Howl's Moving Castle (World of Howl)
- Greenwillow Books (2008年4月22日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9780061478789
感想・レビュー・書評
-
好きな方には申し訳ないのだけど、正直なところ、3/4まで苛々しながら読んだ。
何に腹が立ったって、ソフィーの性格にである。
成功するのは末っ子で、長女は何をやったって上手くいかないと思い込み、自分が失敗をすると長女の私が手を出したからだと嘆く。
その迷信が広まっている国だという舞台設定だから仕方のないところもあるのだけれど、それにしたって何だそれ!
彼女が何も手に入れられないのは長女だからではなくて、彼女自身の責任だ。
それを生まれた順番のせいにするのは傲慢だろう。
ソフィーが一見、謙虚なように見え、自分では実際そう思い込んでいるので余計に苛立つ。
それに比べ、次女と三女の魅力的なこと。
次女と三女がまた出て来ないかなとそればかり期待してページをめくっていた。
自分が損をするように生まれついているという感覚は、迷信という形を取ってはいるが、おそらく多くの長男長女の心のどこかにある考えなのだろう。
私は一人っ子なので、兄弟姉妹間の微妙な心情はわからない。
本が好み以前に特定の人を選ぶということはあまり考えたくないのだけれど、残念ながら私には向いていない本だったのかも知れない。
ハウルも好きじゃないし…めんどくさい…。
ただ、最後の1/4は描写がいきいきしていて面白かった。
あと、全編通じてカルシファーが愛おしい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いまいち何が目的なのか分からない。何を描きたかったのだろう?ハウルのツンデレぶりを描きたかっただけのような。。。
-
展開が速くてざっくり終わってしまった感じです。
物足りなかったので★4つ。 -
未読