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本 ・洋書 (384ページ) / ISBN・EAN: 9780007527557
感想・レビュー・書評
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選書企画2024 「図書館に置いて欲しい本 書いて!貼って!」 購入図書
【配架場所】 図・3F開架
【請求記号】 933||CH
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/volume/471891詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
丁度一年くらい前に“Murder on the Orient Express”を読んで、今作も「新しく映画化されるらしいから、その前にこっちも読んどくべきかなぁ」と思っていたけど、映画の公開がコロナのせいで遅れに遅れ、存在をすっかり忘れていた本。最近思い出したので耳読書してみた。
“Orient Express”の時も思ったけど、登場人物がかなり多くて、まずそれぞれの名前とストーリー上の立ち位置を把握するのに一苦労する。そして、その多くの登場人物達を1人のナレーターが様々なアクセントを駆使してしっかりと演じ分けているというのが素晴らしい。そしてそして、前回と同じく、Poirotが犯罪に目を瞑るシーンがあるんだけど、そこではさすがに「え、また?」と思ってしまった(笑)彼は人情味に溢れていると言えば聞こえは良いけど、悪く言えば人に甘すぎるような…。それが彼の魅力なのかもしれないけど。
犯人は途中からなんとなく目星はついていたものの、どうやってアリバイを確立しつつ実際に犯行に及んだのか、という点までは最後までわからず、種明かしのシーンでは「なるほどねー」と思ったし、細かい事もしっかり覚えているPoirotの観察力の鋭さはやっぱり凄いと思ったけど、ストーリーの最後の終わり方がなんともフィクションぽいというかドラマチックというか、あんまり好きじゃなかったかな。
“And Then There Were None”は昔読んで、面白くて衝撃を受けたけど、それを上回るAgatha Christie作品はあるのだろうか…。
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