見て楽しい!洋菓子をテーマにしたおすすめ絵本5選

こんにちは、ブクログ通信です。

子供から大人まで、年齢や性別を問わず魅了し、人生を共にするような言葉やストーリーにも出会えることも多い絵本。大人になってからは読んでないという方も多いかもしれません。字が少ないからこそ、理屈を抜きにして楽しめたり、はたまた絵に込められた意味を深掘りしてみたり。いつもと趣向の異なる読書がしたい方は、絵本を手に取ってみるのも良いのではないでしょうか。

今回は「洋菓子」をテーマに、おすすめの絵本を5作品選びました。長年人気の絵本シリーズから、SNSで火が付き書籍化したものまで、幅広く紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね!

1.かがくいひろし『がまんのケーキ』他者を思いやる心が育つ第一歩

がまんのケーキ
かがくいひろし『がまんのケーキ
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あらすじ

かめぞうとこいたろうの前には、沢山の苺が乗ったケーキがありました。見れば見るほど美味しそうなこのケーキ。だけど二人はまだ、このケーキを食べることができません。買い物に行った、けろこさんを待っている所なのですから。「ねえ、もう良いんじゃないかなあ」食欲に負けそうになりながらも、友情はとても大切なもの。葛藤を抱えながら、二人は我慢しています。さてさて二人は、けろこさんが帰ってくるまで、食べずに待っていられたのでしょうか。

おすすめのポイント!

家族や友達と、ご飯やおやつを食べる機会が増えると、我慢しなければならないことも増えてきます。「我慢」という概念を子供に感じさせるのにピッタリだと読み聞かせ絵本に選ばれている一方で、我慢するのが辛かった、自分の子供時代を思い出して懐かしくなるという方も。「待ってあげたい」と「これ以上待てない」の狭間には、どんな心の揺れ動きがあるのか、子供から大人まで、ユーモラスな登場人物達に共感すること間違いなしの絵本です。

かがくいひろしさんの作品一覧

こいたろうのがまんの限界と戦っている姿に、かめぞうさんの毅然とした態度からとても食べたくなっていく様子が可愛いくて、「もう、食べていいよ♪」と 言ってあげたくなります。そして、けろこさんが戻ってきてから、一緒に食べる姿は本当に幸せそう。そして池の上は とても涼しげです。こいたろうとかめぞうさんの表情が、とても豊かで楽しい絵本です。

たけのこさんのレビュー

2.工藤ノリコ『ノラネコぐんだん ケーキをたべる』ホッとひと息つきたい夜に

ノラネコぐんだん ケーキをたべる (コドモエのえほん)
工藤ノリコ『ノラネコぐんだん ケーキをたべる (コドモエのえほん)
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あらすじ

朝8時、ノラネコぐんだんは、開店前の「ワンワンケーキのみせ」を覗き込んでいました。店内ではマーミーちゃんが、「一個食べても良いでしょう?」と、おねだりしていますが、これはお客さんの分だから駄目だよ、なんて言われています。ケーキって、こうやって作るんだ。美味しそうなケーキの数々を観察していたノラネコぐんだんですが、思わぬ展開に。細かい所まで描き込まれた絵と、ハラハラドキドキの大冒険に、あっと驚かされます。

おすすめのポイント!

大人気の「ノラネコぐんだんシリーズ」。今回は「ケーキ」をテーマに、工藤さんらしい可愛い世界が繰り広げられます。今回はひと味違った仕掛けがありつつ、安定感のある作品になっています。2022年にはシリーズ10周年を記念し、公式ガイドブックである『ノラネコぐんだん大図鑑』が刊行。子供が自分で読めるようになるまで、何度も読み聞かせてあげたいシリーズです。読み聞かせている内に、大人の方が虜になってしまうかもしれません。

工藤ノリコさんの作品一覧

ノラネコぐんだんのシリーズ。いつもと同じパターンかと思いきや、小さくなったり爆発したり、想定外の楽しい展開で面白かった。子供受けも良かったです。

Tatsuo-yさんのレビュー

3.ふくざわゆみこ『ぎょうれつのできるケーキやさん』温かみのあるタッチの絵にほっこり

ぎょうれつのできるケーキやさん
ふくざわゆみこ『ぎょうれつのできるケーキやさん
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あらすじ

ぐうぐうやまに棲むありんこ達が、食べ物を探して歩いていると、頭の上からチョコレートやブルーベリーが降ってきました。甘いものの実る木でもあるのかな?と見上げると、イノシシの親子が、ちょうどケーキを食べ終わった所でした。お皿に飛び乗ったありんこ達は、そのまま「アナグマケーキやさん」まで運ばれてゆきます。美しいお菓子に目を奪われ、皆に食べさせてあげたいと思うありんこ達ですが、アナグマさんに見つかってしまい……。

おすすめのポイント!

