Castle in the Air (World of Howl, 2)

著者 :
  • Greenwillow Books
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本棚登録 : 54
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780064473453

感想・レビュー・書評

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  • 今、諸般の事情があって数冊の本を並行読みしているのでなかなか一冊を読破しきれない状態。

    Howl's Moving Castleの時も思ったけれど、Diana Wynne Jonesの作品に入り込むのにはものすごく時間がかかる。今回は3分の2ほど読んでようやく話に引っ張られた。

    英語のせいなのか文体のせいなのか分からない。今読んでいる『Road to Character』のほうが大人向けだけれどよっぽど読みやすく、すっすっと筋を追える。

    書かれた時代も大いに関係があるんだと思う。『Wind in the Willows』の時も同じことを感じた。

    中東あたりの神話的要素をよく知らないのも原因のひとつかとも思うけど、その割には北欧その他各国の神話的要素もりだくさんのNeil Gaimanは楽しく読める。

    主人公のじゅうたん売りの商人Abdullahが愛するお姫様Flower-in-the-Nightがジン(イスラム神話・伝説の霊鬼)にさらわれ、彼女をたすけるべく、空飛ぶじゅうたんの助けを得て旅立ち、数々の冒険を体験するお話。ソフィが出てくるあたりからようやく面白くなった。ハウルとカルシファーはほんのすこし登場するだけ。状況の設定がすこしご都合主義っぽく、Le Guinのいうファンタジーの世界の一貫性にすこし欠けるように思われたのは、『ハウル』の時と同じ。

  • (講座蔵書:#1~2、総語数約70000~80000語)

  • Howl's Moving Castle と一緒に買った本なので、Howl'sを読んだ流れで一緒に読んでみました。
    Howl'sの続編です。
    私はhowl'sがそれほど面白いと思わなかったので、あまり期待していなかったのですが、
    これは楽しめました。
    Howl'sよりこちらのほうが好きです。

    文章も、言葉のやり取りが面白くてよかったです。

    最後はすごく都合よくまとまってしまって、なんだかなと思いましたけれど。
    小さな出来事まで全部拾っていくことには感心しました。
    すべてが伏線になっていて、きれいに終わっています。

    ただ、Howl'sもCastleも少女マンガ的なんですよねー。
    そこがいまひとつ好きになれない理由です。
    Howl'sは、何を考えているのかさっぱり分からない男の子が、実は自分のことを思っていろいろやってくれていました、っていうお話だし、
    Castleのラストは結婚式でめでたしめでたし、だし。

    語り口が面白いだけに、少し残念。

  • YL7.5-8.0 / 74,585
    Howl's Moving Castle #2

  • あれ、違う話?と思わせるアラビアンナイト風な起。このキャラはどう見てもこの人だよ…と言うキャラクターがだんだん出てきて、話がまとまっていく。映画でもすごく仲良しな二人だったけど、いつの間にやら結婚しちゃって赤ちゃんの世話はなぜかハウルのほうが上手って言うのがなんだかおかしい。最後はみんなそれぞれ落ち着くべき所に落ち着いて大団円。とても楽しいお話だった。

  • 難易度: 2 (やさしい 1⇔5 難しい)  若き絨毯商人Abdullahは、絨毯を売っている時以外は空想にふけって時を過ごしていた。ある日、バザールの彼の店に奇妙な人が現れ、空飛ぶ絨毯を売りつけて行った。そしてその夜、絨毯に連れて行かれた不思議な庭で、Abdullahは美しい姫Flower-in-the-Nightと出会った。しかし、Abdullahの目の前でFlower-in-the-Nightは魔人にさらわれてしまう。彼女を助け出す為のAbdullahの旅が始まった…!   実はこの本、「Howl's Moving Castle」(ハウルの動く城)の続編なんよ。HowlもSophieも、Calciferも登場するし、Howl's…のその後もわかっちゃうど。 ファンタジーだけど、Diana Wynne Jonesの本は、ラストにすーっきりつじつまが合ってミステリーみたいでもあるかなぁ。 今回は、前作よりこじつけっぽい感じが否めんけど。 これもまた、エンディングを踏まえて読み返したい1冊。

  • 人間誰でも、空想にふけることはあるが。。。自分の父親は本当は何処かの国の王様でいつか、迎えに来てくれるという発想は。。でも、読んでいくと面白い内容で、魔法のカーペットが出てくるのがアラジンぽい。

  • 「ハウルの動く城」の続編。主人公は違いますが、ハウルもソフィーも登場しています。2人の間に男の子も誕生しています! 66,495語

  • 本文そのものも面白いですが、前作より少し後のソフィーさんやハウルの活躍したり見どころ満載。<br>
    元黒子猫ちゃんの将来が楽しみです。

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