- Amazon.co.jp ・洋書 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9780099448471
作品紹介・あらすじ
Twenty-two-year-old Sumire is in love with a woman seventeen years her senior. But whereas Miu is glamorous and successful, Sumire is an aspiring writer who dresses in an oversized second-hand coat and heavy boots like a character in a Kerouac novel. Surprised that she might, after all, be a lesbian, Sumire spends hours on the phone talking to her best friend K about the big questions in life: what is sexual desire and should she ever tell Miu how she feels for her. rustrated in his own love for Sumire, K consoles himself by having an affair with the mother of one of his pupils. Then a desperate Miu calls from a small Greek island and asks for his help, and he discovers something very strange has happened to Sumire.
感想・レビュー・書評
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It's the collection of Haruki Murakami's very unique way of writing. You can enjoy it!(マサト)
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多読再開の足がかりとして、日本語で読んだことがある上に簡単な英文で書かれた、この本を選択。するする読めました。
国境の西は読めば読むほど好きになるけど、それとは対照的にスプートニクは読むたびに輝きが失われていく気がする。歳のせいかな。 -
本格的に英語で小説を読んだのはこれが初めてかもしれない。日本語版は大学2年生くらいのときに読んだ記憶があったけれど、それとは別の本を読んだ感じ。
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すみれが山に登っていく場面で、ベートーベンのピアノソナタMoonlightが耳の奥で流れてきた。ざわざわした不思議な重力。
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すみれはどうして消えてしまったのか、最初に日本語で読んだときから時々考えます。ミュウに秘密を話すようにと迫る、憑かれたような言葉が印象的です。あるいはその時から彼女は消えかかっていたのかもしれません。
ラスト、"そこには間違いなく黴たような色あいの半月が浮かんでいる。これでいい。ぼくらは同じ世界の同じ月をみている。ぼくらはたしかにひとつの線で現実につながっている。ぼくはそれを静かにたぐり寄せていけばいいのだ。"という<ぼく>のモノローグがありますが、おそらくこれは楽観的すぎるでしょう。その後二人が出会うまでにどれほどの奇怪で過酷な状況を通り抜けなければならないか、それが"1Q84"において描かれていると読めなくもない。
ところでこの表紙なんとかなりません?頑張って電車の中で読んだんですけど。 -
表紙で買ったわけではありません。でも素敵な装丁。
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村上春樹「スプートニクの恋人」英語版。村上春樹の文章は、本人が洋書に精通し翻訳も行うからか、英語に直したものも違和感なく読める。海外にて誕生日にもらった本。