Divergent (Divergent Series)

著者 :
  • Katherine Tegen Books
3.60
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本棚登録 : 13
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780062024039

感想・レビュー・書評

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  •  2014年に公開された映画の原作。"Abnigation"(施しをする人)、"Erudite"(知識を重んじる人)、"Dauntless"(勇敢な人)、"Candor"(正直な人)、"Amity"(友愛を重んじる人)という5つのfaction(派閥)プラスfactionless(無派閥)で構成される社会で生きる人々の物語。何から守られているのか分からないが、この都市はフェンスで守られている、というところが面白い。
     飛行機の中で映画を見て、こういう話(ジストピアというらしい。ユートピアの反対)がとても好きなので、読んでみた。映画と違う部分も結構あるが、おおむねは原作通りだった。
     映画とのタイアップバージョンの本だったので、ボーナスとして原作者の話や、あなたはどの派閥に入るのかという診断テスト、そして5つの派閥のマニフェストなどが載っていて、英語の授業で使えるんじゃないかと思った。特にリーディングのアクティビティというのはネタが少ないので、ちょうどいい。Amityのマニフェストは聖書みたいな感じで面白い。それよりもおれがどの派閥なんだろうか、と考えるとやっぱりEruditeだと思う。でも知能テストで最低条件をクリアしてないと追い出されて、追い出されたらfactionlessとして雑用やっとけ、それがお前らのためだ、的なことがマニフェストに書いてあるので、そうなるかもしれないとも思う。それからこの類型の発想は、シュプランガーという人が、人間がどこに価値を置いて生きるかで6つに分けて、理論人・経済人・審美人・社会人・権力人・宗教人とした、という心理学で習った話を思い出した。(14/08/23)

  • オケの時間に隣に座る友達がこの本を読んでおり、学校内で話題になっていたため読んでみることにした。読む前はただどういう本なのか知りたかっただけだったが、読み進めるうちになぜ友達や同級生たちが夢中に読んでいるのかが分かるような気がした。恋愛、戦いや恐怖など様々なテーマがあり、ハリーポッターのように人々が5つのグループに分かれているので自分はどのグループに入るのだろうかと、考えながら読めて面白かった。この本は戦いも好きだけど恋愛がある本も読みたい人やユートピアは可能なのか知りたい人におすすめしたい。

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