To Kill a Mockingbird (Harperperennial Modern Classics)

著者 :
  • Harper Perennial Modern Classics
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本棚登録 : 16
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・洋書 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780060935467

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃ良かった。読んでいて、何度も胸がいっぱいになった。
    アメリカでは学校教材として使われていると聞いて、こんな話を授業で読めるなんて!と嫉妬してしまいそうになるくらい素晴らしい話。
    日本ではそれほど読まれていないのは、ひとえに・・・ひとえに・・・若輩者がこんなことを言うのは非常に申し訳ないけど・・・や、訳が良くないから、としか・・・(←ひそひそ声)

    どうしてこんなに長く訳が更新されないのだろう。
    続編が出た時に、ついでに新訳が出てもおかしくないのに。
    オトナの事情によるAll about moneyな理由だとしたら本当に残念。
    今日図書館で日本語版を見かけて、クライマックスあたりをチラ見したけど、「Uh huh」が「う、うん」と訳されていて、のけぞった。もちろん全然口ごもるシーンじゃないです。
    そして、感動的な邂逅のシーンでスカウトが言った「Hey」は「ちわ」と訳されていた。
    「ちわ」、て!
    ハムの衣装が脱げなくてスカウトが「pinioned」だった状態は、「私は腕を胴にくっつけてがんばった」って訳になってて、意表をつかれてつい笑ってしまった。誰もつっこまなかったのかな? すごく不自然なのに。

    実は、5年くらい前に一度、日本語版を読もうとしたことがあったのですが、あまりに昭和感あふれる訳に耐え切れず、2章目あたりで挫折してしまった。
    高度成長期のころのニッポン、な香りが漂っていて、スカウトが ”あばれはっちゃく” とかちびまる子ちゃんの世界にいるみたい。

    そのまま忘れてましたが、去年、知り合いの日米カップルに子供が生まれてアティカスと名付けたと聞き、「もちろんアラバマ物語からだよね?」と会話した後、そうか、子供の名前にしたくなるくらい良い話なんだ、と改めて気になった。そして、もう一回頑張って読もうかな?なんてぼんやり考えた数日後に、BOOKOFFの洋書コーナーでこの本を発見!
    「そうだ、原書で読めばいいんだ」とハタと気付いて購入しました。
    あの店のわずかしかない洋書コーナーで、読みたい本にタイミングよく出会える確率は奇跡に近い。神に感謝しかないです。

    原文は私には分かりづらいほのめかしとかメタファーとかにあふれていて、でも、その意味を全部味わいたい、一語たりとも見逃したくない、と思ったので、読んでいるというより、調べてるという方が近かった。でもそれも含めて読むのがとても楽しかった。

    多くの人から深く愛されている本のせいか、ほぼすべてのページの解説がネットで簡単に見つかる。
    そういう解説サイトを可能な限り読みつつだったので、読み終わるのに4か月もかかってしまったけれど、アティカスやミス・モーディがステキすぎて、ぜんぜん苦痛じゃなかった。
    逆に1冊でこんなに長く楽しめるなんてありがとう!って感じです。

    人のやさしさってことを嫌というほど考えさせられる本。
    裁判シーンでは、ハラハラドキドキした。アティカスの弁護に注目か?と思っていたのに、アティカスよりも脇役たち(メイエラとか、ディルとか、判事とか)の予想外の行動に、すっかり心奪われてしまった。手に汗握ってしまった。
    そうそう、ディルのキャラクターがたまらなかった。
    カポーティがモデルだと読んでいる途中で知ったのだけど、そういう目で見ると、ほんとカポーティにしか見えない。
    ちなみに、アティカスはまさにグレゴリー・ペックのイメージ。グレゴリー・ペックにしか見えない。

    映画も見なくちゃ~!

  • 原題:「To Kill a Mockingbird」
    邦題 : 「アラバマ物語」

    アメリカ南部アラバマ州メイコーム郡。 住民の誰もが親戚のような関係で、のんびりとした時間が流れる小さな町を舞台にしてジェムとスカウトの兄妹の成長していく過程を綴っていく。彼らの父であり、メイコームの弁護士でもあるアティカスを通じて、人間が持たずにはいられない偏見や差別に焦点をあて、人間として本当に大切なのは何なのか、と問いかける物語でもある。

    人種差別ででっちあげられた罪を背負った黒人少年トム・ロビンソン。そして隣人ブー・ラッドリー。何十年も家に引きこもって生活をしていたこの男は町の人々の噂になり怖がられる。ジェムは成長し、ブーの立場になって物事を理解できるようになってゆく。

    不朽の名作。この作品は絶対に読むべき。
    大切なものを教えてくれた、宝物といえる一冊である。

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