M Is for Magic

NeilGaiman

• HarperCollins (2008年4月29日発売)

感想・レビュー・書評

[kyonteseさんの感想 · 2013年7月12日]

ショートストーリー集。

やっぱりGaimanはいい。ちょっと皮肉っぽい、でも洗練された文体が好きだ。「粋」って感じ。レイ・ブラッドベリの短編集からヒントを得て（許可も得て）タイトルつけたって冒頭に書いてあったけど、確かにブラッドベリっぽい。

こどもの頃、ブラッドベリは新井素子の影響で読んだけど、実はそんなにいいと思わなかった。ストーリーの内容そのものよりも独特のスタイルがなんか苦手だった。でも、大人になった今、こういうスタイルのを読むと「いいなぁ」と感じるから、ブラッドベリ、もう一度読んでみよう。今度もちろん英語で。

感じ方が変わる自分を知るのもまた楽し。

Graveyard book のWitch's headstoneも収録されている。Graveyard bookは大好きだけど、この中に入れる必要あったのかなー。

最初のNursery Ryme有名キャラ総特集（？）みたいなミステリーが素敵だった。上手だなぁ、と思う。