こんにちは、ブクログ通信です。
紙雑誌での連載が当たり前だった漫画も、今やWeb連載がどんどん主流になってきましたね。Web上で公開されることによって、これまで漫画を手に取る機会が少なかった方でも、気軽に読める時代になったのではないでしょうか。
今回ブクログでは、そんな注目のWeb連載発の人気漫画を5選ご紹介いたします!気になった作品がありましたら、単行本も手に取ってみてくださいね。
1.タイザン5『タコピーの原罪』(ジャンプコミックス)

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あらすじ
地球にハッピーを広めるためやって来たハッピー星人の「タコピー」は、助けてくれた少女・しずかに一目惚れ。壮絶ないじめを受けるしずかを笑顔にすべく奔走するタコピーだが、タコピーの無垢な思いやりが、思いにもよらない事態を巻き起こして——。しずかに笑って欲しかっただけのタコピーが犯した罪とは……!?
おすすめのポイント!
『少年ジャンプ+』で連載され、3月25日に惜しまれつつも完結を迎えた、タイザン5さんの注目作です。可愛らしい名前やキャラクターからは想像がつかない、衝撃的な展開とミステリー要素で連載当初から話題を呼んだ本作は、新しい話が更新されるたびにTwitterのトレンド入りを果たし、読者たちも独自の考察を繰り広げたりと盛り上がりを見せました。一見、主人公と宇宙人の交流を描いた物語に思える本作ですが、メインの子供たちが置かれる家庭環境と宇宙人・タコピーが犯した罪が複雑に絡み合い、予想だにしない巧妙なギミックで物語に引き込まれます。
辛い。子どもを持つ親としてこんなに救われない子ども達の話を読まされると心に本当に来る。救いはないのだろうか?まだ連載中でどうなるかわからないが、登場人物達(タコピー含め)に幸せが降り注ぎますように。と作者様に願いたくなるぐらい救いがない話ですが圧倒的に引きこまれます。怖い物見たさではなく、物語の魅力でしょう。誰がこの状況を救えるのだ?と読み手である自分は考えさせられてしまいます。
2.モクモクれん『光が死んだ夏』(角川コミックス・エース)

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あらすじ
幼馴染のよしきと光は、とある集落で一緒に育ってきた。そんなある日、光が別の”ナニカ”にすり替わっていると感じたよしきだが、光と一緒にいたい気持ちから、光の姿をした”ナニカ”といつも通りの日々を過ごす。その時、集落では様々な事件が発生し……?
おすすめのポイント!
『ヤングエースup』で連載中の、新進気鋭の漫画家・モクモクれんさんの衝撃作です。連載開始からTwitterやTikTokを中心に話題となり、単行本1巻は発売後すぐに品薄となって重版が決定しました。繊細なタッチと情緒ある風景が目を引く本作は、突如「幼馴染が何者かにすり替わった」主人公の不可思議な日常を描いた異色のホラー漫画です。幼馴染の正体に違和感を覚えながらも、離れたくない一心で別人物となった幼馴染を受け入れる主人公の葛藤が恐ろしくも切なく、ホラー要素に含まれた少年たちの儚い青春ストーリーにも注目です。
感情表現がうまくて作品にすごくのめり込みました…。よしきが抱いている気持ちが本当につらいし、拒否されてしまう現在の光も悲しい…。感情も理由も救われない…。しかしそれが良い…。二人がどうなっていくのか、続きがとても気になります。クトゥルフ的なSFBL、応援していきたいです!
3.ずいの/系山冏『税金で買った本』(ヤンマガKCスペシャル)