「ぎょうれつのできるおいしいえほんシリーズ」の一作。優しい色合いと丸みのある線で描かれた動物や虫達が可愛らしく、虫が苦手な子供にも受け入れられやすいイラストになっています。ストーリーも心温まるラストになっているため、小さいお子さんとの穏やかな読書時間が持てそうです。ありんこ目線で世界を見ると……と想像を膨らませてみると、小さなケーキも大きく見えたり、世界が違って見える楽しみがあり、イマジネーションを鍛えることもできそうです。

ふくざわゆみこさんの作品一覧

ありんこたちがたべものを探していると、頭の上から次々とお菓子のかけらが降ってきます。そこはなんとケーキバイキングのお店でした。ありんこたちはアナグマさんがつくるきれいなケーキにうっとり。おうちに持って帰ってみんなにも食べさせたいな…。落ちているケーキのかけらを集めて、ありんこケーキをつくります。ケーキづくりの様子も出来上がったケーキもすごく美味しそうなんです♡

fu-sen-usagiさんのレビュー

4.SAKAE『おばけのケーキ屋さん』大切なことを教えてくれる感動絵本

おばけのケーキ屋さん (絵本)
SAKAE『おばけのケーキ屋さん (絵本)
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あらすじ

おばけのケーキ屋さんは、世界一美味しいケーキで皆をびっくりさせるのが大好き。夕方の開店に向けて自慢のケーキを作り、お客さんを待っていると、不機嫌な顔をした女の子がやってきました。とっておきのケーキで女の子を笑顔にしてやろうと思うおばけですが、女の子は一つも驚いてくれません。これは負けていられないぞと、おばけは女の子に、月に一度、ケーキを食べにおいでと誘います。女の子と色んな話をしたり、一緒にケーキを作ったりしている内に月日は流れ——。

おすすめのポイント!

著者のSAKAEさんは、大学在学中、pixivに掲載した本作が話題になりデビューしました。子供の内はあまり感動できない内容かもしれませんが、幼少期から10代、20代、30代……と、ライフステージが変わる毎に深みが増してゆきます。大人になると、成長してゆく女の子の気持ちも、おばけの気持ちも、どちらも分かるようになるため、本棚にそっと置いておきたい一冊。誰かを愛すること、愛する人の幸せを何よりも願うことの尊さを気付かせてくれる素敵な作品です。

SAKAEさんの作品一覧

pixivで読んだのが書籍化されると聞いて読みました。最初に読んだ時はいいお話だなーと思っただけなのですが、購入した時期が母を亡くした後で・・・何回も読んだのですが涙が流れてしまいます。あとやっぱり構図が素晴らしいですね。絵本は構図が大事だなぁと思いました。装丁がちょっとぺらぺら気味なのが惜しいですが、肝心なのは内容だと思ってるので十分満足です^^

りむさんのレビュー

5.マシュー・マケリゴット『王さまライオンのケーキ』ケーキで学ぶ算数絵本

王さまライオンのケーキ はんぶんの はんぶん ばいの ばいの おはなし
マシュー・マケリゴット『王さまライオンのケーキ はんぶんの はんぶん ばいの ばいの おはなし
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あらすじ

アリが王様ライオンの食事会へ行くと、他に8匹の動物達が招かれていました。失礼があってはいけないと緊張しているアリに対し、他の動物達のお行儀は酷いもの。食事が終わると王様は、ケーキを出してくれました。そして皆に「自分の分を取って、次の人に回しなさい」と言いました。ゾウが半分取ってカバに回し、カバはまた半分取って次に回し。アリに回ってきた頃には、ほんの小さな欠片しか残っていません。これでは王様に回せないぞと、アリが考え出した秘策は……?

おすすめのポイント!

半分の半分、倍の倍が視覚的に分かると話題の絵本です。机に向かって勉強するよりも、ケーキを使って考えると、子供も楽しみながら数字や算数に親しむことができそうです。更に、「自分の分」がどれくらいなのか、平等とは何か、大人でもすぐには答えが出せない問いかけも一つのテーマなのでしょう。どう分けると皆が幸せになれるのか、子供と一緒に考えてみたい作品です。それぞれの動物達の表情にも注目して、文と絵、それぞれを味わってみてくださいね。

マシュー・マケリゴットさんの作品一覧

アリさん、ケーキ食べれて食べてもらえてよかったね。ちょうどのサイズ。みな欲張らないで!はんぶんはんぶんはんぶんしていくのが楽しい。

ひなひなさんのレビュー


洋菓子がテーマの絵本でも、その内容は決して甘いだけではありません。子供と一緒だから思い出すこと、大人だからこそ気付くこと、どちらも大切にしながら読んでみてはいかがでしょうか。気になったものがあれば、この機会にチェックしてみてくださいね。