさんのレビュー

5.桜井海『おじさまと猫』切なくて泣ける癒やし系マンガ

おじさまと猫(1) (ガンガンコミックスpixiv)
桜井海『おじさまと猫(1) (ガンガンコミックスpixiv)
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あらすじ

その成猫は、特徴的な顔立ちや模様が客にウケず、ペットショップで売れ残っていた。日に日に値下げされ、それでも見向きもされなかった猫の前に、ある日とうとう一人の男性・神田が現れる。自己否定感でいっぱいになっていた猫は、自分を欲しがる人間なんていないと思っていたが、神田は「私が欲しくなったのです」と優しく抱きしめる。「ふくまる」と名付けられたブサカワ猫とおじさま。心に傷を負った二人の日々が始まる——。

おすすめのポイント!

ダンディーなおじさまと猫という、想像だけで幸せになれる組み合わせのこの漫画。人間目線、猫目線、どちらかだけの作品が多い中で、この作品では双方からの視点で書かれているのが面白いところです。心に深い傷のあるおじさまと猫が、互いに癒やし合うシーンは、読んでいて思わずうるっと来てしまいます。おうち時間に、ハンカチ片手に読むのがおすすめ。優しくて平和な世界が感じられる本作は、Twitterでスタートし、現在は『月刊少年ガンガン』で連載中。2021年には草刈正雄さん主演でテレビドラマ化も果たしています。

桜井海さんの作品一覧

最初の数ページで泣いて泣いて、次のページをめくるのには10分が必要だった。最初の方はTwitterで物語として『おじさまと猫』を描いていたのではなく、書きたいことを書いていたらしい。連面と続く物語を想定しているとかなりの急展開に見えるが、それと知って読んでいても、ガツンと感情に訴え掛けてくる描写にいちいち悶えていた。

owldtさんのレビュー


心が癒やされたり温まったりするような、ほのぼの漫画は沢山あります。この5作品をきっかけに、素敵な作品との出会いが開拓されましたら幸いです。ぜひ気になったものから手を伸ばしてみてくださいね。