Goodbye, Columbus

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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 8601404750113

感想・レビュー・書評

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  • 前に読んだことがあるのだけど、そのときは何か面白くなくて寝ちゃったので、再挑戦。今回は、すごく楽しんで読めた。

    ニューワークの貧しいユダヤコミュニティに住む二ールと、リッチなユダヤコミュニティ出身の活発なブレンダ。2人はひと夏の恋をするんだけど、ユダヤコミュニティの中での階級差、信仰の差、それによるアイデンティティーのぶれや、劣等感、優越感。プラス、かつてはユダヤコミュニティだったニューワークに増える黒人コミュニティとの関係や比較、シンパシー。夏の終わりに2人は一緒に生きる選択をするの?っていう短編。

    全然話の筋と関係ないけど、読むといっぱいさくらんぼとグレープフルーツを食べて、スポーツがしたくなるよ。

    コロンブスは、作中で直接的にクリストファー・コロンブスを表すわけではないのだけど、黒人少年が見つめるゴーギャンの絵とか、ニールと少年の「新大陸」たどり着く悪夢とか、色々つながっていきそう。

    そして、主人公の信仰心と、図書館前の朽ちていくライオン象も、象徴的で

    読めば読むほど、パズルみたいにはまっていく作品かなー。またしばらくたったら読んでみよう。

    グラディスおばさんのキャラクターがすごく愛嬌があって、大好き。

  • 卒論。

    年齢、伝統、宗教、性別、そして資本の差に翻弄される人々、その中で若い愛の芽はどこまで育つのか‥
    ゴーギャンはじめ、時代背景がモリモリの大好きな一冊。

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