- Amazon.co.jp ・洋書 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9780140501803
感想・レビュー・書評
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マリー・ホール・エッツの代表作。
「ぼく」は紙の帽子にラッパを持って森へ散歩に行く。そして次々といろんな動物と出会い、仲間に加えていく。ライオン、ゾウ、クマ、ウサギ、カンガルー、などなど。
いつしか楽隊の行列ができあがっている。
「ピクニックとゲームをするために作られた場所」までくると、みんなはピーナッツやジャムや、そこにあったアイスクリームやケーキを食べる。
それからハンカチ落としをしたり、ロンドン橋落ちるを歌ったりして遊ぶ。次に、「ぼく」が鬼になってかくれんぼをしているとーー
動物たちはどこかへ姿を隠し、かわりに動物ではない何かが「ぼく」を探しにくる。お父さんだった。ぼくを連れ戻しにきたのだ。
「またね」とぼくは言う。「帰らないで。また探しにくるからね、森を散歩しにきたらさ」
ぼくはお父さんに肩車されながら帰っていく。
ひとつ気が付いたこと。マリー・ホール・エッツのかたる物語のすばらしいところは、明確な始まりと終わりがないところ。
本を閉じた後もまだ、お話の続きがあるような気がする。そしてその続きを空想してしまう。教訓も何もない、始まりと終わりがコインの裏表であることは自明の理、ただ、絵本のなかで生じるちょっと風変わりな出来事に立ち会っている感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新しいラッパが嬉しい男の子が森の中へ入っていきます。
おしゃれな動物たちの身繕いや遊んでいる様子に見入ってしまいます。 -
お子ちゃまが森を散歩する短いお話のなかで動物の名前や動作などを英語で学べる絵本。
英語初心者にちょうど良かったです。
ゾウさんが「ぱお~ん!」って鳴く動作は、ラッパと同じ
"trumpet”なんだね!
ペリカンのような長くてフラットなくちばしは"beak"じゃなくて"bill"だとか、かなりお勉強になりました。
※本に出てきた"bill"を持つ鳥さんは"stork"(コウノトリ)だったけれど、日本でコウノトリはそれほど姿がパッと浮かぶ鳥さんじゃないので、例はペリカンにしました。 -
息子に読み聞かせるために翻訳(日本語)版とともに借りてきました。
コールデコット賞をとっているのも納得、木炭画?で描かれた黒と白だけのすごく素敵な本です。
特に難しい単語もなく、文章も平易、"stork"は分からなかったけど絵本のお陰でつまづくこともなく、久しぶりに本自体を楽しめました。
一人の男の子がラッパをもって森の中をお散歩していると動物たちが次々とついてくる!分かりやすいおハナシと語句で、絵本を楽しむ余裕がもてるほどに読みやすいです。3歳半の息子は私が日本語交じりで読み上げてるのを聞いていただけですが、途中"look at me"というフレーズで、ピクリと反応を。ちょうどORTで"Look at me"を読んでいるからね~。
この本自体はまだまだ難しくて読んだうちに入らないかもしれないけれど、一つ子どもの進歩を感じられました。 -
白黒であることも相乗効果になっているのか、最初から最後まで不思議な雰囲気を漂わせる絵本。これは夢?というような錯覚に。自分も森へ迷い込んだような異世界に連れて行ってくれる絵本でお気に入り。
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新しいラッパとの帽子と夢のパレード。
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だいぶ前に読んで、また図書館で借りた。森の中の空気がたまらない。白黒の絵だけど、意外に子どもが持ってくる。特にコメントはしないのだけど。
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YL0.7 / 562w
53冊目/67,878w -
(4歳4ヶ月)
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新しいラッパを持って紙の帽子をかぶり、森の中へ。出会う動物たちが、男の子のラッパを聞くと…。マリー・ホール・エッツの名作絵本「もりのなか」のペーパーバックです。黒のコンテだけで見事に描かれた、森とそこに住む動物達と男の子のひとときの世界。不思議な余韻を残してくれます。