In Watermelon Sugar

  • Vintage Classics
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本棚登録 : 18
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・洋書 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780099437598

感想・レビュー・書評

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  • 【概要・粗筋】
    "iDEATH"と呼ばれる場所はほとんどのものが西瓜糖でできている。そのそばで名もない「私」は本を書きながら暮らしている。日々陽の色が異なる太陽、毎日のように「私」を訪れる元恋人マーガレットと今の恋人でありマーガレットの友達であったポリーン、"the Forgotten Works"とそのそばで暮らすインボイルら飲んだくれたち、そして、私たちと同じ言葉を喋る虎たち。幻想的な"iDEATH"の世界を描くユートピア(?)小説。

    【感想】
    正直訳がわからない作品世界だった。時代も場所も不明だし、日の光の色が日々なぜ異なるのか、なぜ虎が喋るのか、なぜ「私」は両親が目の前で虎に食べられているのに、平然とかけ算を教えてもらえるのか、"the Forgotten Works"とは何なのか、なんであらゆるものが西瓜糖で作ることができるのか、など読み終えても、これらの疑問はほとんど解決されない(もっとも、最後の一文をどう解釈するかで、いろんな見方ができそうではあるが)。

    しかし、訳がわからないとは云っても、小説としてつまらないわけではない。むしろ、訳わからないけれど面白かった。それは「私」の淡々とした語り口と、牧歌的でありつつも、異様にグロテスク(例えば、"inBOIL's iDEATH")であったりする、その格差が良いのかもしれない。

    英文は非常に簡単で、中編小説で、かつ、一節一節も短いので一気に読み終えることができた。TOEIC600点レベルの英語力で十分。

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