- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 8601404316128
作品紹介・あらすじ
His life was like his recurring nightmare: a train to nowhere. But an ordinary life has a way of taking an extraordinary turn. Add a girl whose ears are so exquisite that, when uncovered, they improve sex a thousand-fold, a runaway friend, a right-wing politico, an ovine-obsessed professor and a manic-depressive in a sheep outfit, implicate them in a hunt for a sheep, that may or may not be running the world, and the upshot is another singular masterpiece from Japan's finest novelist.
感想・レビュー・書評
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村上春樹の長編小説『羊をめぐる冒険』の英訳版です。ある日「僕」は、広告に載せた写真に写った、星の模様がついた羊を1か月以内に見つけ出せ、と右翼の大物先生の秘書から脅されます。その写真を送ってきた「鼠」を探すため、「僕」は美しい耳の新恋人とともに北海道へ向かいます。
ファンタジーのようなミステリーのような哲学書のような、村上ワールドは頭で理解しようとしないで心で感じながら読むのが良さそうです。というわけで、多読的読み方に慣れた人なら、短くシンプルな文に翻訳されたこの英語版でも楽しめるのではと思います。86940wd詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
あらすじ(日本語版)
僕は新しいガールフレンドから羊をめぐる冒険がはじまると不思議な予言をうける。僕と相棒の広告代理店に、大物右翼先生の秘書が現れ、特別な羊を下げ瀬と僕を脅迫した。僕の会社で編集したPR誌上に掲載された羊の写真は、僕の友人の鼠によって、北海道から送られてきたものだった。僕はガールフレンドとともに鼠を探すために北海道へ渡った。そこで待ち受けていた恐ろしい事実とは・・・
あらすじを読んでもここまで内容がよくわからないのはこれがはじめてです笑
羊やら鼠やらなんだろう、と思い手にしてみたら、とってもおもしろい!これは英語版なのですが、前半はていねいにわからない単語は辞書でひいていたのに、後半は先が気になって辞書全然使ってないくらい。
何かを探して(しかも見つかる可能性が低い)旅をする物語はどうしてこんなに魅力的なんでしょう。後にひけないような、前に進むしかないような切なさと、新しい土地での新しい出会いというささやかな楽しさ、郷愁、そういうの大好きです。さらに「羊をめぐる冒険」では謎が謎を呼ぶミステリー的魅力と、個性的なキャラクターもてんこ盛りです
一番個性的なのは「僕」じゃないですかね。追い詰められている状況なのでこれっぽっちもあせっているように思えず、なんか不思議な印象です。
「ノルウェーの森」で村上春樹を初めて読んだときから思ってたのですが、なんとなくノリが翻訳っぽいというか、洋画っぽいなあと感じたので、英語版のほうがしっくりきた感じがします。
羊男のセリフの読みずらさが異常 笑 -
"Better or worse, who can tell?"
The Rat laughed.
"I swear, in the kingdom of generalities, you could be imperius rex."
"Sheeplessly"
"You bet, sheeplessly". -
初 Haruki Murakami
英語版「やれやれ」 -
和書では大好きな羊をめぐる冒険も英語では表現が難しすぎる・・・。また挑戦してレビュー書き直そう。
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