The Hostile Hospital (A Series of Unfortunate Events, No. 8)
- HarperCollins (2001年9月4日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9780064408660
感想・レビュー・書評
-
総語数:37504
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
A Series of Unfortunate Events、第八巻です。
※もしかしたら、シリーズを最初から読んでいない方には
ネタバレになるかもしれないので、ご注意を!
前回、“V.F.D.”村から逃げ出したBaudelaire姉弟妹。
なぜか殺人の容疑で指名手配されてしまい、Mr. Poeとも連絡が取れません。
どこにも身を寄せる場所がなく困っていた三人は、
病院でボランティアを行っている団体が“V.F.D.”
(the Volunteers Fighting Disease)と名乗っていることを知り、
今度こそ“V.F.D.”の正体が掴めるのでは?と、
ボランティアに紛れて、病院へ向かうことを決めます。
前回彼らに残された謎は、
偽Count Olafとして殺されたJacquesの正体と本当の“V.F.D.”の意味。
Quagmire兄妹が残した手掛かりの書かれたノートは、半分粉々になってしまったので、
それだけで謎を解くのは容易ではありません。
病院内に“the Library of Records”という地域の情報などが
記録として残されている場所があると知った三人は、
そこのボランティアとして働くことにするのですが、
アルファベット順に整理された書類は、目を通してはならず、
その上、分け方が曖昧で探しずらい…;
どうにか見つけた書類は、なぜか自分たち“Baudelaire”の記録に繋がり、
またまた謎は深まるばかりです。
どんどん謎は増える一方だけど、
これって最後には全部解決されるんだろうか?
不幸本だから、最後も不公平な終わり方をしそうで不安…;;
今回は、いつもより三人が(というかKlausとSunnyが?)冴えていた気がします。
でも、やっぱりいくら状況が彼らに不利で、
仕方がないとしても、悪いことのできない三人なんですよね;
他人を騙したり、危害を与えたり…
それじゃあ、Count Olafたちと同じじゃないか…と苦悩する三人に心が痛みました;
お尋ね者の容疑は晴らされず、罪状がどんどん増えていく姉弟妹…。
でも、今までは毎回Count Olafのことなど忘れようとしていた三人が、
他人に頼らず、自ら危険に立ち向かい始めたので、
今までよりはしがらみが少なくて、物事がスムーズに進むかも(爆
【つぶやき】
だんだん末っ子のSunnyが通訳なしで話せるようになってきて嬉しい♪ -
38,131 語
-
Series of Unfortunate Eventsシリーズの第8巻
-
図書館にドイツ語版がなくって、英語版あったから、今回は初めて英語版。
も〜ますます大変なことになってきたぁ〜!
子供と思わないでいこう…。
お話と思っていこう。
ネタバレ
↓
前作ではカウント・オラフの殺人のせいで、3人のボードレー姉弟はぬれ衣を着せられ、追われてしまう。これまたものすっごいいい加減な証拠なのに、大人たちは簡単に信じてしまうのよ。
かわいそうなボードレー姉弟…。
変な団体と共に病院で奉仕活動をすることに。
この奉仕団体もなんか、風刺?!それとも単にお話を面白くするため?
今回はヴァイオレットが危機に陥る。
首を落とされるぅぅぅ?!
も〜本当「んなわけないでしょ!」みたいなことが全体にちりばめられていて、こういうのって子供達はどう感じるのか知りたい。