Trials of Death (The Saga of Darren Shan)

著者 : Darren Shan
  • HarperCollins (2001年10月1日発売)
3.65
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  • 本棚登録 :54
  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・洋書 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780007114405

Trials of Death (The Saga of Darren Shan)の感想・レビュー・書評

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  • 面白くなってきそうだな?という前巻予想は見事あたり、一気に突き抜けるように読んでしまった。
    日本語で読んだら突っ込みどころも多そうな話だけど(笑)、英語だと突っ込む余裕が生じないので、ある意味いいのかもしれない。

    ダレン、死の試練の巻です。
    記憶を整理してたらほぼネタバレになっちゃってますので、まだ未読の方は読まないでくださいね!


    第1の水の迷路の試練では、水でいっぱいになる迷路の中を必死に目印を覚えて進み、最後にはもうろうとなりながら泳ぎ、ほとんど運に助けられて出口までたどりつく。
    第2の試練では、上から尖った鍾乳石?の落ちてくる針の道を歩く。ダレンは全身に傷を負うも、何とか試練を乗り越える。ダレン、血だらけ。この試練のあと、全ヴァンパイアが集まったため、3日3晩のお祭り騒ぎが始まり、ダレンにとっては願ってもない休息の期間となる。
    第3の試練は火の試練。半ヴァンパイアのダレンには、もっとも厳しい試練となる…。迫りくる灼熱の炎の中を、15分間耐え抜くというもの。ダレンは自ら立てないほどの大やけどを全身に負い、試練の続行は不可能かと思われる状況に陥る。

    ここでカーダの機転により3日間の猶予(1日は準備期間でもらえたはずだから実際は2日の延長?)を与えられたダレンは、周囲の者らの手厚い介護を受け、治療と回復に専念する。
    試練への失敗は即、"Hall of Death"行きだという、ヴァンパイアの行き過ぎた"pride"や"dignity"には共感できないのだけど、ここでのダレンのために心から親身になってくれるヴァンパイアたちの優しさはほっこりと温かい。ダレンとリトル・パーソンであるHarkatの絆も徐々に深まる。

    第4の試練は2匹の凶暴ないのししとの戦い。
    本調子であれば勝てるであろう相手だが、火傷でなんとか動けるくらいのダレンは手こずり、かろうじて1匹を仕留めるも、その下敷きとなって身動きがとれなくなる。もう1匹が突進してくる絶体絶命の状況で、ダレンを助けに競技場に降り立ったのはHarkatだった…。

    間一髪のところを救われたダレンだったが、ひとりで乗り越えるべき試練の最中に介入がはいる事態は前代未聞。そしてHarkatの介入がなければダレンはおそらく死んでいた。
    ヴァンパイアの"pride"、"honour"、"dignity"、そして旧態依然とした慣習からすれば、許されるべきでないことだった。
    ダレンを試練に失敗したとして処刑すべきか、もう一度試練の機会を与えるべきか。
    議論は分かれ、結論は持ち越される。

    部屋に戻ったダレンは、カーダに、結論が出る前にいったん逃げるべきだと説得される。
    カーダの道案内を受けて洞窟内のトンネルを行くダレンのあとを、ガブナーが追ってくる。戻るように迫るガブナーに対するカーダの台詞が良い。

    "I won't let him go back to be killed. It's wrong to take a boy's life in such a heartless fashion."

    ガブナーは説得に折れ(結局はダレン可愛さに負けた?)、3人は出口に向かうも、ヴァンパニーズの集団に遭遇する。
    鉢合わせてしまったヴァンパニーズを相手に戦うガブナーに、カーダが驚きの行動に出る・・・。

    カーダの衝撃の裏切りを目撃したダレンは、ヴァンパニーズたちから逃れて走るも追い詰められ、濁流の崖っぷちにしがみつく。

    "Believe what you want," he snapped, "but I'm all that stands between you and a watery grave, so you can't afford to be picky. Take my hand and stop acting like an idiot."

    手を伸ばしてダレンを助けようとするカーダに対し、ダレンは卑怯者の助けなどいらないといって、手を放す・・・。

    "You don't know a thing about honour or loyalty. I'd rather die than give myself up to scum like you."

    わぁぁ。どうなるんですか、次巻!

