Murder on the Orient Express (Poirot)

著者 :
  • Harper
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本棚登録 : 84
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 8601404238970

作品紹介・あらすじ

Agatha Christie's most famous murder mystery, reissued with a striking new cover designed to appeal to the latest generation of Agatha Christie fans and book lovers. Just after midnight, a snowdrift stops the Orient Express in its tracks. The luxurious train is surprisingly full for the time of the year, but by the morning it is one passenger fewer. An American tycoon lies dead in his compartment, stabbed a dozen times, his door locked from the inside. Isolated and with a killer in their midst, detective Hercule Poirot must identify the murderer - in case he or she decides to strike again.

感想・レビュー・書評

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  • 原書で読んでみたが、半分解って半分キャッチできないくらい。予備知識あった分読みやすかった。
    英語一章読んで日本語訳で確認する読み方

    オチはわかっているが、どんどん引き込まれる。さすがクリスティ。
    証言の矛盾をすべて見通しす灰色の脳細胞。一緒に謎解きするスリリングな展開にゾクゾクします。満点

  • これを予備知識なしで読めることは、すごく幸せなことだ。そう言える作品があるとすれば、『オリエント急行殺人事件』は間違いなくそのひとつだ。あまりにも有名な作品なので、ネタバレの種は至る所に転がっている。未読の方は、なるべく関連情報を遮断するよう努めていただきたい(笑)まっさらな状態で読めるのは一度だけ、なのだから。

    さて、原書で再読である。
    オチが分かっていても、やっぱり面白い!
    英語の難易度・分量ともにちょうどよく、気負わずに読める。ちょっとペーパーバックに手を出してみようかなというミステリ好きには、クリスティはうってつけだろう。

    今回原書で読んでみて、ポワロの魅力を再発見できた。
    エルキュール・ポワロは、人間の心理の隙を突くことで真相を明らかにしていく部類の探偵だ。物的証拠を集めて推理を組み立てるよりも、何気ない会話に注目した心理分析を得意としている。いうなれば「ところで、なぜあなたがそれを知っているのですか?」系探偵である。
    この捜査スタイルが、英語で読んでみるとより一層面白く感じられたのである。緻密に構成された尋問シーンでは自ずから「言葉」に細心の注意を払って読むことになる。単語の選び方一つ一つにそれぞれの人物の個性が出ていて、クリスティの筆力を感じさせる。容疑者たちが口にする「言葉」の小さな綻びを見逃すまいと、緊迫した会話の醍醐味を体感することができるのだ。元来私はガチガチのロジックが好きなタイプなのだが、こういう心理的な駆け引きもなかなかスリリングでいいなぁ。

  • 登場人物が多く、犯人が誰なのか先が気になった。
    結末は驚いたが個人的には腑に落ちた。こうであってほしかった

    また読み返したい

  • "What's wrong with my proposition?" Poirot rose."If you will forgive me for being personal - I do not like your face, M. Ractchett" he said.
    And with that he left the restaurant car. (P.46)
    *****
    So In your face! Haha.
    A wonderful mystery to follow when you are travelling long distance.

  • 初めてのアガサ・クリスティ作品。
    イスタンブール発のオリエント急行を舞台にした推理小説。
    トリック、謎解き、結末、すべてが面白い!
    ポアロシリーズをもっと読みたくなりました。

    • マサユキさん
      時代や国境を越えて愛されるのには理由があるという事ですね! 僕も読んでみたいです!
      時代や国境を越えて愛されるのには理由があるという事ですね! 僕も読んでみたいです!
      2012/12/28
  • 比較的読みやすかったのは、オチをある程度知っていたからだったりして。。

  • 読み返してみると、一段と面白い。ポワロの質問の意図がよくわかるので。

    映画では見過ごしていたことを原作が解説してくれるので、もう一度、映画を見たくなります。

    幕引きは、映画の方が好きです。映画は、余韻を楽しませる終わり方でしたから。原作は、いつものごとくあっけない終わり方です。

    原作では、Then,” said Poirot, “having placed my solution before you, I have the honour to retire from the case…”という台詞で終わっていますが、映画では、疑惑から開放された乗客達が自分たちの偉業を祝い、乾杯し合うシーンで終わります。

    物語は、シリア国内のAleppo「アレッポ」駅のプラットフォームから始まります。シリアといえばトルコの南。寒さとは無縁と思っていたのですが、とても寒いようです。’It was freezingly cold.’ ポワロはマフラーで完全防寒して登場。アレッポからイスタンブールに向かう寝台列車に乗る込むところです。

    その電車にMiss Debenhamが乗車しています。彼女は、バグダットから汽車を乗り継いで、Kirkuku「キルクーク」、Mosul「モスル」を経由してアレッポに到着したところです。ポワロと同じくイスタンブールを目指しています。

    Part 1
    The Facts

    1  An Important Passenger on the Taurus Express
    2  The Tokatlian Hotel
    3  Poirot Refuses a Case
    4  A Cry in the Night
    5  The Crime
    6  A Woman
    7  The Body
    8  The Armstrong Kidnapping Case

    Chapter 1  An Important Passenger on the Taurus Express

    第1章でポワロは犯人となる人物2人と遭遇します。しかも、事件を解く重大な言葉を聞くことになります。

    犯人のうちの1人であるArbuthnotが思わず口走ってしまいます。
    "It's so beautiful I wish -- I wish --"
    "I wish I could enjoy it!"
    "I wish to Heaven you were out of all this"

    その言葉を聞いたMiss Debenhamは慌てて遮ります。
    "Hush, please. Hush"

    それにも拘わらず、彼は話し続けようとします。
    "Mary---"

    そこで、彼女は
    "Not now. Not now. When it's all over. When it's behind us -- then --"

    この決定的な言葉のお陰で、次に起きる難事件をポワロは解決することができました。

    Chapter 3  Poirot Refuses a Case

    食堂車でポワロは、ブック氏と朝食を共に。クリームチーズを食べ終わった頃、乗車客を凝視するポワロ。ポワロの向かいのテーブルに3人の男性、その先の小さなテーブルには醜き老女が一人。その女性は、ドラゴミロフ王女。

  • Life takes an unexpected course in a very brief time as the result of chance happened and crossing between inhalations....

  • (アガサ・クリスティ「オリエント急行殺人事件」)

    初めてのアガサクリスティ。

    ほぼ密室状態の列車の中で殺人事件が起こり、たまたま居合わせた探偵が捜査を開始してという王道の展開。余分な横道に逸れたりしないで推理だけが進むのでどんどん引き込まれた。少しづつ明らかになっていく事件の真相も、傑作と言われるだけのことはあるなあ。

    ちなみに、英語の難易度的にも分量的にもちょうどいい感じで、洋書に挑戦するには最適な一冊だと思う。

  • 語数[] 
    【京都市の蔵書図書館】醍中 伏中

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