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あらすじ
小学生ぶりに訪れた図書館で、10年前に借りた本の未返却を指摘されたヤンキーの石平くん。図書館職員の早瀬丸さん、白井くんとの出会いをきっかけに、何だかんだと図書館に通うようになった石平くんは、ついには図書館で働くこととなり……!
おすすめのポイント!
『ヤンマガWeb』で連載中の、図書館を舞台にしたお仕事漫画です。バラエティー番組「アメトーーク!」で「ヤングマガジン芸人」として出演した、お笑いコンビ「麒麟」の川島明さんが紹介したことでも話題となりました。図書館×ヤンキーという意外な組み合わせの本作ですが、図書館の楽しさを覚えた主人公が、図らずも様々な事情を抱えた利用者たちの心を動かしてゆく姿に、どこかほっこりした気分が味わえます。図書館での勤務経験がある原作者・ずいのさんならではの、リアルな図書館の裏側を覗くことができるので、図書館好きの方は必見の作品です。
先日のアメトークのヤンマガ芸人で麒麟の川島さんがオススメしていて面白そうだな、と思って購入。図書館の裏側とか、どういうことやってるのかとか、のんびりした感じで読んでて楽しい。番組でも紹介してたエピソードで税金払ってるからそれを取り戻そうと、図書館で充電しながらゲームしてる人の話とか…ホント、本借りるのが1番得やで!絶版してるものとか、買うのに躊躇する値段のお宝とか、普通に借りられるとかホント天国だよな…
4.佐々木陽子『タイムスリップオタガール』(ポラリスCOMICS)

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あらすじ
オタクで腐女子の城之内はとこ(30)は、ある同人誌イベントの帰り、電車のホームから転落してしまう。その瞬間に頭をよぎるのは、命よりも守りたい同人誌たちだった。同人誌を庇って地面に着地した結果、なんと昨日にタイムスリップ!?その後も何度かタイムスリップを経験し、ついには1996年まで遡ってしまい——。カラダは13歳、ココロは30歳の二度目の青春が始まる!
おすすめのポイント!
『COMICポラリス』で連載がスタートし、第8巻にしてついに完結を迎えた佐々木陽子さんの人気漫画です。オタクの主人公が中学生時代にタイムスリップし、二度目の青春とオタ活ライフを謳歌するという夢のような設定の本作は、スピード感のあるギャグ展開と実在のアニメや当時のオタク事情を描いたノスタルジックさで、オタクの方たちを中心に話題となりました。オリジナルのキャラやペンネームを考えるといった中学生ならではの「あるある」ネタには、主人公・はとこと同世代の方たちも、思わず共感してしまうのではないでしょうか。
世代的にはかなりわかる。地方イベントとか懐かしい。
5.おおのこうすけ『極主夫道』(BUNCH COMICS)

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あらすじ
かつて「不死身の龍(たつ)」と呼ばれたヤクザの龍は、結婚を機に専業主夫となって、稼ぎに出る妻・美久に変わり家事をこなす毎日。ヤクザの名残りである強面と言葉選びでたびたび周囲に誤解されながらも、龍は専業主夫道を究めていくのだった——。
おすすめのポイント!
『くらげバンチ』で連載中の、おおのこうすけさんの日常任侠ギャグ漫画です。コワモテの元ヤクザの主人公が専業主夫に転身というミスマッチな設定が話題を呼び、アニメ化、ドラマ化などメディアミックスも果たしました。今年6月にはドラマ同様、玉木宏さん主演で映画公開も決定しており、さらに注目が集まりそうです。現役時代が抜け切れない容姿の主人公ですが、豊富な家事スキルで妻のために可愛らしいキャラ弁を作ったり、近所の奥様方の集まりに参加したりと、至って真面目に主夫として活動する姿が、微笑ましくも面白おかしくて笑いを誘います。
任侠コメディ漫画です。非常にテンポが良く読みやすいですし、基本的に1話完結なのがいいと思います。コメディ漫画が好きな方にはお勧めできる作品です、任侠もの要素は少なめなので表紙で敬遠している方も是非読んでいただきたいです。
今回は、Web連載発のおすすめ漫画を5選ご紹介しました!
気になる作品には出会えましたか?ぜひ読書生活の参考にしてくださいね!