何度でも眺めたい!美しい風景の写真集おすすめ5選

こんにちは、ブクログ通信です。

世界には、私たちの想像を遙かに超える場所が多数存在します。全ての場所に訪れることは叶わなくても、その景色を見た誰かの追体験ができるのが写真集の魅力。国内、海外、そして宇宙まで。日常から切り離されたどこかに思いを馳せることは、想像力を豊かにし、視野を広げ、見知らぬ誰かや環境を思う心までも養ってくれるでしょう。

今回は、美しい風景写真集の中から、特におすすめのものを5作品選びました。知らなかった地元の美を再発見したり、まだ見ぬ絶景を知って旅に出たくなったり。好奇心を掻き立てられる絶景写真集を、ぜひチェックしてみてください。

1.#みんなの地元推し『地元写真家がいちばん見せたい にっぽんの絶景』全国の写真家の地元愛に溢れた「推し」本!

地元写真家がいちばん見せたい にっぽんの絶景
#みんなの地元推し『地元写真家がいちばん見せたい にっぽんの絶景
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あらすじ

日本にもまだこんな絶景があったのか!プロフォトグラファー・別所隆弘が生み出したハッシュタグ「#みんなの地元推し」に参加した、60名以上の地元写真家達の「推し風景」を270スポット掲載。「SNSで自分の地元を推しませんか」というコンセプトの下、寄せられた写真はどれも、地元民が懐かしみ、親しみ、心奪われてきた絶景ばかり。自然や夜景、地域の風物詩など、知る人ぞ知る日本の豊かさ、奥深さを伝える写真集。

おすすめのポイント!

このハッシュタグが広まり始めた2021年は、コロナ禍の真っ只中。海外旅行は勿論、近隣への外出も不安が大きい頃でした。地元の素敵な風景を共有するこの試みは、そんな抑圧された世界情勢の中で醸成されていったのかもしれません。地元写真家達の、地元に対する熱い想いが伝わり、行ってみたい、見てみたいという気持ちになる写真集。観光名所ばかりではないのも魅力的で、写真好きの方だけでなく、ニッチな旅が好きな方にもおすすめしたい作品です。

#みんなの地元推しさんの作品一覧

「#みんなの地元推し」の写真集。地元の写真家さん達が、地元を紹介してくれています。雄大な自然から、都会の夜景、幻想的な世界を魅せてくれます。地域はごちゃ混ぜですが、季節ごとに春夏秋冬にまとまっているのて、1年を追っている感じがします。どの写真も地元愛に溢れて、とても美しいです。

青竹さんのレビュー

2.タクマ・クニヒロ『ブルー・ノート』疲れた時に眺めたい

ブルー・ノート
ブルー・ノート
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あらすじ

タクマ・クニヒロは、25歳で会社を辞め、専門学校に入学するも中退。その後は独学でカメラマンの道を切り開いた。空や海、タクマブルーと呼ばれるそれらの景色は、どこまでも青い。挫折や葛藤を一つ一つ乗り越え、写真家として挑戦を続けてきたカメラマンの気付きを、どこかノスタルジックな写真に言葉を添えて読者に贈る。「ブルーってこんなに素敵な色だったんだ」と、迷える者の心に優しく染みこみ、共感を呼ぶ写真集。

おすすめのポイント!

好きなことで生きてゆく。夢を追う。聞こえは良くても、実現するまでには多くの不安が付きまといます。周囲からの反対や失敗、挫折が、その道をどこかで途絶えさせてしまうことも多いのではないでしょうか。本作を読んでいると、「自信がないだけならやってみた方が良いかも」と、そっと背中を押され、気持ちが奮い立ってきます。仕事や恋愛、人間関係に疲れた時にもおすすめの写真集。こんな青を見てみたいと、あまりの美しさにうっとりした気分になります。

青に魅了されて購入しました。写真集を買うなんて珍しい!著者の半生がエッセイ風に簡単に書かれていて、それもいいです。本屋で見つけたらぜひ立ち読みしてみて下さい。

yamatesさんのレビュー

3.詩歩『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』旅行欲を掻き立てられる!大人気シリーズ第1弾

死ぬまでに行きたい! 世界の絶景
詩歩『死ぬまでに行きたい! 世界の絶景
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あらすじ

日本各地の絶景から、地球一過酷な秘境まで。立ち上げから一年半足らずで56万人が「いいね!」を押したFacebookページ「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」から、特に人気の風景を集めた絶景写真集。旅行会社「H.I.S.」による、絶景へ辿り着くための道程や予算も書かれ、ガイドブックとしても持っておきたい一冊です。56万人によって選ばれた絶景ランキングも掲載。読み応え抜群の写真集を眺めながら、まずは空想の旅へ出かけましょう。

おすすめのポイント!

