時間をかけて読みたい小説5選!~圧倒的面白さのシリーズもの~

こんにちは、ブクログ通信です。

毎日なにかと忙しくてゆっくり読書する暇もない……でも、そんな忙しいときだからこそ、夜寝る前や休日にはじっくり読書タイムを確保して、気分をリフレッシュしてみては?

今回は、じっくり時間をかけて読みたい小説を5つ紹介いたします。
非日常を味わえる圧倒的世界観と魅力的なストーリーに、時間を忘れて夢中になること間違いなしの作品選を、ぜひチェックしてくださいね!

1.劉慈欣『三体』アジア初「ヒューゴー賞」受賞の本格中華SF三部作の第1作

三体
劉慈欣『三体
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あらすじ

文化大革命で父を殺された女性研究者の葉文潔は、偶然得た機会により、独断で人類の命運を決める行動をしてしまう。数十年後、科学者・汪淼は世界的な科学者の自殺が相次いでいることについて調査を依頼された。調査を進めるうち、異星を舞台にした文明育成VRゲーム『三体』が関わっていることがわかった。一方、彼の周りで怪現象が起こり始めて……。

おすすめのポイント!

2015年に「ヒューゴー賞」長編小説部門賞を受賞した作品です。同賞のアジア人受賞は初であり、大きな話題となりました。本作は中国でも刊行後すぐにヒット作となり、英語を始め20か国以上の言語に翻訳されています。「異星文明との接触」をテーマに、宇宙を舞台にした壮大なスケールの物語が楽しめる作品です。個性豊かな登場人物にも惹き込まれます。また、本作は「地球往事」三部作の第一作なので、続編も要チェックです。

劉慈欣さんの作品一覧

もしかしたら今後こういうことがあるかもしれない…と思えるリアルなストーリー展開。SFにはまったきっかけの作品。現在Netflixでも配信されており、そちらも面白いが、見終わった後からでも、本を読むことで三体ワールドを何倍も楽しめそう。

fumibanさんのレビュー

2.多崎礼『レーエンデ国物語』呪われた地を舞台にした壮大な叙事詩が今ここに開幕

レーエンデ国物語
多崎礼『レーエンデ国物語
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あらすじ

西大陸の聖イジョルニ帝国。領主の娘・ユリアは、母を失い、親族との軋轢に嫌気が差して冒険の旅に出た。呪われた地・レーエンデで、射手・トリスタンと出会う。かの地に魅了されたユリアは、森の民と暮らすうちに友情や仕事、恋を知った。同じころ、建国の始祖の予言書が争いの火種となっていた。レーエンデを守るため、ユリアは戦いの渦中へと足を踏み入れてゆく……。

おすすめのポイント!

異国情緒あふれる王道ファンタジーです。まるで外国人作家によるファンタジー小説のような、壮大で幻想的な異国の風景が描き出されています。「呪われた地」と呼ばれる不思議な土地、そこで出会う人々、恐ろしくも美しい不治の病など、まさに王道ファンタジーと呼ぶにふさわしい設定にグイグイ引き込まれます。本作の圧倒的な世界観を、ぜひご自身の目で確かめてください。著者発表によると本作は全5巻の予定とのことなので、今後もじっくり読み進められる作品です。

多崎礼さんの作品一覧

久しぶりにファンタジーを読んだ。分厚いし国の名前などが覚えられずに眠くなるかなと思っていたけど、約500ページあっという間に読み切ってしまった。ユリアとトリスタンの関係性が切なくて恋愛小説を読んでる気分にもなれる一冊。

ももち。さんのレビュー

3.宮部みゆき『おそろし 三島屋変調百物語事始』メディアミックスも果たした人気ホラー時代小説シリーズ

おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)
宮部みゆき『おそろし 三島屋変調百物語事始 (角川文庫)
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あらすじ

江戸の袋物屋「三島屋」で働く17歳のおちかは、実家で起きた事件をきっかけに、他人に心を閉ざしていた。ある日、叔父の伊兵衛に呼ばれ、いつも碁敵を迎える「黒白の間」に顔を出す。伊兵衛は訪ねてくる人たちから「変わり百物語」を聞くよう言いつけると出かけてしまった。訪問客たちの不思議な話を聞くうち、おちかの心は少しずつ溶けてゆくが……。

おすすめのポイント!

