益田ミリさんおすすめ10選 後編〜読めば心癒される珠玉の作品選〜

こんにちは、ブクログ通信です。

益田ミリさんの作品の中から、ブクログおすすめ作品後編5作品をご紹介します。可愛らしいタッチで、何気ない日常をほのぼのかつシニカルに描き出す益田ワールドを、ぜひお楽しみください。

『益田ミリ(ますだみり)さんの経歴を見る』

益田ミリさんの作品一覧

6.益田ミリ『最初の、ひとくち』 読めば「あの味」を思い出す、至福のグルメエッセイ

最初の、ひとくち (幻冬舎文庫)
益田ミリ『最初の、ひとくち (幻冬舎文庫)
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あらすじ

初めて食べたあの味。場所、時間、一緒に居た人。子供の頃の「最初の、ひとくち」の思い出を振り返る。画期的なアイスクリームだったピノ、小学3年生の遠足を思い出すエンゼルパイ……。読む人の「最初の、ひとくち」を呼び覚ます、エモーショナルなコミックエッセイ集。

おすすめのポイント!

大人になっても大好きな「あの味」。きっと誰にもあることでしょう。この本では、益田ミリさんの思い出の味が、親しみを感じる文章で感情豊かに描き出されています。子供心をくすぐったあのお菓子。四季折々の思い出とセットになったカラフルな飲み物。忘れられない料理の数々。読んでいるうちに、自然と自分だけの「最初の、ひとくち」を思い出してきます。益田さんならではの、カラリとして軽やかな文章も魅力的です。寝る前のひとときや、リラックスタイムにおすすめの1冊となっています。

ぜんぶ食べたくなりました。ちょっとしたミリさんの思い出が可愛すぎる。また日本がポコポコと面白い商品を出してCMとかでたくさんアピールしていた昭和の食卓の空気も感じられた。その頃の子どもになって、はじめての小枝とか食べてみたいなあ。

ななさんのレビュー

7.益田ミリ『美しいものを見に行くツアーひとり参加』 思い立ったら即行動!の楽しさを描いた1冊

美しいものを見に行くツアーひとり参加 (幻冬舎文庫)
益田ミリ『美しいものを見に行くツアーひとり参加 (幻冬舎文庫)
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あらすじ

40歳になり、「美しいものを見ておきたい」という気持ちになった著者。1人で海外旅行に行くのは不安だけれど、ツアー旅行なら大丈夫だろうと思い立つ。北欧のオーロラ、ドイツのクリスマスマーケット、フランスのモンサンミシェル——。1度きりの人生。行きたいところに行って、見たいものを見て、食べたいものを食べよう!

おすすめのポイント!

写真が豊富で、まるで著者と一緒に旅しているような気分を味わえる、臨場感たっぷりの旅エッセイです。40歳になって思い立ち、ツアーとはいえ海外旅行に1人で出かけてしまうフットワークの軽さは、「さすがミリさん」といえます。ツアー日程も掲載されているので、疑似海外旅行を体験したい人におすすめの作品です。なかなか旅行に行けないとき、本書を開いて旅行気分を味わってみてはいかがでしょうか。海外旅行未経験の人も、ぜひ読んでみてください。読み終わったとき、今すぐにでも旅に出たくなりますよ。

著者の旅行の記録。読んでいて、こちらも楽しい気分になる。一人旅なので、ツアーで一緒になった人たちの様子をみれるのも面白い。「北欧オーロラツアー」「ドイツのクリスマスマーケットツアー」「モンサンミッシェルの旅」ほか3つの旅をされている。旅行の際に撮った写真がカラーで載っていたり、著者の柔らかくて素朴な絵がかいてあったりと、とにかく読みやすい。

Saiさんのレビュー

8.益田ミリ『お母さんという女』 母親のありがたみを再認識させるほのぼのエッセイ

お母さんという女 (知恵の森文庫)
益田ミリ『お母さんという女 (知恵の森文庫)
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あらすじ

身近にいるのに、なぜかよくわからない母親。例えば、いつもみのもんたの勧める食材に目を光らせている。写真を撮るときは、なぜか斜めに構えている。寒い寒いと言いながら、なぜか裸足……。そんな母親の、微妙にズレた言動を愛情をもって分析してみる。読めば心が温かくなる、母親への愛情にあふれたイラスト・エッセイ。

おすすめのポイント!

