こんにちは、ブクログ通信です。
漫画好きな方にとって、好きだった漫画が最終回を迎えたり、はたまた休載になってしまうと寂しい気持ちになりますよね。
今回は、そんな「もっと読みたかった!」、「早く続きが読みたい!」と呼び声高いマンガを10選ご紹介いたします!これを機会に、人気作品たちを振り返ってみてはいかがでしょうか。
6.堀田きいち『君と僕。』(ガンガンコミックス)
あらすじ
幼稚園からの幼なじみの悠太、祐希、要、春の四人は、高校も同じ学校に進学した。転校生の千鶴も加え、のほほんと脱力したり馬鹿騒ぎを巻き起こしたり、何気ないけど賑やかな学校生活を送るのだった。
おすすめのポイント!
高校を舞台に、5人の男子生徒の日常を描いた青春コメディ漫画です。ゆるゆるなタッチで描かれる脱力系ギャグがメインですが、高校生らしい恋愛や人間関係のモヤモヤなど、リアルに描いた青春ストーリーとなっています。無表情なイケメン双子をはじめ、ツッコミ役のキレ芸優等生、ふわふわお花畑系男子、お馬鹿なムードメーカーの5人による、のほほんはちゃめちゃ劇場がクセになる作品です。既刊がすでに15巻まで出ているので、この機会に読んでみてはいかがでしょうか。(※2022年1月18日発売の月刊『Gファンタジー』2月号より連載再開が決定いたしました!)
爽やかだったり、もどかしかったり、寂しかったり、甘酸っぱかったり。読み終わるとなぜかもやもやもどこかにいってしまう幸せな気持ちになれるあったかい漫画。どこかにリアルにありそうなところも好きなところ。
7.西義之『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』(ジャンプコミックス)
あらすじ
怨霊たちの悪を裁く「魔法律」。その魔法律を執行できる「魔法律家」の六氷透(ムヒョ)と助手の草野次郎(ロージー)は、今日も六氷魔法律事相談事ム所を訪れる、普通の人間には見えない悪霊に悩まされた相談者たちを救っていく。
おすすめのポイント!
2008年に『週刊少年ジャンプ』での連載が終了してから、ファンの熱き要望で十年越しにアニメ化を果たした人気作です。クールな天才主人公とドジな乙女系助手という全く正反対な凸凹コンビが、ペテン師扱いをされながらも人々を救うために陰ながら戦う姿に胸を打たれます。少年漫画らしい「魔法律」を駆使した悪霊たちとのバトルや、主人公の才能に嫉妬し闇堕ちした敵役との因縁の戦いにも注目です。ジャンルとしてはホラーに分類されますが、悪霊たちの過去をはじめとする人間ドラマの完成度が高く、ホラーが苦手な方にもおすすめしたい作品です。
青春の漫画の一つ。何年経っても好き。ホラー描写はかなり怖い。けど、心理描写が神。
8.板垣巴留『BEASTARS』(少年チャンピオン・コミックス)
あらすじ
中高一貫の「チェリートン学園」で、アルパカの生徒テムが肉食獣に殺される「食殺事件」が起きた。テムと同じ演劇部部員のハイイロオオカミ・レゴシは、大型肉食獣であることやその性格が災いし、テム殺しの犯人だと疑われてしまう。幸いにも疑惑はすぐに晴れたが、結局真犯人は見つからず、学園内の肉食獣と草食獣による確執は消えず……。
おすすめのポイント!
「マンガ大賞2018」で大賞を受賞した板垣巴留さんの大人気漫画です。板垣さんは『グラップラー刃牙』の作者・板垣恵介さんを父に持ち、親子揃って人気漫画家として最前線で活躍されています。本作の舞台は動物たちが擬人化した世界であり、とある学園内で肉食獣と草食獣が共存しています。劇画風の独特な世界観で、動物たちの青春、恋愛そして確執を描いた学園ヒューマンストーリーとなっています。表面上は仲が良くも内心には弱肉強食の恐怖があり、人間たちにも起こりゆる社会派問題を提示してくれます。
動物ヒューマンドラマ。誰でも共感できる葛藤や苦悩が違う形で置き換えられていて、主人公のレゴシのみならず、他の登場動物達もすごい魅力的。みんなが成長していく姿が1巻1巻楽しかった。
9.江口夏実『鬼灯の冷徹』(モーニング KC)
あらすじ
戦後の人口爆発や悪霊の凶暴化で亡者が溢れ、獄卒の人材不足にある地獄。そんな中、閻魔大王に代わり地獄全272部署を治めるのは、閻魔大王第一補佐官の鬼神・鬼灯。その他、衆合地獄主任補佐のお香、女癖が悪い中国の神獣・白澤、お伽話の英雄・桃太郎とそのお供、新人獄卒の唐瓜・茄子など個性豊かなメンバーの日常を描いた物語。
おすすめのポイント!
シリーズ累計発行部数1400万部を突破し、アニメ化も果たした江口夏実さんのブラックコメディ漫画です。地獄での平和な日常を描き、一見矛盾しているような印象を受けますが、おどろおどろしい地獄の雰囲気と打って変わった愉快なコメディ漫画となっています。冷徹なドS主人公をはじめ登場人物のキャラが非常に濃く個性的で、綺麗で繊細なタッチとのギャップも相まり、読んでいる内にどんどんそのシュールな世界観に引き込まれてゆきます。随所にパロディネタも含まれているので、漫画好きの方であれば尚楽しめることでしょう。
聖おにいさんと同じ雑誌と思うと、なかなか興味深い。キャラも立ってるし、地獄という設定も面白い。
10.ヨシノ・サツキ『ばらかもん』(ガンガンコミックスONLINE)
あらすじ
書道家の半田清舟は、ある受賞パーティーで書道展示館の館長に自作を酷評され、感情に任せて殴りつけてしまった。それにより「(自分の)人間として欠けている部分」を見つけるよう、父親に自然豊かな五島へと送り込まれた半田。そこで出会った天真爛漫少女・琴石なるをはじめとする個性的な島民達と出会い、半田の心は少しずつ動かされる。
おすすめのポイント!
読み切り作品から人気を博し、その後『ガンガンONLINE』で月一連載されたヨシノ・サツキさんの大ヒット漫画です。アニメ化により更なる人気を獲得し、ヨシノさんの地元にして作中の舞台となった長崎県の五島列島には、本作のファンが聖地巡礼に訪れるほどの有名スポットとなりました。神経質で気難しい性格の主人公が、自由奔放な田舎の住民たちとの触れ合いをきっかけに、書家として成長を遂げてゆく笑って泣けるヒューマンドラマとなっています。読めば「田舎暮らしをしてみたい!」と思わずにはいられない温かみ溢れる作品です。
ゆるっとした島の生活で、人と付き合っていく中で大事なものを見つけていく話。子供達も、先生も成長していくのが微笑ましいです。
おわりに
今回は、惜しまれつつも完結・休載した人気おすすめ漫画をご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね!
前編はこちら!