The Slippery Slope (A Series of Unfortunate Events, No. 10)
- HarperCollins (2003年9月23日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9780064410137
感想・レビュー・書評
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読み終えるのに、一週間もかかってしまった…;
A Series of Unfortunate Events、第十巻です。
シリーズを読んでない方にはネタばれになるので、ご注意を!
前回、Sunnyと離れ離れになってしまったVioletとKlaus。
Count Olafの人質になってしまった妹の救出とV.F.Dの謎を解くため、
V.F.D.の本部を目指す二人は、その途中で“とある協力者”と出会います。
本部に到着すれば、これまでの謎が解決するはず…っと思っていた二人でしたが、
彼らの謎は、どんどん増えていくばかりです;
そんな中、一人きりCount Olafの元で奴隷扱いされていたSunny…。
雪の積もる山の頂上で、温かい料理を作れと無理な要求をされたり、
少ない物を利用して一生懸命作った料理をCount Olafに引っくり返されたり…
どうして、Sunnyばかりこんな辛い思いをさせられなきゃならないのか(涙;
でも、これまで乗り越えて来た辛い経験を通じて、
いつの間にか立派に成長していたSunnyは、敵の手中にいるこの機会を逃さず、
自らスパイ役を買って出ます。
Sunnyを助けるため、Count Olafと取引する手段を考えるVioletとKlausの二人ですが、
やっぱり卑怯な手や悪意のあることはできないんですよね;
だから、誰かを罠に掛けたり、他の人の身を危険に曝してまで、
自分たちの目的を遂行できない…。
人質に取られてるSunnyだって、
彼女がいなければ、Baudelaireの財産はもらえないんだから、
Count Olafに何を言われようが、無視してたって良いと思うんだけど、
しっかり料理しちゃったり…
甘いなぁ~っとも思うけど、そんな彼らだから良いのかも。
それにしても、今回はいきなり新キャラが登場したり、
過去のキャラが、続々登場したり…
いくつか解けた謎もあるけど、逆に見つかった謎も多いし、
ついでにあんまり話が進まないのに、長い!
語数見たら、今までで一番長かった…
なんか読みにくかったし;;
もちろん続きは知りたいけど、当分は控えようかな; -
53,813 語
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ナンセンス、これでもか、これでもかの不幸。ここまでいいことが起きないと、思いもしなかった人との出会いが「実は罠では…」とかいろいろと思ってしまう。
途中何度も読まないほうがいいと言われるけれど、ここまでひどいと何かいいことがないのか、と期待してつい読んでしまう。 -
Series of Unfortunate Eventsシリーズの第10巻