Who Says Elephants Can’t Dance?: How I Turned Around IBM

  • HarperCollins
4.09
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780007170876

感想・レビュー・書評

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  • IBMがオワコンといわれていた時代にCEOに就任し、会社を根本から立て直したルイス・ガースナーの話。


    こんな偉業を成し遂げた人の頭の中を、飲み会1回か2回分のお金を払えば覗き込めるなんて最高では?


    キーワード「競争相手をぶちのめす」

  • だいぶ前の本だけど、今年読んだ中で一番のビジネス書。メモって何度も読み返してます。
    コンサルの人が書いた本は理屈が先行することが多いけど、さすが実際に経営したことがある人の言葉は重みがあります。

  • 戦略を描く事のクリティカルな力と、
    実行まで落とし込む心理的・システム的な壁を、
    目の当たりにし、
    それらを鮮やかに成し遂げたルイス氏の実力に脱帽でした。

    いちいち感動したのと、中身が濃くて、読み進めるのが大変でした。

    経営者が何を考えているのか、その一部を見れた気がしました。それにしても財務管理は大事だ…

    他には、
    戦略が大事とは理解はしていたが、
    未来を予測する精度とセンスと、覚悟を決め、決断する事の重さがどれ程のものか迫力があったし、

    実行の方は具体はあまり記載がなかったため、おそらく大方針の設計以外は超優秀な部下が行なったのかなと思ったが、このあたりも是非知りたいと思いました。

    巨像も踊るというタイトルについても、
    最後まで読んで、ようやく、
    これ程までに胸をつくうまいタイトルはないと感じました。
    巨像を動かすという意思と覚悟と、踊らせたと言う自信が垣間見える、良いタイトル。震える。

  •  今読んでも当時の臨場感が伝わって面白い、企業再建の教科書と呼ぶべき作品。平易な英語で読み易い。

     然しながら、ガースナーが去って十数年、Cloud時代の本格到来により、最近のIBMはまた怪しくなりつつある模様。
    http://www.businessweek.com/articles/2014-05-22/ibms-eps-target-unhelpful-amid-cloud-computing-challenges

     昨年のCIAのプライベートクラウド構築案件では、技術力でAmazonに敗れる一方で、2015年EPS$20目標(Roadmap 2015)達成のため、売上を落としても、不採算事業売却、節税&自社株買いによる「Financial Engineering」でEPSを高めることを優先。本書でガースナーが禁止を主張していた「Pro forma Earnings」と類似の「non-GAAP」という用語が2013年のアニュアルレポート では125回使用された模様。
     Googleがクラウドの価格もムーアの法則に従う、と宣言する中、果たしてIBMはコーポレートITのビジネスで高い収益力を維持できるのか?クラウドという新たなdisruptive な変化に、ガースナーの教え子達はうまく対応できるのか?見物である。

  • 3、Culture
    ・組織とは価値を創造する人々の集合体である。
    ・組織はその創始者の価値観により決定される。IBMの価値観を決定したのはトーマス・ワトソン・Srである。
    ・ドレスコードの規定などは、初期の思想を忘れてしまった事例である。
    ・文化は強制できない、根付くよう環境を整えるだけ。
    ・文化は論理より感情の問題であり、変化には時間がかかる。

    ・閉鎖性、外界への無関心
    ・内部情報への集中

    ・Culture of NO
    ・内部用語の使用
    ・幹部の仕事は主催であって、行動ではないという文化
    ・Processではなく、Principleで導く
    ・戦略は定量的分析から始まる。

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