Nick Knight

NickKnight

• Harper (2009年10月27日発売)

感想・レビュー・書評

[92kuniさんの感想 · 2009年12月12日]

イギリスを代表するファッション･フォトグラファーであるニック・ナイト。
1994年に刊行された「Nicknight」以来15年ぶりとなる作品集。27.5 x 33.2cm、264ページの大判サイズに429点の図版を収録した見応えのある内容です。

ニック・ナイトはファッションカメラマンとして、一貫して従来の美しさの概念へ挑戦し、アレキサンダーマックィーン、コムデギャルソン、ジョンガリアーノ等の前衛的なデザイナーとのコラボレーションより革新的なビジュアルを生み出してきた。

クリスチャンディオール、ヨウジ山本、資生堂、ジルサンダー、スワロフスキー、イヴサンローラン等のクライアントの広告キャンペーンを担当。

またファッションだけでなく、BjÖrkやMassive Attack等のミュージシャンとのコラボレーションではアルバムのジャケットワークも担当している。

ニックナイトのWebサイトであるSHOWstudio.comではファッションビジュアルがクリエイトされるプロセスが公開されており、彼の革新的なワークショップを覗くことができる。

[armlongさんの感想 · 2013年4月2日]

とにかく芯があって強烈な個性に裏打ちされた彼の写真はかっこいい。
すべてのカットが完成されている。構図においても、色彩においても、ポージングにおいても。

ここまで自分の見せたい世界観を提示し、細部まで主張できるクリエイティビティには驚かされる。

もちろん、ヘアスタイリングやファッションコーディネート、メイクアップといった関連する様々な分野で超一流のクリエイターたちがアシストしているという事実も見逃せない。

そうした意味でも、今作は近年のファッションフォトグラフィーの傑作の一つに数えられることだろう。

[search123さんの感想 · 2012年8月12日]

カラー、グラフィックにおけるファッション写真家としてのスーパーヒーロー。

[tokyoplayerさんの感想 · 2010年11月15日]

1958年、ロンドン生まれのファッションフォトグラファー＜ニック・ナイト＞の写真集。80年代後半、勢いに乗っていた頃のヨウジ ヤマモトのカタログに起用されるなどして、今では英国を代表する写真家のひとりとなった。その一方、「ヨウジ ヤマモト」社は2009年10月に破産。ただ書棚に飾って、眺めるべき、マストアイテムなのか！？

[nil000さんの感想 · 2010年9月11日]

Bjorkやmassive attackのジャケット撮影で有名なフォトグラファー。

Vogueでも活躍。

[長月浪漫さんの感想 · 2009年11月16日]

白と黒の二色だけで表現した写真が特に好きです。