こんにちは、ブクログ通信です。
今回は、東京創元社にお邪魔して、「創元 初夏のホンまつり」の様子をお知らせします。
潜入!「創元 初夏のホンまつり」
東京創元社といえば、ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーをはじめ多くのジャンルで良書を刊行しており、とりわけ翻訳推理小説・SFで名高い老舗の有名出版社。そこが本のお祭りをするというのです。東京創元社のTwitterでこんなお知らせがありました。
【創元 初夏のホンまつり】
来る6月7日(木)、8日(金)の二日間、東京・飯田橋の東京創元社本社において、「創元 初夏のホンまつり@東神楽坂」を開催いたします!
◇日時:2018年6月7日(木)12時~20時、8日(金)12時~19時
◇場所:東京創元社本社 屋内駐車場https://t.co/EAxs4b45z9 pic.twitter.com/d3lvHeB9pN— 東京創元社 (@tokyosogensha) 2018年6月5日
出版社主催のお祭りとは?一体何が?こうして「創元 初夏のホンまつり」に潜入してまいりました。
会場は「東京創元社本社 屋内駐車場」とのこと。東京創元社の場所は、飯田橋駅から徒歩5分ほど。
会場外観はこのような様子です。
【創元 初夏のホンまつり】
まもなく開店!
皆様のお越しをお待ちしていますニャ!#ホンまつり pic.twitter.com/1r3eeNBcL2— 東京創元社 (@tokyosogensha) 2018年6月7日
7日18時過ぎにお伺いしたときには、会場には多くの人が詰めかけていました。中では、常時50人以上の人たちが入れ替わり立ち替わり展示を眺めていました。今回の開催内容は、「東京創元社の流通在庫全点販売(1,000点以上)」「オリジナルグッズ販売」「くらりのぬり絵コンテスト」「特別ゲストによるサイン会開催」との触れ込み。それぞれを見ていきましょう!
「東京創元社の流通在庫全点販売」!
東京創元社でいま手に入る全ての本が並んでいました。圧巻です!

このサイズの棚がズラっと並んでいます。

おっと、まだ書店に出回っていない本が先行で特別販売されていますね。

有名作家さんたちのサイン本も!

どの棚にも多くの人が集まっており、移動するだけでも一苦労。でも、多くの本を目の前にしての、嬉しくなる苦労でした。
「オリジナルグッズ販売」!
会場に入ったところすぐに……

なんと東京創元社の人気キャラクター、「くらり」の缶バッジが!

ちなみに「くらり」の紹介もされていました。

他にも多くのグッズが並んでいます。

銀河英雄伝説Tシャツ ・サベアロックフェスTシャツなどもありました。そして変わったアイテムも多いです。面白いところでは、イベント限定、東京創元社の特別原稿用紙!

そしてもらって嬉しい父の日セット!「当社のお父さんの社員が選んだ文庫ベスト3冊」!

東京創元社のお父さん……一体どなたが選書したのか?中身も気になるところですね……
「くらりのぬり絵コンテスト」!そしてくらりのぬいぐるみクラウドファンディング!?
そして特別企画、「くらりのぬり絵コンテスト」。それぞれにエントリーしたお方の名前が記されているので全体を撮影できませんでしたが、たくさんのぬり絵が壁面を埋め尽くしていました。

そして傍らに気になる募集が……

なんと「くらり」ぬいぐるみの製作プロジェクト!クラウドファンディングを実施するそうです。6月14日正午から受付開始、7月31日締め切りです。この期間に申し込んだ方は、割引価格で購入可能、そして正式発売より先行してぬいぐるみを入手できるそうです!楽しみですね。東京創元社の告知をお待ちくださいませ。
「特別ゲストによるサイン会」!
初日に行われたサイン会には、米澤穂信さんが!
【創元 初夏のホンまつり】
本日の一日店長、米澤穂信先生のサイン会は無事に終了いたしました。
たくさんのご来場、誠にありがとうございました。#ホンまつり pic.twitter.com/GrMsz2Fu86
— 東京創元社 (@tokyosogensha) 2018年6月7日
米澤穂信さんの選書フェアも行われていました。売り切れ多数!人気の高さが窺えます。

そしてこれらの本を買った人用の限定特典で封入されていたのは……

なんと米澤さんの名刺!これは本当にレアですね。なお6月8日は、倉知淳さんのサイン会が行われるとのことでした。
東京創元社社員を直撃!
さて、この「創元 初夏のホンまつり」のイベントについて、東京創元社の笛木達也さんにお話を伺いました。
─今回のイベントについてお話をお伺いします。このイベントは前から行われているのですか?
今年で2回目です。1回目は昨年の7月に行いました。今年は6月に移動して開催しています。今後も年1回行いたいですね。非常に盛況となっているので、増やす、ということも検討したいところですね。
─どのようないきさつでこのイベントを始めたのでしょう?
元々、筑摩書房さんが昨年「蔵前ちくま書店」を行っていて、楽しそうだな、ということで弊社もやってみようと考えたのがきっかけです。ただ東京創元社も神保町ブックフェスティバルなどで物販を行っていましたが、社員の間でも「じかにお客様にふれられる」ということで好評だったんですね。それもあって、普段からご愛顧いただいているファンの方と、直接触れ合う機会を社員全体で共有したいな、と考えたんです。
─ものすごい盛況ぶりですね。
米澤先生のファンの方々もいらっしゃって多くの本をお買い上げいただいています。昨年行ったときは、2日間で400人を超える方々に本をお買い上げいただいたんですが、今年はもう今日1日だけでその数字は軽く超え、記録を更新しました。
─米澤先生のサイン会も大変好評ですね。定員で応募を締め切っています。
平日の昼間に予約フォームを開設したんですが、1時間で埋まってしまいました……

─それは本当にすごい!好評といえば、「くらり」についても物凄い人気ですよね。クラウドファンディングには驚きました。グッズもたくさん生まれていますね。
「くらり」の誕生が2014年なんですが、年々人気が高まってきています。グッズについては神保町ブックフェスティバルや新刊ラインナップ説明会などでも販売していたんです。人気の高まりからグッズをどんどん作りたかったんですけど、外部の会場で販売するには割れ物のマグカップなどの扱いが難しいんですよね。ただこの本社でやれば、リスクなしにマグカップやプレートなどを扱うことができます。昨年販売開始したものが好評だったので、徐々にグッズの種類が増えてきたんですよ。

─なるほど。この「創元 初夏のホンまつり」開催がグッズ増加につながったんですね。「くらり」グッズは通信販売など行っているんでしょうか?
いまは通信販売を行ってないんですが、視野には入れています。グッズによっては3桁に及ぶ販売数のものもあるんですよね。現状、関東の方以外はグッズを手に入れるのが難しいですから、多くのお客様に届けたいと考えています。
─ありがとうございます。では、お客様がたへのメッセージをぜひお願いします。
6月8日は、人気作家の倉知淳さんが一日店長を務めます。グッズもまだまだ在庫ございますのでぜひおいでください!
笛木さん、ありがとうございました!「創元 初夏のホンまつり」は6月8日の19時まで行われ、無事終了しました。今後の開催や、「くらり」ぬいぐるみクラウドファンディングなど、楽しみがいっぱいですね!
出版社情報
東京創元社
住所:新宿区新小川町1-5【GoogleMAP】
アクセス:JR飯田橋駅・東京メトロ飯田橋駅 徒歩5分