    この巻は、クレプスリーよりカーダの活躍(及び暗躍)が目覚ましかった。
    私にとって、カーダは、クレプスリーの次に好きなキャラだったし、裏切りを知った今でも嫌いになれない。。
    ダレンの試練存続の危機のとき、知恵と策謀でダレンを救ったことに嘘はなかったと思うし、自らも「次期プリンス」という立場で危険を冒してまでダレンを逃すために、ヴァンパニーズが集結している洞窟の中、出口まで案内しようとしたこと、ダレンを殺そうとするヴァンパニーズを制し、「説明するから、死ぬな」と言って必死にダレンを助けようとしたこと、おそらくカーダの本心からくるものだろう。
    裏切りという形をとるしかなかったにせよ、カーダにはヴァンパイアの一般的な旧習とは相いれないカーダの信念があって、進退窮まったうえでの行動だったのだろうなぁと。
    ダレンみたいな前途ある若者が、試練の失敗で命を落とすのは絶対ダメだ、という主張はそのとおりだと思うし・・・(しかもこの場合、ダレン自身望んだ試練でもなければ、Harkatの行動もダレンの責任ではない)。

    そしてダレンにも譲れない信念があって、仲間を殺すこと、ヴァンパニーズに与することはそのひとつだったのだろう。
    ダレンが名誉の死(試練の失敗=死というヴァンパイアの掟)に本心から納得できてない点はカーダと同じで、だからこそ逃げることに同意したんだろうけれど、他方、人間の命を奪うヴァンパニーズのやり方には、人間的な考え方から、絶対的に相いれることはできず、ヴァンパニーズと手を組んで裏切ったカーダに助けられるよりは、濁流に飲み込まれる方を選んだんだろうな。
    仲間を殺すことは絶対にあってはならなかったとはいえ、こんな形でカーダと別れてしまったことは残念というかなんというか。
    裏切りを目の当たりにした直後に、カーダを信頼しろというのは無理な話だと思うけど、カーダにはダレンは少なくとも2度は助けられてるのよね。試練のときと、ヴァンパニーズに殺されそうになったときと。
    カーダの話だけでも聞いてあげて、と思ってしまうのはダメなのかしら。
    ダレンは負けん気も勇気もあるが、自分なりの正義感だけで動いていて、まだまだ青いというか若いんだろうなぁ。

    ダレンが逃げたことを知ったクレプスリーの反応も心配。。
    次はクレプスリーがたくさんでてきますように(笑)

  • YL5.5 / 39,600w
    The Saga of Darren Shan #5

  • 38569words

  • いやだ〜!
    そんなところで終わらないで〜!!
    というところで終わっています。
    次の巻に手を伸ばさない人はいないでしょう。

    この本について、アメブロでも書いています。
    http://ameblo.jp/waremoko-tadoku/entry-10387524181.html

  • 5巻はなんとなく4巻よりも単語の難易度が低かった気がします。
    読みやすさレベルは5位でしょうか。10日ほどで読破。
    わからなかった単語は類推して理解できました。
    まあ、traitorとか以前に調べてた単語が出てきたというのもありますが。

    ストーリーですが、今回は次が気になる終わり方でした。
    まさか、ああいう展開になるとは予想外。

  • クレスプレーによってハーフヴァンパイアになってしまったダレン。
    若すぎてヴァンパイアになったダレン、ヴァンパイアプリンスたちや他のヴァンパイアに認められるためには乗り越えなければならないトライアルがあった。
    一方、ヴァンパイアたちの敵ヴァンパネスとの戦いが迫っているとの知らせを受けるヴァンパイアプリンスたち。

    話はダレンのトライアルが中心。ちょっと話が怖いなぁ。
    でも、このシリーズ、怖いだけじゃないから読み進んでしまうのです。
    ヴァンパネスたちとの戦い(?ちょっと戦いとは違うかも~)の成り行きは次の6巻になっていて気になるところです。

  • ダレン・シャンシリーズ5作目です。
    死のトライアルに挑むことになったダレンですが、持ち前の負けん気で頑張ります。トライアルの内容が、なんだかいかにも子供向けらしくて面白く感じられるのは私だけでしょうか?

    ヴァンパイア一族と、ヴァンパニーズとの戦いが表面化してきて、ドキドキ
    です。次回、ダレンはどうなるのか?このシリーズはダレンがとても危ないところで終わるので、次の6作目はどうなるのかぜひ続きで続みたいところです。

  • 語数[] 
    【京都市の蔵書図書館】醍中

  • 2007/12/08読了

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