ミステリーの大御所にして時代劇の名手でもある著者による、ホラー時代小説シリーズの第1作です。かねてから百物語を書いてみたいと思っていたという著者の想い入れがこもったシリーズであり、江戸時代の情緒もたっぷりと味わえます。作中では様々な怪異が描かれますが、ただ怖いだけでなく、人情や人間ドラマもしっかりと描かれているのでとても読み応えのある作品です。テレビドラマ化、コミカライズもされているので、小説と併せて色々な楽しみ方ができます。

宮部みゆきさんの作品一覧

江戸の袋物屋で働く娘が、店に訪れる客から不思議な話を1話ずつ聞いていく、という形で進むホラー歴史小説。ホラーといいつつ、ただ怖いという話ではなく、人の心の機微が丁寧に描かれていて、気づくとあらゆる人物に感情移入しながら読んでしまいました。怪異譚としての肌触りは、創作怪談や都市伝説ホラーとはまた違った感覚。実話怪談を聞いた時のような、不気味さと「説明のつかなさ」がじわりと滲んでいるように思います。

鯛さんのレビュー

4.小野不由美『月の影 影の海 十二国記 1』何度も読み返したくなる大人気中華風ファンタジーシリーズ

月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)
小野不由美『月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)
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あらすじ

女子高生の中嶋陽子の前に、ある日「ケイキ」と名乗る男が現れる。男は陽子を主と呼び、目の前に跪くのだった。訳も分からず地図にない異界へと送り込まれた陽子を待っていたのは、出会った者の裏切りと異形の獣の襲撃だった。押し寄せる苦難を前に、陽子は故国への帰還を誓うが……。

おすすめのポイント!

ホラー小説の名手として知られる小野不由美さんの代表作シリーズ第1作です。中華風ファンタジーの世界観で繰り広げられる、過酷な運命を生きる人々の人間ドラマに魅了されます。登場人物の繊細な心模様が丁寧に語られるので、深く感情移入してしまい、読み終わる頃には共に旅した同士のような感覚すら味わえるでしょう。山田章博さんによる美しい挿画も見どころです。アニメやドラマCDといったメディア展開もされています。何度読み返しても新しい感動を味わえる大人気シリーズです。

小野不由美さんの作品一覧

こんなに主人公に感情移入して苦しくなったのは初めて。ファンタジーなのに、人間不信になってしまう過程が恐ろしくリアルだった。陽子の、生きる為に変化せざるを得ない気持ちと、でもまだ元の世界を捨てきれず幻覚にもがき苦しむ気持ちが、痛いほど伝わって読むのをやめたくなるほど。読んでいる途中ずっと緊張していた。本当にある世界と思い込んでしまうほど、沈むことができるような世界観が大好きです。

さくらさんのレビュー

5.神永学『心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている』死者を見る赤い左目の探偵が不可思議な事件の解決に挑む!

心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている (角川文庫)
神永学『心霊探偵八雲1 赤い瞳は知っている (角川文庫)
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あらすじ

明政大学に通う晴香は、幽霊騒動に巻き込まれた親友について相談するため「映画同好会」を訪ねた。そこには不思議な力を持つ男がいると聞いたのだ。しかし、彼女を出迎えたのはひどい寝癖と眠そうな目をした口の悪い青年だった。相談を持ちかける晴香に対して、青年の答えは……。

おすすめのポイント!

死者の魂を見ることができる赤い左眼を持った青年・八雲と、ひょんなことから彼と知り合った女子大学生・晴香が巻き込まれる事件を描いたスリリングなミステリー小説です。シリーズ累計部数700万部を突破した人気シリーズで、テレビドラマ・漫画・テレビアニメなどメディア展開も多数されています。ホラー要素も多めなので、ミステリーのドキドキハラハラに加えてゾッとする気分も味わえる盛りだくさんな作品です。2022年に完結し、スピンオフ作品も発表されています。

神永学さんの作品一覧

心霊もの、ほんっっっとーーーに苦手なんだけど、八雲シリーズだけ読めるんです。久しぶりに読みたくなって読んだけど、二人の出会いが懐かしくて一気読み!二人の関係の変化を、ドキドキワクワクしながら続きを読むことにします!

Tea-chanさんのレビュー


今回ご紹介した作品は、シリーズもので長く読み続けられる点が魅力のおすすめ作です。各作品の面白さはもちろん、シリーズ全体を読み終えたときの感動は格別なので、ぜひシリーズ全作をチェックしてみてくださいね!