成人式から村上春樹・三島由紀夫の誕生日まで─記念日特集! 1月8日~14日

「今日は何の日?」記念日特集 三島由紀夫誕生日

こんにちは、ブクログ通信です。

今週はどんな日があるのでしょうか。本と一緒に見ていきましょう!

1月8日は「成人の日」

後藤明生『挾み撃ち』

成人式発祥の地と言われる埼玉県蕨市(>>蕨市の成年式)。日本の純文学史上、はじめてその「蕨市」が出てくる(!)作品です。20歳は大人と子供に「挟み撃ち」された年齢で(?)ですから、これを機会に!

挟み撃ち書影

成人の日にあわせて、みなさんからのおすすめ本も募集中!

1月9日は「風邪の日」

渡辺有子『風邪とごはん―ひく前ひいたひいた後』

体も心もあたためてくれる、ほっこりやさしい57のレシピ集。風邪をひきそうだな、というときに自分で作ったり、家族のために作ったり、いろいろなバリエーションがあるのもいいですね。

風邪とごはん書影

1月10日は「糸引き納豆の日」

N.A.T.シンジケート『365日なっとう納豆ナットウの本』

タイトルからしてねばねば。納豆の楽しみ方は無限大!という希望に満ち溢れています。ねばねばすぎてネバダ州に行ったり…、愛がねばっと凝縮されている一冊。

1月11日は「塩の日」

宮本常一『塩の道』

この日は、上杉謙信が武田方へ塩を送ったとされる日です。
生活学の先駆者である著者が綴った「塩の道」「日本人の食べ物」「暮らしの形と美」。庶民の中に日本人の生きる姿を求めて歩き続けた見聞と体験がここに。

塩の道書影

1月12日は「村上春樹さんの誕生日」

村上春樹『ノルウェイの森』

ブクログで3万人以上(!)の方が本棚に登録しており、村上さんの作品の中では一番人気のある作品です。
「気温が下がってくるとなんだか無性にこの本が読みたくなる」「ここまで物語に引き込まれたのは久しぶり」というレビューが寄せられています。

ノルウェイの森書影

1月13日は「ピース記念日」

保坂和志『カンバセイション・ピース』

小説家の私と妻と三匹の猫との暮らし。築50年の世田谷の家はやがて生と死、過去と現在を溶かした早大なシンフォニーになる―保坂さんの代表作と言える作品です。

カンバセイション・ピース書影

1月14日は「三島由紀夫の誕生日」

三島由紀夫『告白 三島由紀夫未公開インタビュー』

自決の9か月前のある日に語られた、貴重なインタビュー。文学観、芸術観、戦後観について、てらいなく語る「素顔の三島」を垣間見ることができます。

告白書影

おわりに

さまざまな記念日がありましたね。
気に入っていただける本が一冊でもあればうれしいです。

来週もお楽しみに!