Catch-22

著者 : JosephHeller

• Vintage (1994年10月6日発売)

感想・レビュー・書評

[johnnycakeさんの感想 · 2019年2月12日]

英語でCatch-22というと、どうあがいても抜け出せない状況のことを指すが、その語源となった本作、やはり凄かった。第二次世界大戦中にイタリアの島に派遣された空軍パイロットのYossarianを中心に軍の規律内の不条理を描く。あまりの不条理にもう笑うしかないという状況も。声を上げて笑える部分があるものの、根底に流れるのは戦争の不条理。背筋が寒くなることも多い。この本を読んでいる間ずっと仕事が忙しく、この作品中で主人公達の目標飛行回数がどんどん増えていく様子が自分の仕事量の増加と重なってすごく共感した。

[ちほさんの感想 · 2010年11月20日]

Crazy yet perhaps that's what is like during a war.