著者である益田さんの、母親への愛情、「おかん世代」への愛情がたっぷりと詰まった1冊です。読めばきっとあなたも、お母さんの声が聞きたくなるはず。いつもそばにいることが当たり前だと思っていたお母さんへの感謝と愛情が、改めて湧いてきます。益田さんのお母さんはいかにも「大阪のおかん」という存在で、本作に収められたエピソードの数々は爆笑必至のものばかり。時折ほろりとさせるエピソードもあり、笑って泣けるエッセイです。一人暮らしの人や、親元を離れている人には「読む場所注意」の1冊です。

益田さんのお母さん、チャーミングで素敵な方でした。大人になっても娘と母で旅行や買い物に行ったり、夜な夜なお喋りできる関係は理想的。母親からの揺るぎない愛情が子どもに自信を与えるんですね。子育ての参考にもなりました。

yuko6010さんのレビュー

9.益田ミリ『永遠のおでかけ』 大切な人とのお別れが来る前に、読んでおきたい1冊

永遠のおでかけ
益田ミリ『永遠のおでかけ
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あらすじ

父がガンにかかり、余命幾ばくもないという。私は、普段どおりの生活を送りながら、気負わずに、それでもかけがえのない時間を父と一緒に過ごしたいと思う。「いつまでもそばにいてくれると思っていた人がいなくなってしまったら……?」——やがて、父はこの世界から旅立った。ささやかなお葬式が執り行われ、私は波のように現れては消える悲しみの中にいた。私の感情はどこへ向かうのか——。

おすすめのポイント!

著者自身の体験をつづった、珠玉のエッセイ集です。不調を訴えた父がガンだと判明し、余命幾ばくもないことを知る益田さん。父親が亡くなる前後の、自身の感情の揺れや日々の過ごし方、ふと心に浮かんだことなどを、切々と書き連ねています。読みながら、「自分だったら」「自分の親の死期が近かったら」と思わずにはいられません。何気ない日々の大切さ、家族がいることのありがたさを再認識させられる、とても美しいエッセイ集です。

作者の父の死をテーマにしたエッセイ。重くなくて読みやすく、作者の豊かな感性が映し出されていた。家族の愛が伝わってきて、いいなぁと思った。

blaksnakeさんのレビュー

10.益田ミリ『スナック キズツキ』 ドラマ版もおすすめ!心を癒す不思議なスナックの物語

スナック キズツキ
益田ミリ『スナック キズツキ
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あらすじ

スナックなのにアルコールのないお店「キズツキ」。ここには、傷ついた人しかたどり着くことはできない。職場で、学校で、家で、今日もイヤなことがあったそんな夜。スナック「キズツキ」は路地裏でひっそりと営業しています。あなたを待っています。誰もが、傷ついて、傷つけて、生きてる——。

おすすめのポイント!

2021年1月に発売された描きおろしコミックです。独特な雰囲気の「ママ」がいるスナックで、さまざまな傷を負った人たちの小さなドラマが描かれています。面白いのは、登場する客たちが少しずつ、つながっている点です。それぞれの物語がリンクして、やがて新たな物語が見えてきます。「傷ついた人も、誰かを傷つけている」という深いメッセージが込められた作品で、哲学的な味わい深さもある1冊です。2021年10月には、原田知世さん主演でテレビドラマ化されました。

傷ついた人しか辿り着けないスナック。日常で傷ついた人が偶然見つけて訪れる。傷ついてる人たちもまた、どこかで人を傷つけている。店主もどこか不思議で歌わされたり踊らされたりするんだけど、なぜかその人たちにはしっくりきてみんなスッキリ帰るんだな。こんなスナックがあるなら行きたい。アルコールは置いてないスナックなんだけどね。笑

nacchan1713さんのレビュー

益田ミリさんの作品は、柔らかいイラストと心の奥底をさらけ出すような文章が魅力です。作品を読んでみたくなったら、ぜひ今回ご紹介した10作を手に取ってみてくださいね。どれも深い余韻を残す名作ばかりです!前編5作品はこちら!