著者・詩歩さんが、新卒研修でFacebookページを立ち上げ、その内容が書籍となった本作。その後も『日本編』『ホテル編』『体験編』など、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景シリーズ」を次々に出版されています。真っ青な海の表紙が印象的ですが、中身はカラフルなものも多く、記憶に刻まれる写真ばかり。「また、旅に出たくなる」というフレーズも、旅好きには堪らないものではないでしょうか。リアルな旅行プランを参考にすれば、絶景までの距離がぐんと近くなりそうです。

詩歩さんの作品一覧

作者が行ってきた時のエピソードが少しあるが、ほとんどは旅行ガイドかな。でも写真だけでも楽しめますよ。もう少し写真が大きい方が個人的には好みかな。いろいろな事情で行けない人も、写真と行き方のページを参考に旅行気分を味わえます。

takep07さんのレビュー

4.幽玄一人旅団清水大輔『異世界に一番近い場所ーファンタジー系ゲーム・アニメ・ラノベのような現実の景色ー』次の旅行先は異世界にする?

異世界に一番近い場所-ファンタジー系ゲーム・アニメ・ラノベのような現実の景色-
幽玄一人旅団清水大輔『異世界に一番近い場所-ファンタジー系ゲーム・アニメ・ラノベのような現実の景色-
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あらすじ

ネットゲームの世界にどっぷりと浸かっていた著者だからこそ撮れた幻想的な写真集。ジャングルの中の遺跡に異国の古都、教会などを撮影スポットに、まるで異世界に訪れたような写真を撮りました。世界樹か、魔道具屋かと見紛うものも多数。ゲームやアニメ、はたまた妄想の中で夢見た深淵な世界が、どこまでも広がってゆきます。失われた古代遺跡、地下神殿へ、迷宮、夜市、古都の白昼夢、英古利幻想の六つの章から成る異世界写真集。

おすすめのポイント!

異世界を描いた作品は、ジャンル問わず様々なものがあります。本作を見ていて思うのは、作品を作る者がこの世の人間である以上、世界のどこかで見聞きした「異世界らしい」場所をベースに、作品世界が作られているのかもしれないということ。転生もせず、チートスキルもないままで訪れられる異世界。そんな夢のような場所に出会える写真集は、唯一無二なのではないでしょうか。本書を眺めながら、空想に浸ってみるのも楽しそうです。

幽玄一人旅団清水大輔さんの作品一覧

タイトルと表紙にに惹かれた。絵みたいな明暗のくっきりした写真が多い。だからこそか 暗そうなところも暗くならずに異世界感をかんじられるのか。 上に向かってシャッターを切っているのと下に向かってシャッターを切っているのがある。やはり、下の方がこわいな。どうやって撮ったんだろ?とも考えた。世界には色んなところがありいろんな場所があるのだなぁ。本当に異世界に行ける場所があるのかもしれない。とはいえ、現実に戻されるあとがきが面白い。現実なんだけど平々凡々に暮らしている自分にはそれさえも、ちょっと異世界の話に見えてたけどね。

すかいさんのレビュー

5.KAGAYA『星月夜への招待』全写真、奇跡の一枚!

星月夜への招待
KAGAYA『星月夜への招待
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あらすじ

世界に先駆け、デジタルペインティングの手法を確立したアーティストKAGAYAが、全身全霊で宇宙と向き合った写真集。イースター島、ニュージーランド、アラスカ、アイスランドなどを訪れ、彩り鮮やかな自然の、一瞬の表情を捉える。星の一つ一つは宝石となり、森や湖がそれらを引き立たせ……。卓越した色彩感覚を持つKAGAYAだからこそ切り取ることのできた、神秘的な「星景」の数々を、心ゆくまでご堪能ください。

おすすめのポイント!

幼少期より星座やギリシャ神話に魅せられてきたというKAGAYAさん。天文学者になるか、イラストレーターになるかで悩み、豊富な天文知識を生かしたデジタルイラストや映像の世界で大成されています。本作は、SNSでも絶大な人気を誇るKAGAYAさんの初の写真集。幻想的なオーロラの表紙に目を奪われる方も多いでしょう。じっくりと眺めている内に、KAGAYAさんと共に世界中を旅しているような気分にもなる一冊。ずっと見つめていたくなる作品です。

KAGAYAさんの作品一覧

プラネタリウム作品、DVD『銀河鉄道の夜』からこの本と出会いました。こういうご時世で、プラネタリウムや科学館に足を運ぶ機会がなくて。こんな時だからこそ、美しいものに触れたいなって思いました。

yuukichimaruさんのレビュー


疲れた時には心を癒し、元気が出てきたら、どこかに出かけたくなる。寝る前のお供から、旅の相棒にも相応しい素敵な風景の写真集を、本棚に置いてみてはいかがでしょうか。気になったものからぜひチェックしてみてくださいね。